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「novel首塚」参加作品の SF短編を公開しました

ハロウ、おハロウ。つるです。
「てんえが」連載終了でまだ腑抜けなんですが、 SF短編を公開しています。

「戦場の歌姫は虚空に夢を刻む」
https://kakuyomu.jp/works/16817330666295147552

これ、かつて SFアンソロジー同人誌に寄稿した過去作なんですけど、この度、Twitter自主企画「novel首塚」にぴったりの作品じゃん…! と思いたち公開の運びとなりました。
「novel首塚」とはこの11月いっぱい毎日のお題に合わせて「しゃべる生首」が出てくる作品を書きましょうという小説界の「奇祭」(主催者さま談)なのですが、5日のお題が「旅」だったので、こりゃいけるなと。

とはいえ、読んでくださいました方はお分かりでしょうが、この作品あまり「ちゃんと生首してない」。というか、「生首をそういう解釈します?」っていう扱い方なので、無理矢理ねじ込んでしまった感もあるのですが、でもアンソロジーのお題も「生首の少女と旅をする」だったので、もともと生首を題材とした作品だった、ということはここでお伝えしておきましょう…。
そのうえで「…あの解釈?」ってがまたアレなんですが。

ともあれこの作品は思い入れがあって、それは「初めてお金を出してまで読んでもらいたいと思っていただけた小説」なんですね。
アンソロジーの寄稿依頼は『虚空の書架』を読んでくださった主催者様よりいただいたのですが、「わたしの作品賑やかしにしかならないでしよーけど、それでもよければ」としか寄稿したときは思ってなかったんですよね。依頼はめちゃくちゃ嬉しかったんですけど!


ところがカクヨムのフォロワーさまが、アンソロジーが発売されたコミティアで、駆けつけて買いに行ってくださって。
家にいてTwitterのお迎え報告見て驚愕した記憶があります。
だって、自分の小説、お金出してまで読みたいって方がこの世に存在したんですよ?
そりゃびっくりするじゃないですか…!

あのときの感激がなかったら、その後同人誌出して文学フリマやらなんやらで頒布する、という流れにはならなかったと思うので、もうこの作品は記念的なものだし、アンソロジーにお声掛け下さった方も、そして駆けつけてくれたフォロワーさんも、恩人なんですよ、つるにとっては。

そんな記念碑的作品を、このたびnovel首塚を機に、再度表に出せて嬉しいですね。ほんとうにありがとうございます。

そういえば、この間「静岡文学マルシェ」というイベントが焼津でありましてね、在来線で往復6時間かけて覗きに行ってみたら「完売しました」って言われて腰抜けそうになったので、人生には時々、そういう思わぬご褒美が転がっているようですね。
生きてる価値あるなあって大げさでなく思えます。というか、生かされてる。ありがとう。

今週末11日は文学フリマ東京に出るのですが、ちょいちょい、そこまでデカくなくともご褒美みたいな出来事があればいいなーと思ってます。(『え-24 コズミックスタア』にいます)

画像は焼津で食べた海鮮丼。
美味しかったー!

ではでは、アデュー。

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