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移民政策

保守派、と目される政治家でさえ、移民受け入れを連呼するのはなぜだろう。
このカラクリは政治家に政治権力がないことを示す、恰好の事例だと思われるので解説したい。

ごく簡単に結論を列挙すれば。
地方の人口が減ると総務省の権力が減退し困る。加えて大学も消滅し、文科省も困る。日本人よりリテラシーの低い外国人を雇うことで、人件費を落したい企業も困る。財務省は消費税がとれなくなって困る。ようするに困る、困るの大合唱が下地にあるわけである。
これは長い間経済が衰退してきた国の特徴ともいえる。
税収が減り、少ない財源でやりくりしなければならない、凋落国家はそのために税率をあげようとする一方で、企業にも忖度し人件費を抑えてあげようと目論む。

そこには国民はいない。

多くの日本人が勘違いしていることだが、日本の個人GDPはもはや先進国中最下位であることがわかってないのだ。あれほど馬鹿にしていた韓国よりも個人はびんぼーなのだ。
ようは日本は今、途上国なみに没落しているのである。

よっていくら、外人を呼び込もうとしても円安で安い給料が確約されている国に行くわけがない。

皆、アメリカ、まだ中国の方がましだとそっちへ向かうだろう。

政治家の移民万歳発言はこうした切迫状況を表していると思われる。

やはり適度なインフレは必要だ。30年もデフレで苦しんだのだから。
銀行ひもつきの識者やアナリストにだまされてはいけない。
日本のインフレはまだはじまったばかりで、まだまだ先進国には追い付いていない。

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