• 現代ドラマ
  • ミステリー

角川映画の頃

若い人たちは知らないだろうが、角川といえば、かつては映画だった。
横溝正史、森村誠一を前面に押し出し、いくつもの名作を作り上げた。その担い手だったのが、角川春樹で、昨今話題の前会長の兄である。

出版社が映画?
よくよく考えてみればおかしなものである。
だが、ひところ、日本中が角川映画に魅了された。

薬師丸ひろ子も、松田優作も、高倉健も、そしていまだに活躍する、へーちゃん、も。

1970年代、まだ子供だったが、有名どころ、とくにおどろおどろしい横溝正史ものはほとんど、映画館にいって見た。

中高になってからはさすがに見なくなったが、それでも1980年代も活発に映画を作っていた。

そして没落。。
角川春樹は逮捕され、獄中へ行き、角川出版を退社。
弟が実権を握った。
今でも覚えている。
角川春樹が逮捕された時、角川出版は巨大な謝罪広告をうった。
今考えれば、あれが兄、角川春樹をつきさすトドメだったのだとおもう。

が、角川春樹の勢いは超人的だった。
それからもなにかと映画を作り続け、彼の出自や人生を語る書籍がいくつも発表され、80を過ぎた今も時折話題にのぼるし、まだまだ死ぬつもりもなさそうだ。
何度も結婚し、俳句を作り、ユーチューブにも出てくる。

ひとこと
しぶとい。。

2歳下の弟、かつて自分を追い出した角川前会長のことをどう思うだろうか。
幻冬舎の見城社長がやたらと、悪口をふれまわっているが。
検察と戦っても無意味な、おそらく国策捜査であることはいつものパターンとは思うが、世論の反応は冷たい。

角川の資本に中国が入っていることも関係しているのだろうか。

社長が小回りの利く、夏野さんなので、生き延びるとは思うが、はたして。。。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する