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いくひ誌。【2761~2770】

※日々、朦朧とし、耄碌している、逃亡し、冒涜している、懊悩し、強欲している。


2761:【予測変換の怪】
予測変換が進歩しているのは知っている。親と話していても、むかしは予測変換がお粗末で、何度も打ち間違えたり、全文をじぶんで打ったほうが速かったりしたらしい。それよりもむかしだと、ポケベルなんていって、番号を打って、ゴロ合わせでメッセージを送っていたなんて逸話も耳にする。モールス信号とどう違うんだろ。予測変換はいまだと、新しい端末の場合は、予測するためのデータがないから、言い換えると打った文字数がすくないから、「あ」と打っても、候補はけっこう少なめで、ふつうに漢字とか、ありがとうとか、一般的な文章しか並ばない。そのうち文章をたくさん打つようになると、そのなかから前に打ったやつとか、比較的多く使う言い回しや文章を、候補としてあげてくれるようになる。なんてことは、いまさら改めて説明するまでもないことなんだけど、さいきんどうもおかしい。最新機種のはずなのに、予測変換に、どう考えてもそれいらんやん、みたいな候補が並ぶのだ。あまりに場違いで、ぎょっとするからよく目に留まる。気持ち、十回に三回くらいの確率で、なにそれってのが浮かぶ。たとえばいまこうして打ってるあいだにも、「助けて助けてたすけて」とか(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897001867


2762:【お代わりをたんとおあがり】
アキコがホットケーキを食べられなくなったのは六歳になった日のことだ。誕生日のケーキとは別に、友達とホットケーキをつくったのだが、そのときに指南役の母から、卵を割ってなかに入れて、と言われて身体が固まった。「なんて?」「卵。入れないとふっくらしないから」「なんで?」「美味しく食べたいでしょ」何を引っかかっているのだろうこのコは、と言いたげに母は、アキコの友人たちに向かって笑みを向けた。アキコはそれからどうやって誕生日会を過ごしたのか記憶がない。はいしゃいでいた友人たちと母の姿はぼんやりと憶えてはいるけれど、ホットケーキがどうなったのか、じぶんがそれを食べたのかは覚束なかった。アキコはその日からじぶんの食べる物を注意深く観察するようになった。料理本を眺めることもあるし、母に訊ねることもある。どうやら大部分の食べ物は、元は生き物であるらしい。アキコはそれまでそんなことを考えたこともなかった。台所に立つ母の姿はいつも後姿しか見えなかったし、まな板は高い位置にあって、そこでどんな作業をしているのかは分からなかった。包丁を使うことは知っていた。あれで生き物を刻んでいたのだ。アキコは母が、鬼か何かのように思えた。同時に、じぶんもまたその鬼の子であり、知らず知らずのうちに、死んだ生き物を食べていたのだ。「ひょっとしてだけど、卵焼きって、卵?」「そりゃあ、ねぇ」母は父の顔を見た。父がTV画面から目を逸らし、母を見て、ん? とおどける。「じゃあ目玉焼きは?」「それも卵」言った母へ、なんだなんだクイズか、と父が愉快そうにする。だがアキコは体温がひゅっと下がったのを感じた。卵と言えば、鳥のひなが入っている器だ。赤ちゃんの寝床だ。そんなものをじぶんは、じぶんたちは食べていたのだ。赤ちゃん! アキコはいよいよじぶんがバケモノのように思え、罪悪感に押しつぶされそうになった。吐き気を催してもおかしくないその場面であっても、食卓に並ぶ目のまえの料理はどれも美味しそうで、現に過去に味わった記憶が、アキコの悲哀の念にかかわらず唾液を分泌させる。美味しそう、だってママのお料理だもん、美味しいに決まってる。しかしそれは生き物なのだ。とっくに死んではいるけれど、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897048736


