• 現代ファンタジー
  • SF

横読みのWEB小説における改行


 X(旧、Twitter)で「どの程度改行する?」という話題を見かけました。

 色々な意見が交わされており興味深かったです。

 やりとりの文脈的に「段落分け」の改行の他に、空行も含んでいるようないないような……?
(違ったらごめんなさい)

 まず「改行も空行も相当少ないのに、とても読みやすく面白い」作品として怪蒐師を紹介。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656662458086
(作者/うろこ道様)

 次に「改行少なめ、一段落辺り長め、空行テンポが独特、良作」シロとクロとわたし。を紹介。
https://kakuyomu.jp/works/16817330664653633768
(作者/RICORIS様)

 まず、怪蒐師がどうしてあんなに読みやすいのか理屈でも感覚でも説明できません。
 どなたか分かる人がいたら教えてもらえると嬉しいです、切実に気になる。

 シロとクロとわたし。に関して、空撃ちの空行は何となく肌感で(良い意味で)引っかかるものがありました。



 僕自身の作品について。
 肌感で引っかかった空撃ちの空行を活用しています。
 時に多すぎたり、自分のアレンジを加えていますが(僕のやる「空行二連+一行+空行二連」って「小説」としては本当に良くないと思う)楽しく書きたいので開き直りました。

 また、昨日完結した第一部は意図的に
 
・なるべくなら一行を二十文字程度
・それら三行ほどを目安に構成した一区画
・区間と区間の間は空撃ちの空行

 という作りにしています。
 一区画が一ツイート(1ポスト)程の感覚です。
古くから語り継がれる「今北産業で頼む」という言葉から着想を得ました。

 多分なんですけど、作品の良し悪しに結びつくかは別として「あっさりで(稚拙な空気あるけど)読みやすい」と僕は考えています。

 今日から開始した第二部は「なるべくなら一行を二十文字」のルールを緩和していく構成になっているので、第一部と比べてちょっぴり「ちゃんとした小説」のフォーマットに近づいています。

 そんな遠野対策機関、ぜひよろしくお願いいたします。

 はじめましての方々で前後関係が気にならない方は第三十三話または第四十二話から「お試し」がオススメです。

https://kakuyomu.jp/works/16818023211850794696

3件のコメント

  • ひらがなと感じの塩梅、センテンス。
    二作の共通するところはそれではないかと。
    言葉がすうっとはいってくる。
    文章にひっかかりがないから、読み手に余計な想像をさせないからストレスがない。なのに、情報量はしっかりある。
    読みやすさというのは、文章の好みも関係するかもしれませんが、この二作はほとんどの人が読みやすくて面白いと感じる作品ですよね。
  • なるほど!
    確かにひらがなばかり・カタカナばかり・漢字ばかりのどれに偏ってもしんどいですもんね。

    セ、センテンス…HUNTER×HUNTERでクラピカが言ってた(けど実は意味知らなかった)ワードだ!
    正確な意味を調べて納得しました。

    すっきりした…恥を忍んで「何で読みやすいのか実は知りません、教えて><;」ってして正解でした。
    ありがとうございました!
  • 行間開け、「空行」というのですね。
    書き手のセンスが問われる、微妙な空気感を出すウェブ小説の技法ですね。
    トモフジテツさんは読みやすさにこだわり、活用されていて素晴らしいです…!
    わたし、うまく空行が扱えなくて早々に諦めてしまったので…(^^;)

    そして怪蒐師に、お褒めの言葉をありがとうございます!
    読みやすさは、私自身、常々不安に思っている部分なので、そう言ってもらえてホッとしてます(*^^*)

    これが読みやすさにつながるかわからないのですが、
    言葉(単語)の持つ空気感や雰囲気を意識して、臨場感が出るように心がけてます。
    あと、香坂さんも書かれてましたが、文章の引っかかりがないようにも気をつけてます。気をつけていても、後から読み返すとゴッソリ引っかかりがでてくるのですけどね…( ;∀;)不思議…
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する