わたくしが庭園にて、夕餉用のカツオ(早朝より一本釣りに出ておりましたの)を裁きまして、藁で炙っておりましたところ、町内会長さまが回覧板を持っていらっしゃいました。
回覧板は役員であるわたくしから、順次ご町内へ回して参りますの。
ですからお回しする中身をきっちり詳細に確認しまして、一番上に印鑑を押します。
ゴミ出しの件、廃品回収の件、冠婚葬祭の件など多岐に亘ります。
あらっ、これは何かしら?
「不審者を見かけたら警察へ!」
まあっ、平和なわが町内に不審者ですって?
わたくしはカツオの炙り加減を確認しながら、詳しく内容を目で追います。
「最近深夜になると、油切れの自転車でキーキーと騒音を立てながら、町内を走る怪しげな人物が出没中。
目撃情報によると、性別年齢不詳であるが、赤っぽいスクール水着にヘルメット、赤い長靴を履いて大きなリュックを背負っているようだ。
しかもリュックからなぜか蚊取り線香を取り出し、一軒一軒の玄関先に火を点けて周っているということらしい。幸い失火はしていない。
目的が不明であり、戸締りなど充分注意されたし」
ですって! 怖いわねえ。いったいどんなおかたなのかしら?
これは警察にも厳戒態勢で臨んでもらうように、わたくし談判しに……えっ、ちょっとお待ちになって……
これって、よもや?
わたくしは板に挟んでありますその注意書きを剥がしましと、燃え盛る藁の中へ投げ込みましたわ。
失礼ですわね! スクール水着に長靴って。文言通りなら、アブない人ではございませんの!
あれは対妖魔用のハイテク鎧でございますのよ!
あらっ、煙が切れ長二重の目にしみますわ。
少し休憩してカクヨムさまをチェ~ック。
……なぜかしら? 拙作「猟奇なドール」にレビューとお★さまが!
ムネミツさま。
わざわざお時間を拙作にお使いいただきまして、誠にありがとうございます!
前作にも望外なレビューとお★さまを頂戴しており、わたくしは照れくさいやら嬉しいやらと、ボリュームマックスでカラオケで演歌を熱唱しとうございます。もちろん歌うは美空ひばりさま。
心より御礼申し上げます!
霧咲たち。
まあ、たちさま。お盆のさなかの貴重なお時間に、レビューまで書いてくださるなんて、ありがとうございます!
人称の使い分け、これはなかなか難しいのよねえ。うまく伝わっておりましたでしょうか。
「奇書」、うふふ、ステキな冠だこと。素直に喜んでおりますわ。
ちょっぴりでもお楽しみいただけたのなら、つばきは嬉しい!
本当にありがとうございます!
ハギワラ さま。
ア~ッ、我が心の師、ハギワラさま♡
望外なレビューに、わたくし驚いておりますの。なぜって、己にも人にも決して妥協を許さない、「鉄のハギワラ」でございますゆえ。
唯一無二……嬉しゅうございます。ただ、こういうキワモノをお書きになるおかたが、ほとんどいらっしゃらないからですわ。
でも嬉しい♡
師にお褒めいただけるなんて、わたくしの頬は桃色ですわ。
ありがとうございます!
織田崇滉 先生。
キャーッ~♡
わざわざお読みいただけるなんて、つばきは大感激でございます!
前作と比べますと、猟奇量が半減しているのでは? とわたくしは小さな胸(バスト、ではございません)を震わせておりますの。
いわゆる「エゲツナさ」が物足りず、先生のご興味にそぐわない出来になってやしまいかとシュンとしております。
詳細を手際よくレビューにおまとめになる筆力、さすがでございます!
こちらを読めば、物語をわざわざ読まなくてもいいくらいですわ。
ありがとうございます!
お目通しくだすったみなさま、心より御礼申し上げます♡
本当にありがとうございます!