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マシュマロありがとうございます!

今回は頂きました当日中に確認できました。やったね!
「まだ一回しか読んでないので…」と頂いて「『まだ』ってことはいつも再読頂いてたのか?!」と三度見くらいしました。
あの誤字脱字の苦しい文章を往復頂けるとは、しかもご考察まで頂けるとは、中の人冥利に尽きすぎて自分も頂いたご感想を幾度も読み返しております。誤字脱字はほんとに気を付けます…

ご考察をお聞きできるのは、個人的にはとても嬉しくて興味深いことだと思っており、中の人も気づかなかった観点があると転げまわるほど楽しいです。
自分だけかもしれないのですが(そして褒められたことではないのですが…)、割と曖昧にふわふわとした感覚の中で書いてるところもあるので、外側からしっかり言葉で表現されるとまさに「腑に落ちる」という体験があります。

今回、頂きましたマシュマロの中で、隊長の『アーティファクト』と本人の意思が「噛み合ってない」と表現頂いたのもその一つで、おおお…(語彙力)となってました。
確かに、「噛み合ってない」のですよね。彼の望んだ力では決してないのですが、その性質があったために彼が望んだ状況は手に入っているような、皮肉な形であるという。
そんな光景があるんだなあとしみじみしてしまいました。
もしまた考察を頂けたら、ぜひ教えて頂けると嬉しいです!


さて、私のことはこれくらいにいたしまして、『一夜』・『攻防』で語り足りてなさそうな部分をお伝えできたらと思います。
考察の参考になれたら嬉しいです。

新しい(裏)事実というよりは、一応既出だったり、多分この先この話題出てこないだろうな…というものではあるのですが、念の為『攻防』までを未読の方で、ネタバレは遠慮したいという方がいらっしゃいましたら、ソッとページを閉じてくださいませ。

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『一夜』から『攻防』にかけてのアルパカと副隊長:

 そもそもアルパカは九官鳥を襲撃(遭遇)したのが「ハチミツの目をした男」(以下ハチミツ)であることは分かっていました。というのも、九官鳥がちゃんとアルパカに伝えてたからです。
 アルパカは隊長に、九官鳥が最後に寄越した連絡の内容を、省いた形で伝えていたということになります。
 これはアルパカが隊長にハチミツと極力接触させたくなかったためです。
 ハチミツと隊長が初めて接触したのが『ドール』の一件ですが、その時からハチミツが隊長に齎すものは、周りから見ると得体の知れないことしかないんですよね。
 『作戦』では片目の色変えられてるし、『謀略』ではドッペルが作られてるしで。
 隊長は(自分以外に直接的な影響はなかったので)それほど危機感を覚えてないんですけど。

 で、九官鳥もまたアルパカと同じようにハチミツに対して警戒をしていた。九官鳥はアルパカに、「ハチミツが来てるから、隊長を接触させないように、気をつけろ、しばらく任せた」と警告してたわけです。
 警戒をしたアルパカは、自分一人で頑張ろうとしてたんですけど、早速『空』=ハチミツが隊長を特定しようとしてるのを察して、副隊長に情報を共有する。『一夜』の下町のランチからセーフハウスの間のことです。
 副隊長もハチミツの姿こそ知らないけど、正体不明の脅威として認識してはいて、バディと同じような警戒をしています。
 副隊長はこのランチのときから事件の背景を知っていて、真相を隠したいアルパカと共謀してるので、隊長からは「なんか二人で企んでる?」と見えてたんですね。

 そんなわけなので、アルパカも副隊長も『ナックブンター』が襲撃者として本隊の誰かを確保してめでたしめでたしとしたかったのでした。
 そういうことでは、アルパカは九官鳥が自力で覚醒してくるはずだって信頼があったんですね。すごいですね。


九官鳥の湿布:

 これは副隊長が殴りました。
 さすがにですね、(最終的に)同じ目的を持っていてもさすがに隊長を殺されたらおこですわ。
 九官鳥も下手に確執を残したくなかったので、殴られるくらいはするだろうを覚悟で正直にやりましたと報告しておりまして。ちょっと隠し切れるようなタイミングでもなかったしね。
 アルパカにも「自分が殴られても絶対に手を出さないこと」をちゃんと言い聞かせていたと思います。反射的に手が出ちゃうからね。

 ただ、今回は隊長が自分自身をどうにかして消したい、消そうとしているのを妨害するためだったので、副隊長も非常に複雑な気分ですよね。九官鳥を殴ってしまったけど、殴れるような立場ではなかった、と思っていることでしょう。
 『攻防』で行商人と隊長が遭遇した後で、隊長が副隊長に話しかけてやめるくだりがありますが、あのときが、今回の中で「ハッピーエンドかバッドエンドかの分岐点」で、副隊長は見事にここを踏み間違えてしまっているのですね。
 その代償がラストの隊長の記憶の欠落で、大事だったはずの『散歩』の時間が丸ごと隊長のなかでは無かったことになっちゃったという結果でした。
 副隊長は隊長を傷つけなかったけど、致命的な選択誤りをしていて、九官鳥は隊長を傷つけたけど、最悪の事態(隊長が消失する)のを防いでいる。
 副隊長の胃が心配ですね。
 
 なおアルパカも九官鳥も、今回隊長を殺したのが初めてではないし副隊長に報告したのは今回が最初で最後になると思うので(笑)、副隊長はあの二人早くなんとかしないとってなってもいいと思うな、と中の人は思っております。


再現について:

 この辺はふんわりとしていて、設定としてはあるけど読み進めて頂く分にはさほどお気にせずとして、中の人としては問題ないところかと思ってます。
 書き進めるにあたり設定があった方が書きやすいみたいなところなので。
 
 さて『再現』ですが。
 ゆるふわの世界として、たくさんある可能性から一番高い可能性が選択されていくような仕組みとなってます。
 その中で、『星』の可能性を選択し直す性質が『再現』として活用されている感じです。
 例えば隊長が死ぬ可能性が選択された場合に、その事実は破棄されて、その前に切り捨てられていた可能性の中で次点にあった可能性が再選択される。
 その再選択される可能性がどのタイミングなのかは、基本的には欠損する直前なんですけど、そうと決まっているわけでもなさそう… て感じです。

 で、こうなると、一番最初に九官鳥が説明している内容が誤りになってしまいまして(笑)
 まあ九官鳥もそういうことあるよね、『星』のことは知ろうともしてないらしいしね、と思ったんですけど、別に修正しない理由もないので、あとでそっとつじつま合わせをしておきたいと思います…

***** 


 こんな感じです。
 それもう知ってるわ、てなってたらそれはそれでちゃんとお伝えできていたということで、幸いです。
 書き出してみると結構量がありましたね。設定を全部書き出すとこの何倍になってしまうんだろうと、改めてアウトプット作業から遠ざかりました。
 創作してる人はちゃんと設定をまとめてるのかな…

 物理的にも読みにくい、描写としても分かりにくいところ、いつもご覧頂きありがとうございます。
 こちらの情報が何かの補助になれば幸いです。
 そろそろそれほど修正も不要になる部分が多くなっているのではないかなーと思うので、さくさく次の章も公開していけたらと思います。


今後ともよろしくお願いいたします!

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