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レビュー御礼&御礼~「御用聞き」

「まいど~、高尾さ~ん」

あら、玄関からお声が。
わたくしは読みかけの『今日から実践、メアド登録だけで毎月高収入』なるビジネス書を閉じ、玄関へ小走りで。

「ちわ~、クリーニング屋です」

そこには顔なじみのクリーニング店のご主人が吊るしのビニール袋をお持ちになり、立っておられました。

最近ではほとんどが、お店まで洗濯物を持参せねばなりませぬ。
町内に一軒ございますクリーニング屋さまは、こうしてご主人自らが御用聞きや配達をなさっており、重宝しております。

「こんにちは、ご苦労さまでございます」

「めっきり空気が冷たくなってきましたねえ。え~っと、高尾さんのお宅は、これだけだったかな」

ご主人はいつも白いゴルフ用キャップに、白シャツ、白いジーンズと白づくめでいらっしゃいます。
ご商売柄、常に真っ白な衣類をお召しとか。以前、お通夜にも白いスーツに白いネクタイで出向かれ、大層ヒンシュクをお買いになったとか。まあ、TPOは大切ですわねえ。

「ええ、今回はそれ一着でしたわ」

ご主人はビニール袋で包み、ハンガーに吊るされた真紅の対妖魔用ボディアーマーを差し出されました。
これは自宅で手洗いできませぬゆえ、こうしてドライクリーニングをお願いいたしております。

「今回も、かなり瘴気がこびりついてたねえ」

「ええ、やはり夏場は妖魔がそこらじゅうに湧いて出ますゆえ」

「二度洗いしてるから、邪気も瘴気もきっちり落ちてますよ」

「助かりますわあ」

「まあ、こっちも洗濯のプロだからね。先だっても霊媒師のお客さんから、商売用の着物のクリーニングを頼まれてね」

「まあっ、さぞかしびっしりと、こびりついていたのでしょうかしら」

「結構ね、繊維の奥まで怨霊の念がね。落としがいがありましたよ」

「さすがはご主人さまですわね。普通、怨霊や悪霊の念は落ちにくいものですわ」

「はっはっは。素人さんに簡単にケガレを祓われちゃあ、こっちは商売あがったりなんでね」

「ありがとうございます。これでまた妖魔退治に出かけられますわ」

「いちおう今夜一晩でいいんで、ビニールを取っ払って陰干ししておいてよ。
まいどね、また御用聞きに来ますんで」

ご主人はにこやかな笑みをお浮かべになり、帰られました。
さあ、これで綺麗になったボディアーマーを着て、冬の妖魔に立ち向かえますわ。

ルンルンと鼻歌まじりに衣装ルームへ参ります。
ハンガーからビニールをはずし、壁の鴨居へボディアーマーを。

リビングにて、カクヨムさまをチェックです。

ま!  アップいたしました拙作「面妖な金属男」に、レビューとお★さまをいただいております!

平原志恩さま、
しおんちゃん、夜も明けきらぬ早朝よりご覧くださり、誠にありがとうございます!
タマサブ、いかがでございましたでしょう。一般人には理解しがたい、いえ、したくない怪人でございます。ここまでポジティブですと、無性に殴り倒したくなってしまうのは、わたくしだけでしょうかしら。 おやまあ、わたくしらしからぬ過激な発言、失礼いたしました。おほほほっ♡
心より御礼申し上げます♬

陽野ひまわりさま、
ひまわりちゃん、お忙しい中わざわざご覧くださり、また書き手冥利につきますレビュー、誠にありがとうございます!
ま!  『魔陣幻戯~』にまでふれてくださるなんて、嬉しい♡
まさしく、キモヲタ、でございます。歓喜と嫌悪が見事なグラデーションを描いて、ひまわりちゃんのお声がこだまして参ります。
「~だぜ、だぜえ」で流行語大賞をば、一発狙って……無理ですわねえ。書いていながら 自身でもキモくなりますもの。うふふ♡
心より御礼申し上げます♬

夢見るライオンさま、
ライオンちゃ~ん!  なんちゃらイベントでご多忙の中、わざわざありがとうございま~す!
とうとう、書いてしましましたわ。いつかは書こうと思っておりましたの。でもライオンちゃんの後押しがなければ、無理でございました。これで『魔陣幻戯~』の主人公は、パーフェクトにタマサブと思われますわねえ。それでもいっか♪ と ポジティブなわたくし。
猟奇は少な目でも、ライオンちゃんが褒めてくれたからOKかしら♡
心より御礼申し上げます♬

にぎたさま、
どうも初めまして!  この度はお時間を割いてご覧くださり、誠にありがとうございます!
魅力的なキャラ、などとお褒めくだすって嬉しい♡
IQも嗜好も普通がよろしいですわねえ。でもマヨラーと呼ばれるおかたは、やはり大抵の食品にマヨネーズをかけて召し上がられるとか。わたくしは、ウスターソース派で……あ、関係ございませんでしたわね。すみません。
心より御礼申し上げます♬

黒島 気人さま、
どうも初めまして!  この度は貴重な読書タイムを拙作に費やしてくださり、誠にありがとうございます!
きらめくお★さまを頂戴いたしまして、つばきは嬉しさに舞い上がっております♡
心より御礼申し上げます♬