2763:【闇夜のどどど】
ささいなことで母と喧嘩した。食事の前にお菓子を食べただけだのに、きっと仕事で疲れていて八つ当たりしたかっただけなのだ。ケントは理不尽な母に抗議するつもりで家出をした。夕陽が鮮やかだ。昼と夜の境目をこんなにハッキリと目にしたのは初めてのことに思える。小学校の裏手には森が広がっている。国立公園と繋がっており、森の奥がどこまでつづいているのか、想像もつかない。人の手が入っていないために、奥へ行けば行くほど太古の森を彷彿とし、神秘的であり不気味でもあった。ケントは臆病なじぶんを叱咤して、ずんずん進む。友人たちの話では、森の奥には滝があるとの話だった。そこを目指した。頭上は木々の葉が覆い、陽が沈むと闇が世界を塗りつぶす。拓けた場所にでてようやく今宵は月が眩しいのだと気づいた。満月だった。ひときわ明るく、地面にも月があった。最初に目にしたとき、それは湖に見えた。だが水面に映った月が霞むように揺れていたので、流れがあると気づく。ささめく葉の立てる風の音の合間に、どどどど、と水の立てる音がある。滝だ。歩を向ける。緩やかな斜面を登ってきた。道に迷ったらとりあえず下ればいい、と思った。不安はなかった。気分が高揚していた。滝壺の水面には砕けた波紋が、キラキラと光沢を放っていた。白い花が地面を覆い尽くすかのようだ。生ぬるい風が汗をさらう。ケントは、歩を止める。匂いがしたからだ。風が妙に、香ばしい。長く吹き、それから反対のほうへと引いていく。波のようだと思い、そんな風があるだろうか、と引っ掛かりを覚えた。滝の、どどどど、の合間に、風の音とは違った音があることに気づく。上空に吹き荒れる強風の余韻のようでもあり、遠い国から聞こえる地響きのようでもあった。ケントは後ずさる。本当は滝をこの目にしかと焼きつけてから、いまきた道を引き返そうと思っていた。家出のことなどすっかり忘れて、一晩の冒険のつもりで、楽しい思い出にするつもりだった。頭のなかではすでに、布団のなかにくるまれるじぶんの姿を想像していた。だがケントは身動きがとれなくなっていた。崖だと思っていた。奥に滝があり、それをぐるっと囲む背の高い崖がある。拓けた場所だが、森の木々が見えないくらいにうず高く聳えていた。妙だ。悪寒が全身を突き刺す。夜空と崖の境目が、一定の周期で、上下している。その振幅に合わせて、生ぬるい風まで、引いては寄せて、を繰りかえす。ケントは唾を呑みこむ。ゆっくりとじぶんの来た道を振り返った。まっすぐ引き返せば難なく脱せられるはずだ。何かの見間違い、いっときの目の錯覚かもしれない。臆病なじぶんを叱咤するよりも、まずはこの場から逃げ去りたかった。しかしケントのそうした思惑とは裏腹に、目のまえの逃走経路が、頭上から振りおろされた太く、長い、丸太のようなもので塞がれた。それはよくしなり、波打つように地面に横たわった。滝壺から広がる水面を中心として、ぐるっと囲われた。滝の流れ落ちるそこだけが、真実本物の崖なのだとケントはようやく察し至った。ひときわつよく、風がうなる。巨大な目が、三つ目の満月がごとく、闇夜に開いた。翌日からケントは森を抜けて、滝のある場所まで赴くのが日課となった。夕陽が沈んでから、父と母が仕事に疲れてじぶんの余暇に浸っている合間に家を抜けだし、闇を抜けて、空と地に浮かぶ月のきれいな場所に着く。ケントが辿り着くと、大きな目が、虚空に開く。まるで空間に突如として出現するみたいで、ケントはその瞬間を目にするのが好きだった。足音か、それとも匂いか、目の主は、いつも声をかける前にケントの存在に気づいた。「食べなかったんだ」ケントは(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897068506


2764:【扉はまだ燃えている】
いとも容易く燃えた。炎が扉を覆い尽くす。ずいぶん呆気ない幕切れに思え、もっとはやくこうしていればよかったのだと、じぶんの魯鈍さを遠い景色のようにぼんやりと思う。思いだせるなかでもっとも古い記憶は、水の国だ。そこが初めではなかった。長いあいだ旅をしてきた。じぶんの生まれ育った世界はべつにあったはずだが、いまではそれも曖昧だ。じぶんがいったいどの世界の住人だったのか記憶がだいぶ入り乱れている。扉だ。ただそれだけが確かだった。炎が目のまえで揺れている。***扉を抜けると暖かかった。水の国だ、とまずは思った。一つ前の世界でも悲惨な思いをしていたはずだが、それ以前の記憶はやすりをかけたみたいにざらざらしていて、すりガラス越しに見た景色のように不明瞭だ。逃げるように扉をくぐった。その焦燥感だけを思いだせる。振り返っても扉はすでに閉じている。くぐると扉の内側に黒い膜が張る。いつもそうだ。入ることはできても、戻ることはできない。扉はべつの世界への入り口だ。どんな世界に繋がるのかを選ぶことはできない。たいがいは碌な世界ではない。死と隣り合わせの過酷な世界だ。その日は水の国だった。辺り一面が、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897118490


