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いくひ誌。【3731~3740】

※日々、知らぬ間に裏生まれている。


3731:【2022/06/21*元気百倍!】
へい。いくひしさんでござる。おはようございます。いくひしさんは単純さんなので、お天気がよいと、おっしゃーサイクリングしてやる、になります。元気、元気。世界一周してくるぜ、と自転車に跨り、近所のスーパーまで行ってアイスクリームを買って帰ってくるでござる。がぶ飲みクリームソーダを買えば、アイスを添えてがぶ飲みクリームソーダアイスにしちゃうでござる。夏! もう最近は夏でござるな。よいお天気。並べることなんもない日がつづいておって、日誌でよかった。日記だったら絶対つづかなかったでござるな。困ったらひとまず疑問を並べて、勢いで誤魔化して、そんでなんもないんじゃい、を並べて、お茶を濁す。文字数稼ぐ。そこはせめてお金を稼ぎましょう。いくひしさん、あなたはちゃんとお金を稼ぎましょう。うっせーい。お金さんがこい。おまえからこい。いつでも待っとるで。朝からアイス食べちゃお、の図々しいナマケモノ、さわやかな風薫る朝日のなかですら暑苦しい、本日のいくひしまんでした。おはよう!


3732:【2022/06/21*勘違いの日々】
最近、本当に極々最近になって、下手なのたのち、の境地に入れてきた。目指していたところなので、割とうれしい。下手なの楽しい。上手でないことの良さに気づけるようになった。ようやくなのである。こういう境地があるのは知っていたけれども、いくひしさんはなかなかそこに辿り着けんかった。たぶん、最初からそこに立っていて、そこから何でもをはじめられる人もおるはず。でもいくひしさんはそうじゃなかったんです。上手という、すでにある型から外れていることの魅力にようやく気づけ申した。否々、魅力があるのは知っていたんじゃけんども、じぶんの下手さは嫌じゃってん。なしていくひしさんはいくひしさんなんじゃ、下手くそなんじゃ、といじけておったけんども、いじけるのすらたのち、になりはじめた。おみゃ? それは危うくないでござるか。なんでもよいの境地は、それ下手なのたのち、と違くないでござるか。むむむ。やっぱりまだまだだったかもでござる。錯覚でおじゃった。下手なのたのち、もまた、上手なのたのち、と地続きでごじゃった。下手も上手も、ないんでごじゃるよ。そういうのに囚われてしまっている時点で、どっちもどっちなんでごじゃるな。とほほでござる。また最初からでござる。出直すでござるよ。うんじゃらほい。


3733:【2022/06/22*おはよ!】
ここ数か月、まともに小説が読めとらん。文字がすらすら頭に入ってこない。言葉から情景が浮かばない。反面、新書やWEB上の記事は面白く読める。小説用の頭に切り替えられずにおるのだね。というか、実感としてファンタジィ要素のある小説、減ってないかな。分からん。いくひしさんが手に取る小説本にファンタジィ要素がすくないだけかもしれぬ。優しい世界を観たい一方で、厳しさのある世界も覗きたい。厳しさに優しさのある物語が読みたいのかもしれぬ。かといって、じゃあ厳しさに優しさがあることを好ましく思っているのか、というとそうというほどでもなく、厳しくすんなや、との所感がまず湧くのがいくひしさんの常である。厳しくしなければ何事もなせない、というのはけっきょく工夫が足りんので、脅したり負荷をかけたりして、相手にじぶんの「仕事の工夫の余地」を擲っているだけなのだ。肩代わりしてもらっている。厳しくして耐え抜いた者だけよちよちしとりゃあいいんじゃろ、の精神が、厳しさの裏にある優しさの正体だ。それは、優しいとは言えぬのでは、といくひしさんは思ってしまうな。ま、いくひしさんは「教える工夫の余地」を持つような立場に立ったことはないし、立つこともないのだろうから、厳しさのある優しさとは無縁であるけれども。じぶんとは無縁であることほど物語として摂取したい。それゆえの願望かもしれぬ。世界征服を目指す悪魔の物語でもつくるかな。義経が本当は生きとって、頼朝を暗殺して、陰の立役者となって鎌倉幕府を牛耳っていく話などはどうか。歴史に詳しくないので、もっと独創性に委ねて、ファンタジィにしちゃおっかな。むふふ。妄想に妄想を重ねて、小説つくりた、になるのを待つ本日のいくひしさんなのであった。


