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公募に出した→落ちた。けどね、って話

ハロウ。おハロウ。つるです。

さて、昨日、某公募(ファンタジー界隈では本邦最高峰的な)の最終選考が出たんですけど「これが遺せればもう死んでもいいかな」くらいの気持ちで書いた作品は一次すら通っておらず。
はい、夏前に書いてたやつですね。

でも不思議なほど悔しくないんですわ。
一晩経ったいまも。

他者からの評価はどうあれ、そうとまで思える作品が手元にある事実。
それがまず嬉しいし、「ふーんこの面白さがわからないんだー」と不遜にも思うほど落ち込まず。
正直、発表前はかなりドギマギしてたんですが、いざ落ちたらぜんぜん「ふーん」でした。

思うにこれ、つるは本業でちいさなギャラリーやっているのですが(あまり高尚なアートとかでなくイラストやハンドメイド雑貨的なものを扱っている)そこでそういう作品と沢山関わってきたからこそなんですよね。
「メジャーでなくてもいい、自分がいいと思ったものを扱う」。
思えばずっとそうやってきたのでした。

だから甘すぎると思うほどに、自分の作品も、まず肯定できる。自分が納得できるものが書けたならそれがいちばん。賞に対しては、その機会をくれてありがとうね。そんな気持ちです。

それでも、自分の本が書店にあるというのは憧れる。(ライター時代に単著でなくともそれは満たしていますが)もっと多くの人に読まれたい。「作家」と名乗ってみたい。

そういう願望ももちろんありますよ。
それに賞をひとつでも受賞できると、心の支えになってくれるのは、ムサシノでつくづく実感していますし。

でも、なにより自分が納得できてればまずはそれでいい。それでこそ次に行ける。また書ける。

そういうスタンスは、本業でギャラリーやっていないと掴めなかったと思います。小説一直線の人生では得られなかっただろうとも。

だから、いろいろ繋がってるね。ありがとう。という気分です。

今回ダメだった作品はもっといいところがあればまた応募するし、それでもダメだったら同人誌としてかたちにします。それでいいんじゃないだろうか。
(カクヨムで出すこともあるかもしれないけど、それには内容がセンシティブなんだよなあ)

とにかく、今回の落選はいろいろ人生繋がってるんだなぁという思いを新たにした出来事でした。だからきっと、今のつるも何かに繋がるはず。

だったら、やっぱり「格闘」するしかないんですよ、自分の人生と。

それはともかく連載中の『天を描けど、光なお遠く』はクライマックスです。これも公募用なんですけどね、書けてよかったとすでに思っておりますよ。なのでよろしく。


画像は意味もなく、先日作ったイヴァンとスノウのアクリルスタンドです。
かわいいね。

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