子供のころから、私はずっと自分の小説のことを考えていた。
――どうすれば、人に面白く思ってくれるだろう?
それは徐々に形になる。
映画、音楽、小説、体験・・・
その中で感じた「私なら、これをこうしてこうするのに・・・」
だが、現実世界では虐めや虐待などで心が壊れかけた。
四年前。
精神病患者になって八年目。
私はリハビリをしていた。
『今のうちにやりたいことをやらないと何もしないまま終わる』
そう思って懸賞小説に応募した。
それが、『WONDERFUL WONDER WORLD』である。
陽の目は見なかったが、それでも、私は満足感があった。
四年後。
現在。
世界は新しい生活に歩みを進めている。
目まぐるしく変化している。
四年前の誰が、今日の世界を想像しただろう?
今、私は仕事をしている。
懸賞小説に応募した後、私は就職活動をはじめ、運のいい事に今の職場に転がり込んだ。
今まで、私は仕事を第一優先にしていたし、それは変わらない。
でも、実はほんの少し「ゆとり」が出来てきた。
そこで改めて拙作を見る。
正直な感想は「自分、結構頑張っているな」だったし、ベタと言えばベタ展開だけど(作者がこういうのもどうかと思うけど)面白い・・・かも。
ただ、誤字脱字はもちろん、原稿用紙から直にコピペしたので読みずらい。
なので、その辺とやや淡白だった登場人物をより人間らしいエピソードを加えた改訂版になります。
これまで私のをカクヨムで支えてくれた方々への恩返しと四年間でどれほど成長したか?
不安半分、期待半分で始まります。
まあ、話の大まかな流れなどはほぼ同じなんだけどね。