3734:【2022/06/23*電子機器の使えるジキ】
量子コンピューターの基盤は、外部干渉が加わると重ね合わせ状態を維持できなくなる。そのためどうやって計算しているのかを解析しようがない(アルゴリズムは与えられているので計算方法そのものは判るが、量子コンピューターにも深層学習を適用できるようになるのならば、ただでさえブラックボックス化している現状よりも加えて未知の解法によって解が導かれることになる。解析しようとすれば、それがノイズとなって正常な演算を行えなくなるため、解析のしようがない)。また、太陽フレアなどの宇宙線の影響をどのようにして防ぐのかが不明だ。分厚いコンクリートと水の壁に囲まれた遮蔽空間での管理を余儀なくされるのではないか。或いは、地球がそうであるように磁界の防壁網を築くのも効果的かもしれない。核融合炉では超高温のプラズマを閉じ込めるための壁を磁気で生みだそうとする仕組みがあるが、それを応用すれば外部干渉から隔離された遮蔽空間を生みだせるのではないか。いずれにせよ、太陽フレア(磁気嵐)の影響は、高性能な電子機器ほど受けるはずだ。地球の磁界の変化とて影響がないとは言えないだろう。地球は周期的に磁界の流れを反転させているらしい。大昔は南極と北極の磁界が逆だったそうだ。百万年に数十回も地磁気が逆転しているようである。現在も、地磁気は地域によっては弱まって観測されているらしい。もし地磁気が逆転すれば、どうなるのか。シミュレーションしてみないことには分からない。だが、一瞬で入れ替わるというのはあまり考えられず、徐々に地磁気が全体的に弱まり、消えかけてからふたたび逆回転の磁界を展開しはじめる、と考えたほうがしぜんだろう。ひょっとしたら何度も細かく震えるように切り替わるかもしれない。つまり、極端に不安定になる時期があるのではないか。そうなれば地上の電子機器はおろか、地磁気を利用して生態を維持している生物はもろに悪影響を受けるだろう。渡り鳥は方角を失い、帰巣本能のある生き物は生まれ故郷で産卵することができなくなる。日常的に方向感覚を失う生物もでてくるかもしれない。宇宙線が地上へ降りそそぎ、染色体レベルで細胞が傷つく恐れもある。もっとも、何事もなく知らぬ間に地磁気が逆転していた、なんてこともあるかも分からない。すくなくとも過去に地磁気が逆転しても生命は絶滅することなく、こうして未だに多くの生物種を繋ぎとめている(大量絶滅したあとで繁殖&進化しただけかもしれないが)。問題はやはりというべきか、電子機器を含めた文明の受ける影響がどの程度のもので、どのような変質を伴なうのか、だ。実際に小さな地球の模型をつくって、マントルの動きを再現し、地磁気の反転によって何が起こるのかをシミュレーションしてみるのがよいのではないか。人類が思っているよりも、電子機器が正常に機能する時期は短いのかもしれない。貴重な時期を仮想通貨の発掘や株取引に費やすよりも、高性能な電子機器を使えるあいだに、数多の自然事象発生のメカニズムを解明すべくシミュレーションを済ませておいたほうが好ましいのではないかと思う、いくひしさんなのであった。(いい加減な知識のツギハギ妄想なので、真に受けないように注意してください)


3735:【2022/06/23*美味なり!】
お風呂上りに、明治エッセルスーパーカップの抹茶味を食べた。毎回、食べるごとに、「こんなに美味しいものがあんなお手軽お値段でよろしいの!?」の感動に浸る。美味しすぎる。たぶん世界一の高級アイスを食べたあとでも、感動が薄れることなく、やっぱこれだな、になる気がする。いくひしさんもそういう、やっぱこれだな、の物語がつくりた、の気分だ。でもいつも気分はちゃぶ台返し。せめてそこはどんでん返しにしときたいいくひしまんでござった。


