• 異世界ファンタジー

抱えるもの

どうも谷崎です。

本日「猟犬たちの黙示録」を二話更新しました。

35 弾けた静寂

https://kakuyomu.jp/works/16816452218345005565/episodes/16816452219069629377

36 外道に落ちた日

https://kakuyomu.jp/works/16816452218345005565/episodes/16816452219106785148

どちらもミジャンカが中心のお話です。ルツが相変わらずやらかしてますが、少しずつミジャンカがどういう人なのかが分かって来ます。


以下36話までのネタバレを含みます。主にミジャンカについて言及している内容になりますので未読の方はご注意下さい。


ミジャンカは、なかなか一言では説明しにくい性格の持ち主だと思います。敬語キャラだし物腰柔らかで、人の懐に入るのは上手なタイプ。表向きはきっとこんな感じなのでしょうね。

ですが、小さな身体で抱えるには大きすぎるほどの悲しみや辛さを経験して来た人物でもあります。それが、彼の成長が少年のままで止まってしまった理由でもあります。

ミジャンカについても詳しくはまた後ほど明らかになりますが、ハウンズの構成員は総じて、『普通の』少年時代を送る事は叶わなかった人たちです。困難を乗り越えたことで並の人間とは比較できないほどの強さを手に入れ、今の面々と仕事をするようになった訳ですが、ヘレアン戦争がなければまた出会わなかった人たちであることも確かでしょう。

ある意味で人生を変えてしまった戦争の謎を追い続ける彼らはこれから様々なものに出会います。フィンドは勿論ですが、自分を救うもの、追い詰めるもの。それぞれに翻弄されていく人間臭い一面も書いて行けたら、と思います。

どうぞ引き続きお付き合い下さい。

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