「潮の香り」
https://school.genron.co.jp/works/sf/2019/students/furukawa3/3821/■ 受講直前
提出後、
1. AR という用語を使ったけれど、VR のほうが意味が通じるな、と気づいた。
2. SF要素が弱い
3. 主人公のストレスと変化が弱い。「若者に促されて、アクション起こして、諦める」では小さい。
ということに気づいた。
最後のやつは、ずっと課題になっているやつで、またしくじった。諦めきれずに、もう一度なにか頑張って挑戦する、とかにすればよかった。字数内に収まるはずだ。
■ 受講
今回は泣きながら帰宅かと思いきや、大森望先生に言及されて、ひとすじの光が見えた。
大森「オチはよくあるタイプのARオチですけれど、かなりリアルな介護物の文脈の中で出てくると、わりと新鮮ていうか、あまり読んだことがない。その組み合わせで面白くなりそうな感じがする」
ああ、ありがとうございます。号泣。
一方で、小川哲先生からは「ARでは視覚をジャックできるが、他の感覚をジャックできない。たとえば痛みがなくなるわけではない。そこがほったらかしすぎて、よく分からなかった」という評価があった。
ですよねー。
完全に VR に振り切って、モルヒネで鎮痛させてるくらいがよかった。と、今なら思う。
ARにした理由は「若者が来訪したときに対面する」という体験は、ほとんどVirtualに乗っ取られたARだよな、MR(Mixed Reality)かな?でもMR分かりにくいからARだな、と考えたからだ。まったくどうでもいい話だ。VRにして、来訪者がVRゴーグルに映し出されてもいいし、インターホン越しに話しているとかでもいい。
ちゃんと伝わるように書きましょう。
あと、大森望先生からは「面白くなりそうな気がする」という評価をよく受けるので、そろそろ面白くせねば、とちょっと焦り始めた。あと3回+最終作品だよね?
■ なんで書いてるのか?
小川哲先生が、適切なトーンでコメントしたいから、という意図で「プロの作家になりたい人は?」と会場に聞いて、何人かが挙手した。そして、私は【挙手しなかった】。いやーださい。ださすぎる。
いやもうね。いや、しょぼいですよ、私の文章は。身の程知らずですよ。でも職業作家になりたいなーと思っているわけです。ナメてるかも知れないけど、でも、思ってるわけです。
で、文脈的に隠す必要ないわけです。
じゃあ挙手しろよ、昨日の自分。
■ 懇親会
いわゆる飲み会。今回は先生方や、先輩もいて、参加者多数。そのせいかどうかわからないけど、喫煙もなくて、過ごしやすかった。
いつも話したかったけど、怖そうでなかなか機会がなかった人ととなりになって、たどたどしく話せたりして、おおなるほどーとか思うこと多数。他の人とも、そういうのがあった。文フリで、講座以外で書いている文章を読んで「へー意外!こんなこと書いてるんだお」という発見があったからだと思う。世界をどういう風に見ているか、という別の視点を垣間見る感じ。
講座が終わったら、東京ニトロさんみたいに、自分がどんなスタンスで参加してたか、まとめてみようと思う。ものの見方、というのが、ずーっと重要キーワードになってる。
櫻木みわ先輩は、とても優しかったです。ありがとうございます。
そして麦原遙先輩に、槍SFの解釈を聞こうと思ったんだけど、聞けず。でも、聞かなくてよかったかも知れない。再読しよう。
■ これから
作品世界の登場人物が、その世界をどのように知覚するか、ということを自覚的に気にする。
主人公にかかるストレスを、最初に思いついたアイデアの10倍くらいに飛躍させてみる。
SF要素を、最初に思いついたアイデアの10倍くらいに、風呂敷を広げてみる。