3736:【2022/06/23*かつて糧を刈って】
文芸界隈のtwitterアカウントは10月までは見ないようにしようと方針を定めているけれど、5月から見ないようにしてからようやくずばりの本の話題を目にした。絵描きさんが表紙を担当したらしい。思えばほかの本の話題も、同じような表紙担当しました系ばかりだ(ほぼ三件、四件しか見掛けていないが)。本当にみんな本を話題にせんのな(漫画本は比較的よく目にする)。いくひしさんも他人様のことは言えん。本ってやっぱり内心というか、じぶんの根幹に関わっていて、あけっぴろげにするのに抵抗が湧く。じぶんこんなん好きなんです、と言ったときの、じぶんはこんな人間です、に直結しそうな感じが、あけっぴろげの観音扉にするには抵抗があるんですね。えーまんちゃんそんな本が楽しかったのー?って思われそうな感じが嫌なんです。でもそれって元を質せば、本好きの人たちにそういう他人の読む本をとやかく言いがちな傾向があったからなのかもしれず、自業自得と言えば自業自得なのかもしれんのだ。何を読もうが、どう楽しもうが、わいの勝手や!と思いつつも、そもそも本にしてまで何かを表現したい人たちって元々はそういう、わいの勝手や!の傲慢さんばかりなんじゃないのかなって偏見を吐露して、本日三度目の「いくひ誌。」にしちゃってもよいじゃろか。小説は? つくりとうないないの日々でおじゃる。あくび。


3737:【2022/06/24*メモ】
ローレンツ・アトラクタ。メビウスの輪。メビウスの輪の輪切り。幾何学立体「オロイド」。テンセグリティ構造。非スペクトル色。ブラックホール同士の融合。原子核内部での素粒子の振る舞い。三体力。ペンローズ図(砂時計型の交差点)にねじれを加える。ノット構造。123の定理?


3738:【2022/06/24*カオス風味】
カオスにも法則があると考えてみると、カオスではない秩序は、カオスの法則を乱す定常波のようなイメージとして掴めそうだ。熱力学第二法則を考慮するなら、基準とすべきはカオスの法則のほうなはずだ。それを乱す秩序の法則が、カオスを崩して秩序を与える。関係性がねじれているが、つまり秩序の法則のほうがむしろ、カオスなのだ。そう考えると、すこし面白い。(面白いだけかい!)(そうやで)(なんか面白そう、の感覚、大事だと思います)


3739:【2022/06/24*重ね合わせって量子の特権?】
量子コンピューターについてもまたいくひしさんは何の知識も持っとらん。聞きかじり、読みかじりのぽてぽて桃ピーチである。で、量子の重ね合わせやもつれ現象を利用した演算機らしい、ということ以上を知らぬままである。どうやら重ね合わせをもつれさせると、指数関数的に計算を多重に内包できるらしい。並列処理するごとに倍々で計算量が増す、という感じでいいのかな。よくわかんない。で、いくひしさん思うに、それって古典コンピューターでもできるんでないの?という素朴な疑問が湧いてしまうのだよね。なぜできんのだろ。そもそも量子の重ね合わせとか、もつれとか、それってこの現実に顕現している原子さんやら光子さんやらがすでに行っていることでないの? わざわざ不安定な状態をつくりだして、一歩前の状態にする必要ある? 古典コンピューターでも、指数関数的に多層に演算処理できるアルゴリズムというか、計算方法を編みだせばよろしいのでは? 量子コンピューターで物理的に行うことを、観念上で再現してしまえばよろしいのでは? できないのかな。数学で、一つの式を展開して計算するまでの過程を、ダブルにすればいいわけだよね。「1+1=2」を「1”+1=2」と「1+1”=2”」と見做せばいいんでない?(この考えなら、「1”+1”=2””」と「1+1=➁」も加えられるので、トリプルどころか、クアドラプルもいけそう) 古典コンピューターは二進法だけれども、じつは誤り補正なる機能がついているために、同じ計算を三つ並べて行い、一つが間違っても二つ正しければ、じゃあそっちで、みたいな手法が取り入れられているらしい。それができるなら、もはや重ね合わせ三つとかいけるんじゃ、と思ってしまうな。計算の種類によっては、反転しても解が同じになる計算もあるはずだ。そういう対称性が維持される計算は、重ね合わせに使えるのではないか? ABC予想の証明みたいな具合に、計算の手法を工夫すれば、古典コンピューターでも指数関数的に計算を同時に多層処理することができそうに思うけれども、やっぱり無駄にメモリを食っちゃうのかな。量子コンピューターの利点は、重ね合わせとかもつれとかよりも、むしろ自動的に一つの解に収束していく点なのかも、と妄想してしまうが、たぶんこれもまた間違った解釈なんですじゃ。いつも間違ってばかりなので。でもいくひしさんが思うに、宇宙初期の物質と反物質の関係みたいに、重ね合わせって、いくつももつれさせたら、対称性が破れない? 一回ならばほぼ五分五分を再現できるかもしれんけど、もつれさせて並列化させたら、五分五分でなくならない? その辺の補正ってできるのだろうか。量子コンピューターは、現実に即した計算は得意かもしれんけど、そうでない架空の、創造性を発揮する分野の計算は苦手なのではないのかな、とすこし心配してしまうな。自動的に確率が収束するというのは、現実がそうであるからで、どちらかと言えば量子コンピューターの弾きだす確率の低いバグのような解のほうが、貴重だったりしないのかな。よくわからんぜよ。


