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コットンキャンディ創作譚

 おはよう御座います。閑古路倫で御座います。
 拙作“コットンキャンディ”の創作の経緯について書かせて頂きます。これは、爺いの初恋が題材になっております。爺いは結婚して娘も二人おりますが、妻との間に愛情が有りません、正直言って私の勘違いで無理やり作った関係でした。65年の生涯で、私に僅かでも愛を示してくれたのは初恋の彼女だけでした。まぁ、それも勘違いかもしれません。そして、爺いは生来の愚かさで、その女性の最後の思い出の表情さえ、怒った様な無表情にしてしまったのです。この後悔と僅かな愛を与えてくれた事に対して感謝と期待に応えることの出来なかった謝罪の意味を込めて創作するに至りました。創作の過程において、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールとその元婚約者レギーネ・オルセンのエピソードが後付けされています。これがマー君の正体になります。永遠に結ばれなかった、国も時代も異なる2組の男女が創作の中でだけ、1組のカップルとして結ばれると言う妄想です。“コットンキャンディ”完結の折には詳細に記述したいと思います。思い込みも恋の内?何のこっちゃ!と言う訳で深夜のテンションで書いてしまいました。失礼いたしました。

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