「米沢今昔『街あるき』読本」1~3…米沢商工会議所発行。「天地人」の舞台になった米沢市。平成16年度から18年度にかけて米沢市中心市街地活性化事業の一環として作られた冊子。市街地新・旧町名MAPが載っていてとても便利。拙作「彼方の光」での人物の移動のルートや事件が起こった場所などどんどん書き込める。資料性、わかりやすさともに高い。駅や市内の施設に置いてあるものなので商工会議所にメールすれば送料だけで送ってくれる。

以下は国立国会図書館で複写できた資料

「東北キリシタン史」浦川和三郎。1957年日本学術振興会発行…著者は本書発行の二年前に亡くなったカトリック仙台教区司教。東北六県の切支丹の歴史が、司祭という立場から想像するより。意外にも情熱的な文章で綴ってある。資料というより熱いドキュメンタリーとしても読める。なお歴史的な古書なので国立国会図書館でデジタル資料として閲覧・複写のみ。

「米澤藩内切支丹の実相」奥村幸雄…著者は山形県立荒砥高校の社会の教師(当時) 実は自分の実家の隣町の人であり、灯台下暗しとはこのこと。現在の所カトリック米沢教会の列福資料と並んで置賜・上杉家領内の切支丹事情を知るには第一級の資料。当時の名簿、日記、手紙、寺の過去帳、神主の記録など。勤務校の生徒と共に足で探した資料がこれでもかと並び何をおいても入手すべき。だが国立国会図書館では元の本の半分しかコピーさせてもらえず、他には米沢市立図書館(利用は市民のみ)に蔵書としてあるのみ。奥村先生、もし御存命なら帰省した折に直接買いに行きたいです。

以下は学会誌「基督教史学」(基督教史学会編集・発行) より

第八号P1~P15 「キリシタン布教期における教理教育」助野健太郎(聖心女子大名誉教授。専門は日本キリシタン史)

第十号P76~P86 「国内資料より見た米沢藩の切支丹」榎本宗次(山形県在住だった史家でこの分野の研究の先駆者)

第十一集P1~P14 「吉利支丹文献に現れた『天主』なる語をめぐって~明版の天主教書との交渉」 柊源一(上智大学文学部教授。専門はキリシタン文学)

第十三集P56~P57 「旧キリシタン宗門の性格」助野健太郎(前述)

第十三集P1~P22 「南蛮人の見た十七世紀初期の都」J・L・アルバレス・タラドゥリース(佐久間 正訳)…大阪外語大学学報1957年2号掲載のアルバレス教授の論文の訳。ザビエルとオルガンティーノの当時の書簡・文献を踏まえての論文)