ハニービタートラップシュガー第23話を公開させていただきました。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427709251432/episodes/16816700428109490836作り手が内情を話すのはカッコ悪いことと思うのですが、ちょっとこの話だけほかと事情が違ってて。
実は3回ほど全ボツにしています。昨日ようやくウィリアムギブスンの「ニューローズ・ホテル」みたく、アキトからミヤコに語りかける構成ならなんとかいけるんじゃないかと思いつき、どうにかたどり着けました。話的にはそれぞれの想いの整理なのですが、それをどう感情に載せようかと悩んでいたのです。結局言い寄られている本人からの視点で語ってもらいました。
書いてて自分の恋愛観はこうなんだろうなと再確認させられました。旦那に「私のどこがいいんだ?」と聞いたら「お前のご飯がおいしいからだ」と即答されて。我が家もかなりズタボロですが、それでも生活を続けていくのは互いに大好きだからできるのでしょうね。そんなことを物語にしたいとき、やっぱりご飯と恋愛は切れないな、と思ってこんな構成にしました。
今回も恥ずかしいことに推奨BGMを載せました。
坂本真綾「僕たちが恋をする理由」という曲はほんとに良い曲で、話的にぴったりと思ってます。
坂本真綾さんは私が重要なときにいつも登場してくる感じで、彼女の最初のデビュー時はのちにたくさん勉強させていただいたある演出家さんとこで放映を見てましたし、坂本真綾好きでつながって重要なお仕事を偉い人とごいっしょできたり、誕生日に好意がある方から冬寂が好きそうとアルバムをもらったり、あるプロジェクトのプレゼンで仮歌として使わせてもらったり、ほんとにすごい局面で現れてくるのです。なので、重要なこの話にも、と思いました。
風呂敷を広げるという意味での物語の展開としてはこの話で終わりです。次話はクリスマス当日です。みんなこれからどうなるのか、もうちょっとお付き合いいただければ!