3740:【2022/06/25*ぴえんならぬ、ちえん】
磁界とボースアインシュタイン凝縮は似ているな、と思う。遅延が起こらないがゆえに起きる事象なのでは。液体は通常、遅い分子と速い分子が摩擦を起こす。これが粘性を帯びることで、いわゆる液体としての性質を顕現させるわけだが、どの分子も同じように動くと摩擦が起こらないがゆえにすべてが同一に振舞う。粘性ゼロの超流動性が顕現する。これがいわゆるボースアインシュタイン凝縮だが、分子や原子を絶対零度ちかくまで冷やすと表れる性質らしい。考え方を変えるなら、分子同士の運動速度に差がない状態を再現できるのなら、超低温でなくとも超流動性は表れるはずだ。また、運動速度の差がある場合は摩擦が生じ、それが粘性になるわけだが、そのときの差分は、差があるままではなく熱として発散されながら、均一になろうとする。これって、時空の伸縮でも同じことが言えるのでは? 時空が伸縮するとき、そこではエネルギィ(情報)が発散吸収されているのでは? そして異なる伸縮率の時空同士では、摩擦が生じるのでは。そしてそれは遅延として顕現するのでは。遅延とはすなわち、作用の遅れだ。ラグである。エネルギィの吸収発散された時空同士のあいだでは、滑らかに作用が伝わらない。境目にて、間が生じる。これが積み重なることで膜のような層として顕現し、物体としての輪郭を得るのでは。そしてそうでない場合は、時空は同一に振舞うことを可能とし、波のように振る舞うのでは。これは、どのような規模の時空にも働き得る構造なのではないのだろうか。極小であろうと、極大であろうと変わらずに起こり得る世界の性質であるのかも分からない。これをいくひしさんは、ラグ理論と呼んで、妄想しながら、うひひ、となっております。新しい小説にも出てくるで。お楽しみに!(誰に言っとるの?)(読者さんにです)(いるの?)(いるでしょ!)(どこに?)(どこかには!!! たぶん!!!! いると言って!!!!!!)(未来のじぶんにでも叫んどるのかな)(読者さまはいりゅ!)(神はいる、みたいに言うな。読んでくださっとる方に失礼やろ)(へい)(まずは、ありがとうございますやでキミ)(ん。蟻が一匹ありがっピ)(九匹足りんが)(ばったん九)(バッタやん)(じゃあいまのなし)(待ったなしやでキミ)(バッタなし?)(やっぱアリ)(蟻じゃん! いたじゃん! やったじゃん!)(でも読者さんは去っていくのであった)(やめて! そこにいて! ずっといといて! 独りにしないで!!!)(無茶を言う)(本がないなら「いくひ誌。」を読めばいいじゃない)(どこのアントワネットだよ)(そこはちゃんと疑問して。訊ねて。問いただして)(なんでだよ)(だってほら。アントは問わねぇと)(蟻じゃん)(蟻でした)


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参照:いくひ誌。【1471~1480】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054886507947

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