多分これで最後。

「信仰への道~求道者とともに歩む」横浜教区典礼委員会編。女子パウロ会発行…求道者養成の手引きとなる『成人のキリスト教入信式』儀礼書の解説。具体的に言うとこの典礼行為にはこういう意味があるんだよ、という解説。

「東京周辺キリシタン遺跡巡り」高木一雄。聖母文庫…東京近郊に残った切支丹の遺跡を歴史と行き方と図版で分かりやすくガイド。だが中身は重い。

「大江戸死体考」氏家幹人。平凡社ライブラリー…江戸の死刑執行人、山田浅右衛門の活動を中心に犯罪、死体処理、処刑、刑罰をわかりやすく解説。図版豊富。カバーからして死体切り刻みの図。

「江戸のキリシタン屋敷」谷真介。パウロ文庫…ジュニア向けに書かれた江戸のキリシタンが押し込められた牢屋敷、転び伴天連が暮らした屋敷およびその生活などのわかりやすい解説書。内容は激重い。

「日本二十六聖人殉教記」ルイス・フロイス(結城了吾訳)聖母文庫…ルイス・フロイスがマカオのイエズス会までせっせと送った書簡+当時日本にいた宣教師たちの手紙、修道士たちの記録も。基本にして貴重。ただしイエズス会視点。

「キリシタン史考」フーベルト・チースリク。聖母文庫…著者は旧東ドイツ出身の司祭。専門はキリシタン研究。教会の中から見た視点で当時の布教政策、経済問題、切支丹大名の考えとその後など纏めてある。キリシタン史についての研究誌中で、信徒からの質問に答えるべく司祭向きに書かれたものに加筆された。良書。

「キリシタンの心」同上…こちらも日本人の「こころ」に焦点を当て、当時ヨーロッパで信仰されたキリスト教と日本に広く布教された耶蘇教について論じている。

「伊達政宗の遣欧使節」松田毅一。新人物往来社…伊達政宗の遣欧使節の一件を遡り、イエズス会の戦略、秀吉・家康の策、ルイス・ソテロの行動等、歴史ファンの贔屓、少年たちへの感情移入を排して冷徹に紐解いた書。著者は上智大学文学科卒、ナヴァラ大学客員教授を経て清泉大学教授、関西外語大教授。フロイスをはじめとした布教初期資料の研究家。

「よくわかるカトリック」小高毅。教文館発行…第二バチカン公会議後の教会の意義や現代の信仰の在り方、育み方についての入門書。著者はフランシスコ会の司祭でアントニオ神学院元院長。聖公会の神学院でも教えていた。専門は教父学。作者はリアルで存じていますがすごくいい人。

「拷問刑罰史」名和弓雄。雄山閣発行…拷問編、刑罰編、捕物編に分かれており、それぞれ大変詳しく(周辺のお話も含めて)書いてある。特に前二つが圧巻。縄の掛け方や吊るし方など大変詳しく書いてある。著者は多くの映画やドラマの時代考証をしてきた武術家。





以下については後で書きたいです



「十六~十七世紀 日本におけるフランシスコ会士たち」1980年・石井健吾師
という本も欲しい。石井氏は瀬田のフランシスコ会のアントニオ神学院の図書館長を長く務め、フランシスコ会の歴史研究をなさっていた。ご本人は六本木の修道院にいらっしゃるが、今は図書館は禁部外者。私は神父の紹介状を持って、時間を区切って閲覧させてもらえたラッキー。お元気かなあ。