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習近平の独裁

中国という国はほとんどの場合、革命によって政権が変わる。近代では共産党→国民党政権→清王朝→明王朝→元。。。
清王朝って、せいたいごうやら、ラストエンペラー溥儀、とかで有名なんだが、ものすごい長期王朝だったわけで。多分、行政がしっかりしていたのだろう。
が、結局、イギリスにやられて、どんどん、資産を削られ、滅びた。
当時、洪秀全の乱とか、下からの突き上げがあったし、これは日本も同様だった。
清王朝がほろびてからは、国民政府VS 共産党になったものの、アメリカがもはや支援しなかったのか、本土は共産党の支配下となった。これも結局は非エリートの共産党の勝利だった。アメリカの思惑としては対立構造を作ることで、軍需産業の維持をはかりたかったのだろう。
戦争中毒国家は他国の政治情勢まで介入する。。それがアメリカだ。

というわけで、習近平はこの歴史を熟知しているものと思われる。
低所得者の不満をあまくみてはいけないのだ。
よって、金持を叩きまくり、ガス抜きをすることで、さらに政権延命を目論んだのだろう。

民主主義でない国は利益が一方に偏る。
次、どこにいくかはその時々の王様次第なのだ。
共産党内での、争いはある意味、平等なのかもしらんが、
あくまで、憲法を超越した貴族の内ゲバレベルであって、けして
国民が主体となった改革でないのだ。

それでは中国に民主主義というものは根付くだろうか?
多分、不可能だ。
これはロシアも同様だ。
根付かそうとして失敗した歴史が幾たびもあるのだ。

国民党政府→共産党に変わるとき
→結局、毛沢東は権力から降りなかった。
大躍進の失敗→若い権力者の台頭(鄧小平など)→文化大革命で
失敗→鄧小平復活→経済成長→習近平の出現。。

ロシア
ロマノフ王朝→レーニンの革命→結局、トロッキーVSスターリンが出てきて、戦争もあいまって、残忍なスターリンの勝利→デタント、失敗→アメリカに軍拡戦争を持ち掛けられ(レーガン)結局、経済崩壊、ゴルバチョフが出てきたが、さらに悲惨な経済崩壊→プーチンの出現。。

結局、独裁者が出てくる土壌はなんら変化なく、彼らはおのれの権力を守るためには大衆の犠牲を厭わない。

毛沢東はたとえアメリカと戦争をしても、負けるとは思っておらず、「中国人民の数」が最大の軍事力だと考えており、何億人死のうが戦争を受けて立つ、、みたいな発言をしていた。

毛沢東の思想的後継といわれている、習近平。
暗い未来が待っていることは間違いない。

日本もヨーロッパも、アメリカも逃れるとは思われない。

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