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更新しました!

と言っても、ほとんど毎日更新しているわけですが……。

『山積みになった手紙の束』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426633383705/episodes/16817330649537048090

気が向いたらお読みください。




今日も引き続き、時間が許す限りは『おいしいごはんが食べられますように』を読んでいます。

人称が変化するので、最初はちょっと迷子になりましたが、一度目よりも視点がより明瞭になり、描かれている輪郭線もよりくっきりと浮かび上がってきているように思います。

短い作品なので、何度でも繰り返し読めるのが良い。


多様性、という言葉だったり、コンプラ、ポリコレ、という言葉によってなんとなく丸め込まれてしまう日常のなかの微妙な摩擦が至る所にあります。

その摩擦が人々を消耗させるのに、悪の烙印を押されるのが、消耗した側(?)だったりもする。

でも、消耗する側というのは一体誰なのでしょうか。

心が擦り減って、抗う気力もなくて、ただ漠然と小さな苦しみの蓄積を甘受しているのは、きっと私だけではない(あなただけではない)のです。

その当たり前の感覚すら、削り取られて想像が及ばなくなり、積み重なっていった負の感情が悪という形をとってどこかで吐き出される。

そういうのをしばしば「社会の歪み」と表現しますが、それは常に存在していて、表れやすい場所が「現代の」弱者という立ち位置なのだろう。


などと、読んでいて漠然と感じているところです。

というより、普段考えていることや感じていることが、ある程度の物語になって表現されているからこそ、読み取ることができるのだと思います。

小説という表現が表現である所以は、きっとそこにあって、意味や価値もまた、そこにあるのでしょう。



そこに至って、我を振り返ります。

私の作品は誰かにとってそういうものになっているのだろうか、と。

ああ、遠い。まだまだ遠いのです。

書いても書いても届かないから、やっぱり今日も明日も書き続けるしかない。

本当に私自身でちゃんと書けたと認められるときに、きっとそれを読んだ誰かにとっても意味のある作品になるのかもしれませんね。

そんな日を待ちながら、さて、仕事の休憩中ですが、たくさん書きますよ!!

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