事の始まりは、いつもお世話になってるあおいあおこ様からアカウント紹介いただいたので、何かお礼がしたいと思い、お望みのジャンルがあれば書きますーと私が言い出したのが最初でした。
いただいたテーマが『不憫』。んー、どういう種類の不憫があるのか『不憫BL』というそのものずばりの漫画読んだり、いろいろ調べていくうちに、結局のところ「高い位置にいる人が低い人の行動を見て思うこと」というあたりに感覚が定まりました。
そこから頭の引き出しから使えそうなモチーフをガラガラとかき集めます。
・時間制限を感じる男の娘の同人漫画よかった。
・おっさん×男の娘は私の鉄板。
・有名な人だけど知らない→気が付いたら気後れするシチュのエロ漫画良かった。
・『メグチカ!』書いたときにフィンランド語を本文に混ぜるの割と楽しかった。
・最近ロシア語でデレる話もあって、なんか言語でギャップ作るの流行ってる感。わりと好き。
・おっさんをフィンランド語話すフィンランド人にするとしたら、もうメタルしかないのでは。Stratovarius大好きだし。メタル大国フィンランド。
・田舎を巡業する元有名バンドはたいへん。舞台はそこで。
・旦那に「戸愚呂兄みたいな髪になってる」と言ったら「せめてブライアン・メイと言ってくれ」と言ってたのでキャラのイメージはそれで。
・フィンランドは自殺大国でもあるので、おっさん×男の娘の共通ポイントはそこ。
・外国の人とコミュニケーション取るのはなかなか大変。単語がわかっても発音が通じない時もあるし。仕事で現地に行ったとき、英語が通じない相手で、通訳挟むより結局キーボード奪い合って単語打ち合ったのが速かったなー。そんなエピソードを主軸に。
というのをまとめて仕事終えてから書き始めて、書き終わったのが午前5時……。
ちょっと長く書き過ぎましたね。
北欧メタルギタリスト×絶望男の娘
第6話 また会えることを知っている
https://kakuyomu.jp/works/16816700428850659196/episodes/16816927860146391134ここで書いた不憫の源泉となる「高い位置にいる人が低い人の行動を見て思うこと」は、
・性別、性志向、性遍歴
・職業。立場
・年齢。体力
・言葉。人種
・出身地。生き方
などなどてんこ盛りです。そこらあたりの不憫ぽいところ、もどかしさを感じてもらえたら幸いです。
この話、一度読んでいただき、本文中のフィンランド語を翻訳してもらえると、また味わいが変わるように作りました。一話で二度おいしい、そんな作りになっています。よろしかったらご賞味ください。
最後のギタリストが話す、このタイトルの元ネタになっている英語はStratovariusというフィンランドのメタルバンドが歌う「SHINE IN THE DARK」の歌詞からお借りしました。タイトルは主題に合わせて直訳ぽいものにしたのですが、歌詞のネタ的には「死んじゃっても俺たちまた絶対会えるはずだぜ」というすごくせつない内容で、死んだ友人たちを想いながら、死にたがってた男の娘への別れの言葉として、なんとも複雑な意味が出せるかなと思い、この言葉にしてみました。
短編系、ネタはいくつか転がってるのですが、お題があるほうが書きやすいので、気軽にお声かけください。もうちょっとしたらskebでも始めてみますかね。
次はたぶんメグチカさんです。
それでは皆様、よい読書ライフをー!