どうも谷崎です。
「猟犬たちの黙示録 44異国からの訪い人」を更新しました。これにてジャイレン&バイロン編は完結です。次からはハウンズ中心のお話に戻ります。
次章はハルト編で語られた、シルベスト教団の詳細やカースティの過去に迫る物語になります。ハウンズの面々はなかなかにヘビーな過去を引きずっているわけですが、次章ではカースティがあるトラウマを抱えていることがわかります。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218345005565/episodes/16816700425938617664以下次章についてや今回のお話ネタバレ、小ネタを含みますのでご注意ください。
今回はルツが覚悟を新たにすると同時に、謎の女性が登場して終わりましたね。そしてルツは、髪の色から彼女がリスベニア人であると推察していました。
後々本編でも触れますし、32話日陰の民においても言及されていましたが、「猟犬たちの黙示録」では民族の見分け方は主に髪や目の色によって判断されることが多いです。
どの民族にも、その民族でなければ現れない髪色や瞳の色、逆に汎用性のあるものもあります。例えば、黒髪はリスベニア人だけ、銀髪や銀色の瞳はカストピア人特有のものとなっています。茶髪や巻き髪などはどの民族にも表れる可能性のあるものなので、ここから判断することは出来ません。
そしてシルベスト教団の教典は時代や民族によって解釈が異なる為に一枚岩ではなく、いくつもの宗派や勢力が存在します。穏健派や過激派といったように、同じ宗教を信仰しているにもかかわらず敵対関係にある集団もあるようです。どこまで詳しく触れられるかは分かりませんが、収拾がつく範囲で言及出来れば、と思っています。
次章ではこの世界における教団の立ち位置や、ヘレアン戦争時の勢力図の詳細を書いていきたいと思います。ハウンズが三つに分かれて行動するお話にもなりますので視点が交錯するお話になりますが、是非ともお付き合い頂けると幸いです。
引き続きよろしくお願い致します。
では。