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仮想通貨の心

仮想通貨が暴落している。
業界3位?といわれていた、業者が倒産しそうだからだ。
しかも創設者が海外逃走を試み、現在、拘留されているとのこと。

ちなみに、アメリカの財務省、FRBなどドルの発行者たる権力側は仮想通貨を良し、としていない。
なにかと否定的な発言をする。
実態がない、ものがここまで上昇するかと。
裏では、仮想通貨がドルに変わる流通通貨となることを危惧しているわけだ。

基軸通貨がなぜここまで有利なのか。

それは、あらゆる決済業務がドルに依拠しているからだ。

銀行、石油、物流、なにもかもがドル建てだ。

戦争開始後、プーチンが、ルーブル建て以外の原油決済を拒否したニュースを聞いたことがあると思う。
産油国の強みをもってしてでも、ドルの壁は厚いのだ。
なので、プーチンはディスカウントしつつ、インドや中国に資源を売りさばいて戦争を続けている。
本音はイラついているはずだ。

基軸通貨のメリットはそれだけではない。
いくら借金しても、それこそ無限に借金しても、その他の国、が補填してくれるのだ。

現在のFRBの政策がまさにそうで、金利を上昇させればあれだけ借金してばらまいたドルも、勝手にアメリカ国内に戻ってくる。
おカネは金利の高い所へ向かう。
現在、アメリカを筆頭に先進国では、ユーロがようやくゼロ金利脱出、しかし、日本は相変わらず、緩和状態でリーマンショックのような円高になる要素はない。

こうした美味しい状況が、ひょっとして仮想通貨で崩れるのではないか。
仮想通貨が決済手段として、世界に選ばれるようになってしまってはドル基軸が破壊されるのではないか。
そう心配するのも無理はない。

消滅することはないと思うが、どうやらアメリカのSEC(金融取引を監視する所)は本腰をいれて、仮想通貨の取り締まりを遂行するのではないか。

日本でも仮想通貨に投資している、人は多いと思うが、注意したほうがいいだろう。

ちなみに仮想通貨は決済が総合課税で、収入と合算して税金がとられるので、税率一律20%の株より私には不利なので、一切投資していない。

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