• 現代ドラマ

画面は思いやり発信局 謎

 唐突なのですが、嘘みたいな現実。
 今年の6月30日、日曜日の事。昼間に1回。夜に1回。何と1日に2回も救急車で搬送されてしまった。普通、『ピーポーピーポー』という救急車のサイレン音くらい、微かにでも夢の中の様に記憶にありそうなものだけど、全く2回とも、記憶にない。
 しかも夜は痙攣発作を起こした状態で体温を測ると、体温計は38℃台を表示していたそうな。
 意識不明の状態で、一体誰が119番通報したのやら、さっぱり解らない……。

 気が付いたら病院のベッドの上。父に「オレは初めて1日に2回も救急車に乗ったぞ」と、苦笑満面に言われても、何が何やらポカーン……状態。

 そして下された診断結果は、横紋筋融解症という、初めて聞く病名。尚且、2回も別々の病院で脳波を検査して貰う始末……。
 脳波の検査結果は幸にも異常なし。でも、今月を入れて3ヶ月くらいは、安静に、気晴らしくらいは良いけれど、ストレスを溜めずに脳にも刺激は与えない様に注意をして、確りと睡眠時間は取ってください。
 つまり主治医も、「ゆっくり休んでおいて」としか診察の仕様がない……。 
 それくらい何故、意識不明に陥ったのかも、痙攣発作を起こしたのかも、38℃台も高熱が出たのかも、全てが原因不明。

 以上、これは事実。実話。救急車で搬送され、人を同行させた話が、自慢になる訳がないのは当たり前で愚行でしかない。
 やらかした本人が自分の体験談なのに、「怖っ!」「恐ろしっ!」て、震え上がる。ミステリーにしても、茶番劇なんだけど、リアル過ぎ……です。

 だって申し訳ない、情けない、という感情を抱いても、目も潤まないどころか涙一粒も出やしません。
 人間度を越すと、リアクションすらなくなります。よって笑顔なんて以の外。無表情……悪い意味で「無」になってしまいます。


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