『名探偵悪役令嬢』完結しました。

名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406

 どんどんどん、ぱふぱふー!🎉
 ご愛読いただきありがとうございました!

 蒼桐さんに大感謝です。校正以上の校正をしていただき、たいへん嬉しかったです。振り返るとあれはライザップの物書き版だった気がします。ありがとうございました。

 レビューいただきました皆様にも大感謝です。応援いただいた方にも大感謝です。ありがとうございました。

 2月は名探偵悪役令嬢を少し直して百合文芸に持って行きつつ、たまりにたまったネタを元に百合系の短編をたくさん書きたいかなと思ってます。
 ぜひ、よろしくお願いします。

 ひとまず寝ます。それから旦那の機嫌を取ります。あとでお祝いにケーキ食べます。

2件のコメント

  • 毎日更新お疲れさまでした。そして完結おめでとうございます。連載途中でこの作品を見つけ異世界探偵ものと珍しかったので興味を持ち読み始めました。
     「時間制限」があると解決策をみつけハッピーエンドになるか今作のように切ない終わり方かのどちらかになると思いますが、どちらにせよ終わりまでの道のりに切迫感がでていいですね。
     最後の章では『天鏡のアルデラミン』の主人公が最後に自分に罪を着せ牢屋に入るシーンが思い浮かびましたがやはりそうでしたか。個人的にはヒロインと主義の違いから悲しい別れになってしまったやりきれなさもあの作品では強く残っています。
     結果論ですがどうしても思ってしまうのがもう少し早く主人公たちが魔族領にいけなかったのだろうかということです。特にアーシェリの死がもったいなくてそう思ってしまいます。
     結局のところこの世界は何らかの方法で故人の記憶を移植した人工の電子世界ということでしょうか。また月との戦いの話やこの世界が作られるきっかけになった現実世界側での出来事など設定があれば知りたいです。
     魔族のような異種族が進化する可能性ですが、生物学的に考えると二通りあるかと思います。一つ目は人間と魔族の共通祖先となる種がいて物理的に隔離され種分化する場合です。過去にはネアンデルタール人と我々現生人類が同時期に存在していたこともありますが、結果として現生人類によりネアンデルタール人は滅んでいます。よって物語にあるような争いあうような種族として存在するには互いにある程度の文明力・技術力を持った状態ではじめて交流が起こりえるような過酷な環境によって隔離されている必要があるかもしれません。例えば極めて高い山脈によって隔離されていたりなど。二つ目は人間と異なる系統から進化する場合です。この場合も人間とは物理的に隔離された環境である必要があります。これは一つ目でも言えることなのですが動物は生態系において特定の生態的地位を確保しており、人間のような知能を持った動物が同じ生態系内で共存することは不可能であると言えます。(これは人類において現生人類しか生き残っていないことに言えるように)したがって魔族のように人間と異なる種で同レベルの知能を持った動物が存在するには人間が存在しない環境で人間と同じような生態的地位を確保する必要があります。
     以上のように二通りの進化の過程が考えられ、一つ目の場合は人間と子供ができる可能性がある場合がありますが、二つ目の場合は人間との子供はできないことも重要です。また二つ目の場合人間と同じように直立二足歩行を行っても全く異なる形態をしている種の可能性がありますが、一つ目の場合では同じ系統のため似たような特徴になってしまうかもしれないので人間とは大きく異なる環境で生息しているような設定があれば人間と異なる特徴を得られるかもしれません。例えばより過酷な環境に適応し、子孫を多く残すためにより短期間で子供を産むようにることがあるかもしれません。どちらにせよ3種以上の人間と同等の知的レベルを有する種族を想定することは難しく、エルフ・オーク・ドワーフのように多様な種族が存在するには神話のように神に作り出されたときから同時に存在するしかありえないと思います。
     生物学的に考えると奇跡的な可能性でしか難しいと思いますが、私個人の意見ですので誤った情報の可能性もあります。動物の種分化について調べてみるといいかもしれません。長くなり申し訳ございませんがこれからも応援しています。
  • ここまで深くお読みいただき本当に嬉しいです。
    また、たいへん勉強になるお話しをいただきありがとうございます。

    まず「もう少し早く主人公たちが魔族領にいけなかったのだろうか」ですが、

    ・1話時点ではユーリスが魔族を裏切った形になっていて、このまま行くと魔族から被害を受ける可能性があった。実際2話では魔族から脅されてた。
    ・先輩=大公とわかった際、自分の身を対価とすることで、身の安全を図ったが、まだユーリス自体の安全性がわからなかった
    ・グレルサブで魔王と接触した際は、母の首を贈ってごきげん取りながら経過を見ていた

