思考最底辺から始めるラブコメ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818093078727660100 本日も更新しておりました、こんばんは、咲季真でございます。
第56話は「かぼちゃのお祭り」でした。思考最底辺、秋のお話の最後はハロウィンになります。ハロウィンまでの日々を綴ります。
では今日のこぼれ話。元ネタ。まず出てきた「上から来るぞ気をつけろ」「なんだこの階段は」「せっかくだから俺はこの赤い扉を選ぶぜ」は最強のクソゲーと呼ばれたデスクリムゾンというゲームのオープニングにでてくるセリフです。その奇妙で意味不明な世界観は一度見る価値があるかもしれません。この間公式からかなり久々にオープニング動画の高画質版が上がっていましたね。ちなみに私はやったことありません。プレイ動画は見たことがあります。エアプです。
その次。ハロウィンってなにをするのかをみんなに聞いた千木野が、「時代遅れのロックンロールなのか?」という言葉がありましたが、これは桑田佳祐さんの曲です。正しくは時代遅れのロックンロールバンドです。はい。以上です。
また、千木野はカラオケの約束もしましたので、カラオケ回が行われることとなります。お楽しみに。
さて、千木野は自分のことを「薄汚れていて、誰からも見向きされないような、手に取るのも躊躇うような、そんな部屋の隅に埃と汚れといっしょになってるような、そんなものだろうと、躊躇うことなく俺は思う」と述べています。何気ないようないつもの独白に見えて、実は一番的を得ていて大事な言葉であります。今回のお話は読み飛ばしそうなお話かもしれませんが、なかなか重要であったということです。千木野の自分に対する自分の評価、考え。これはこれまでの願望と幸せや不幸に対する希望を言葉で表したものになります。しかし同時にそれはたぶん叶えないほうが幸せであることは誰の目にも明らかです。だからこそ彼は幸せになりたくなくて、それを避けようとする。ひねくれていて、どうしようもないくらいに残念です。最底辺の思考そのものでしょう。そこが彼の魅力でもありますが。
物語は秋です。秋はとても良い季節です。感情を揺さぶり、試すように刺激して人々を果てのない果てへと連れて行ってくれます。次の話もエモーショナルな話となっておりますので、お見逃しなく。
ではまた明日の更新をお楽しみに。