RAYさま、
RAYちゃ~ん、年末のご多忙な時期にご覧くだすって、誠にありがとうございますう!
「無敵」いただきましたっ♪ 純文学路線をかなぐり捨てたわたくし。
もう自身でも暴走が止められませぬ。え?  どなたもお止めくださらぬ上、遠くから高みの見物?  それが無難かと存じます。
仲良くさせていただいているのは、わたくしのほうですわ。お声をかけてくださるだけで嬉しいのです♡ いつでも馳せ参じます!
心より御礼申し上げます♬

伊藤愛夏さま、
愛夏りん、本当にお忙しい中、無理やりお声をかけてしまって反省いたしておりますの。シュン……
でもご覧くださって嬉しい♡
猟奇と申しますより、パラノイアなキャラですがお目汚しにはなりませんでしたでしょうかしら。
輝くお★さま、ありがとうございます!   何より活力源になります。
心より御礼申し上げます♬

8件のコメント

  • おはようヾ(*´∇`*)♪
    あっ、ボクもクリーニングいかなきゃ!
    家は御用聞きが来ないから(ノ_-)ハア…

    それは置いといて……

    つばっきーらしい作品、楽しく読ませてもらいました。
    スピンオフとして上手く見せていたと思います。
    これなら本編を読んだ方も読んでいない方もOKね。

    これからもカクヨムのカクの方にも期待します。
    がんばって(∩╹∀╹∩)ファイッ

    今日も一日笑顔でいられますように☆彡
  • まあ、RAYちゃん、おはようございます♬

    本当にありがとうございます!
    RAYちゃんにお褒めいただくと、ついついその気になってしまいます。
    でも嬉しい♡

    また奮起いたしまして、カクことにチャレンジしてみますわね。

    RAYちゃんも、今日一日元気に参りましょうね🎶
  • ちわ~、クリーニングの御用に伺いましたー
    …と見せかけて、ひまわりが伺いました♪
    つばきちゃんの近況ノートに名前が出るの、やっぱり嬉しいです(*´艸`*)

    『魔陣幻戯』のことを「キャラ濃すぎ」と書きましたが、もちろん良い意味でです!
    タマサブはもちろん、みやびも、ナーティさんも、伊佐神さんも、藁人形のレイさんも、みんなキャラが濃すぎてハリウッド級のスター性を感じさせますもの(๑>∀<๑)♥
    拝読中の『魔陣幻戯』、いよいよ魔奏衆との激戦場面に突入しますので、手に汗握りながら読ませていただきますね!
  • ひまわりちゃん、こんばんは♬

    レビュー、とても嬉しかったです。しかも書き手をくすぐるレビューで、心臓がドキドキいたしましたわ♡
    もう、お上手なんだからあ。

    もちろん「キャラ濃すぎ」はわたくしにとっては、最上級の賛辞をいただいたことになります。だって、わたくしのお話は地味ゆえ、せめてキャラクターだけは派手目に、と思っておりますゆえ。うふふ♬

    お忙しいのに、無理なさらないでくださいましね。
    16万文字強と、わたくしのお話の中では一番長うございますゆえ。
    ひまわりちゃんから拙作のキャラ名をお呼びいただけるなんて、つばきは幸せ者でございます。
    ありがとうございます♡
  • つばきちゃん、こんばんわ!

    徘徊族の時間がやってまいりましたよ♪
    足取りも軽くたったかやってきたしおん、でございます。

    私としたことが出遅れてしまいました……
    いつでもつばきちゃんのノートは一番の座を狙っていますのに……
    次こそは負けませんわ!

    この度は、つたないわたしのレビューなんぞに喜んでいただき、そしてこのような素敵な芸術作品をしたためていただき、まっことありがとうございます♡

    タマサブさま、まっことイカしておりました。
    楽しいひと時をありがとうございました♡
  • あらあら、しおんちゃん🎶
    おはようございます!

    昨夜は庭園にございます底無し沼に、どっぷり浸かっておりましたの。
    ようやく脱出に成功いたしまして、戻って参りました。うふふ♡

    しおんちゃんのレビュー、つばきは大層感激いたしております。ありがとうございます♬

    でも近況ノートは単なる御礼でございますゆえ、肩肘張らずに流し読みくださればと思います。
    「いいね」も要りませんしね♡
  • つばきお姉様

    ライオン、ようやく謎のイベントから帰還して参りましたわ。

    ほうっ。それはもうあらゆる魔族が参加する世にも恐ろしいイベントでございまして、ライオンもさすがに緊張致しました。

    こんな時にタマサブ様のような頼もしい殿方が隣りにいて下さればと何度思いました事かしら。

    いいえ、タマサブ様が短編に登場され、どうやら明日にも脚光を浴びそうな予感にライオンは喜びの遠吠えをあげておりますわ。

    それでタマサブ様の第二弾はいつごろかしら?
    もうすでに首を長くしておりますのよ。
  • お疲れさまですわ、ライオンちゃん🎶

    魔族の狂宴、なにやらわたくしもソソられますわね。
    タマサブ、果たしてつばめちゃんや涼ノ宮兄弟のように、ハジけてくれるかどうかは微妙ですの……
    どちらかといえば、「魔陣〜」の序章みたいになってしまいましたものねえ。

    久しぶりに物語を描きましたゆえ、かなりエネルギーが消耗している、つばきでございます。第二弾、またエナジーが満タンになりますれば、その時にでも。うふふ♡
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