町内にございます公園には、大きな広場がございます。
ようやっと秋の陽射しになって参りましたゆえ、水筒瓶にアイスティを満タンにし、それをタスキがけにするとわたくしはお散歩としゃれこみます。
広場には仲良さげなお年を召されたご夫婦や、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたヤングママさまたちが楽しげにおしゃべりをなさっておられます。
夏は夏でようございますれど、やはり秋は暑さで疲弊した心身をリラックスさせてくれる大気が充満し、一息ごとに細胞が生まれ変わるようでございますわねえ。
おや、今日は幼稚園の課外活動なのかしら。カワイイお揃いの制服を着て、園児たちが先生のお話を聴いています。
わたくしは銀杏の下に備え付けられております木製のベンチに腰を下ろし、青い空を仰ぎます。
園児たちの「ハーイ、わかりましたぁ」と、大きなお声で先生に向かって一礼する姿に目を移しました。
どうやらお弁当タイムのようですわね。
ワラワラと蜘蛛の子を散らすように、園児たちは広場内に散開していきます。
ふと視界に二人ほどの男の子たちが写りました。
どうやらわたくしの隣りにあるベンチで、お弁当を召し上がるようです。
「ふうっ、やっと一服できますな」
「ははっ、といってもタバコを嗜むわけではないいんだろう、きみ」
「無論さ。こう見えてもボク健康志向だからね。さあ、弁当でも食べようじゃないか」
園児二人はベンチに腰を下ろすと、足をブラブラさせながらリュックからお弁当箱を取り出しました。
「おやおやぁ、きみのお弁当にはタコさんウインナーが見当たらないようだが……」
「う~む。どうやら入れ忘れたようだな、そそっかしい。あれほど念を押しておいたのに、まったく」
「よかったらボクのをつまんでくれたまえ、遠慮は無用さ」
「いやあ、これは嬉しいな。やはり弁当にはタコさんウインナーがなければ、話にならん。帰ったらきつく言わねば。
では代わりに、このピーマンの肉詰めはいかがかな。まあ及第点をつけられる程度の味付けだがね」
「ふふ、きみは相変わらず辛口だなあ。確かに美味しそうだが、今日は遠慮しておこうか」
「よもや、ピーマンが苦手とお見受けするが。
おっと、これは失敬失敬」
「構わんよ。事実だ。
昨夜もそれで大ゲンカさ、情けない話だよ、まったく。
嫌いなものは嫌いでいいじゃあないか、そう思わんかね。
だから最後は思いっきり泣き喚いてやったさ。ついでにお漏らしもしてな。はっはっは~、これはたまらんわなぁ」
園児二人は楽しそうに高笑いし、お弁当をつついております。
わたくしもサンドイッチなど用意してくればよかったかも。
アイスティをいただきながら、カクヨムさまをチェックいたします。
キュキュ~ッ、とお腹大きな音で鳴りました。
まあっ! 拙作五点にまばゆいお★さまが点灯しておりますわ!
「ひねもす漫研、オタクかな」
伊藤愛夏さまより。
「THE☆騎士MEN」
ただの田中ロミオ好きさまより。
「猟奇なガール」
伊藤愛夏さまより。
「猟奇なドール」
伊藤愛夏さまより。
「予想外な涼ノ宮兄弟」
ただの田中ロミオ好きさまより。
伊藤愛夏さま、ただの田中ロミオ好きさま、この度は貴重なお時間をくださり誠にありがとうございます!
こんなにお★さまを頂戴できますなんて、つばきはとても嬉しい♡
心より御礼申し上げます。
今後とも宜しくお願いいたします♬