    というわけで慎重に進めている感じでした。10話で母からユーリスのことを告げられたり、魔王の様子を見て、ようやく魔族領行きを決めますが、王都襲撃が起きてしまい……となります。


    「月との戦いの話やこの世界が作られるきっかけになった現実世界側での出来事」ですが、一応こんな風に考えています。わりとウェットウェアなものです。

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    ・ネフィリアの軌道エレベータ稼働
    ・月に種子貯蔵庫や記憶保管庫が置かれる
    現実ではこんな提案があります。
    https://www.cnn.co.jp/fringe/35167939.html

    記憶の方は生体で保管する技術があるとします。
    『ブレインストーム』よりは、構造と電気信号をまるごと生体としてコピーできるようなイメージ。

    ・何かの事情で衰退する
    たぶん経済的問題が悪化して子供が作れなくなり、人や家畜から滅ぶ感じです。
    家畜とかも数を作れなくなり、どんどん悪化します。

    ・短縮ゲートの発明。いわゆる妖精の道。
    月に行く方法が作られる。

    ・ネフィリアの軌道エレベータ崩壊。大災害になる。
    妖精の道も閉じられる。大混乱。

    ・ほぼ地球の生物が絶滅

    ・月の種子貯蔵庫が自動で動き出す。
    でも、一部欠損していたり、元になるたんぱく質や、育つために必要な土壌がなくなっている。

    ・記憶にある見た目などから遺伝子を復元する作業が始まる。姿や形から遺伝子を逆算して作られる。
    ※長楽が言ってた記憶が作ったというのはこれ。
    この技術と真逆に顔からDNAを作る、みたいなものです。データ自体はある見込み。
    https://wired.jp/2013/05/09/artist-dna-portraits/

    ・ある程度復元できたところで、地上にプラントと種子、遺伝子情報が降ろされる。

    ・高位魔族を生産。安全に成長する時間が取れないので、最初から大人として作成。いっしょに持ってきた記憶を定着させる

    ・ロボット的な小間使いでゴブリン等の魔族が作られる。これは犬や家畜の記憶を使い、高位魔族には従順にする

    ・いずれも貴重なたんぱく質なので死んだらプラントでリサイクルされる。記憶も取られる

    ・魔法を発現させる生体ナノロボットを生成して散布。
     テラフォーミング(というか生態圏回復)に使われる。

    ・やがて種が定着、育ち始める。
     たんぱく質などのリソースが増えていく

    ・人が生まれる。最初は魔族ベースの体に記憶を定着させる
    ※大公はこのあたりの生まれ

    ・妖精の道の再発明
    ※生体ナノロボットの事象観察をずらすことで素粒子レベルで変更させる(ホログラフィック理論が出たのはそれ)みたいな

    ・リソースが少しずつ回復し、人体ベースの人間が増える。赤ん坊から生成できるようになる。

    ・人間の自然分娩ができるようになる。その際、遺伝的欠損で古代から連綿と続いていた記憶が継承されていないことが判明。動物的行動は取れるのだけど、人としては機能不全。
    ※遺伝情報に記憶がある説を取っています。下記とか。
    https://wired.jp/2019/07/05/inherit-learned-information/

    ・記憶を戻すのが追い付かなくなる。地上に下ろしたぶんでは足らないので、月から記憶を持ってくる方法を検討

    ・それでも人の増殖スピードに追い付かないので、長楽が「いま生まれている人間にある記憶を抽出して利用」することを発案。人を女神化させて、月へ飛ばし、そこで記憶を取って利用している。
    ※この仕組みが転生となる

    ・以降人々は教会で洗礼するように見せかけて記憶定着をさせている。このあたりは最初の聖女がグルになっている
    ※魔王はこのあとの生まれ
    --------

    と、細部はあまり詰めていませんが、設定的にはこんな感じです。

    記憶にある見た目などから遺伝子を復元させているので、長楽が記憶していたゴブリンとかも、進化系統から外れて生まれています。ただ限界があるので「似たような感じの生き物」として作成されています。ほかの魔族側の生き物たちも「同じ名前で似ているけれどちょっと違う」ようにできるだけ描写していました。

    このあたり本編で取り上げるのはそもそもミステリーなので微妙でしたし、外伝か何かで触れようと思っていました。どう読むのかは読み手の自由ですし、またこれ以外の設定でもいいかなと思いますので、ぜひ自由にお読みください。
    それではよろしくお願いいたします。
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