2765:【ずるずるみっしり】
どう見ても人間の髪の毛としか思えないモサモサの生えた植木鉢が置いてある。玄関の門を司る支柱のうえだ。柳の木の枝みたいにしなっていて、風が吹くと、重そうに揺れる。きっとシャンプーをしていないから、ジェルで固めたみたいに油脂でぎとぎとなのだ。トリートメントだって御無沙汰だろう。日常の風程度では、生え際を顕わにするほど舞いあがったりはしない。そういった植物の可能性も考える。髪の毛に見えるだけで、一本一本はそこまで細くないのかもしれない。植木鉢の位置が高いせいで、触れて確かめることもできない。油脂で固まっているのか、それともそういう葉っぱなのか。子どもが人間の顔を描くと、髪の毛はジグザグと輪郭を縁取って終わる。そういう輪郭の葉っぱと見做したほうがいくぶん正確で、だから目のまえのこれもそういった植物だと見做したほうが論理的なのかもしれない。人間の頭部に見えるだけだ。髪の毛に見えるだけだ。それはそうだ。植木鉢に人間の頭を植えてタダで済むわけがない。通りに面したこんな場所に飾っておいて、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897221091


2766:【空の破片】
空から空が落ちてきた。なんて書くと、どうせ「空」という名前の人物やペットが落ちてきたのだろう、と勘繰られそうだが、そうではない。歩いていたら落ちてきたのだ。空が。最初は、飛行機の部品か何かだと思った。次点で、竜巻に煽られて飛んだ建物の一部か何かだろうと考えた。板状の端末の可能性を思いつき、そうだそうに違いない、と早合点したが、これは致し方ない。なにせ落ちてきたのは、空そのものではなく、空の一部だったからだ。破片だった。本を開いたくらいの面積しかないそれは、地面にコツンと当たって、ぱふんと倒れた。拾いあげてみると、青く、ただ青く、冷たかった。縁を持てば、拾いあげることはできる。しかし縁の内側には果てがなかった。否、奥行きがあった、と表現するほうが正確なところだろう。手のひらサイズで助かったと思う。落ちてきたそれが人間をまるっと覆い隠せる大きさだったならば、穴に落ちるように空へと投げだされていてもおかしくはなかった。破片が、街の大きさだったなら、街そのものがここから消えてなくなっていたかもしれない。落ちてきたのだからきっと、この破片の大きさに、空の一部が欠けているはずだ。剥がれ落ちたのだ。そこはどうなっているのだろう。想像しながら家に戻り、空の破片を壁に立てかけた。風こそ吹かないが、空気は流れている。冷蔵庫を開いているみたいに、そよそよと冷気が漂って感じられる。部屋の温度のほうが高いからきっと空気が向こう側へと抜けているのだ。気圧の差も関係しているはずだ。勢いよく抜けていかないのはなぜだろう。縁に触れられることと何か関係があるのかもしれない。魔法のようだと思い、魔法なのかな、と唇をとがらせる。部屋に窓が一つ増えたくらいの変化しかない。窓を開けずとも換気ができて、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897259057


2767:【本を聴く】
祖父の形見分けとしてイヤホンをもらった。じぶんで選び取ったそれは骨董品で、耳に装着する部位から長くコードが伸びている。むかしはそのコードを音楽データの入った端末に差しこんで使っていたらしい。邪魔じゃなかったのかな、と私なんぞは思ってしまうが、むかしは洗濯物も手でごしごし洗っていた時代もあったようだし、祖父の時代にむしろすでにこうした技術があったことのほうがふしぎに思える。人類の進歩、と意味もなく唱える。イヤホンだけあっても使い道はない。骨董品として、いつか恋人が部屋にやってきたときに話の種にでもしようと、気長な計画を立てひまをつぶす。なんとなくベッドに座る。ぼーっと部屋を眺めていると、漠然とした焦燥感、それはおおむね未来への不安からなる焦りの群れであったが、このままではいかん、何かせねば、といきり立ち、まずは手始めに部屋の掃除でもすることにした。祖母の形見分けのときには、紙媒体の本をどっさりもらってきており、それら本の山がベッドを囲んでいる。なんとなくオシャレな気がしてそのまま放置していたが、埃はかかるし、歩くのに邪魔だし、あまりよい配置ではなかった。恋人もこの部屋を見たら幻滅すること請け合いだ。焦りがまた一匹、ぴょこんと増える。本を一か所にまとめ、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897321096


2678:【竜の骸】
竜の寿命には諸説ある。数億年を生きるという学者もあれば、数千年だとする研究者もおり、最新の研究では原理的に竜に寿命はなく、よって我々の処理する竜の骸とされる巨大な物体は、飽くまで脱皮のあとの抜け殻だとする説を、我らが班長がのたまっている。「竜は次元を越えて脱皮を繰りかえしながら成長していく。最古の記録に残る竜の骸が、じつはさいきん発見された小型の竜の骸の成長した姿だとする説もあるくらいだから、まあ、実質、寿命はあってないようなもんなんだろう」焚火の火の粉が宙に舞う。「だったら」とさきほどから班長と激論を繰りひろげているのは、我らが処理班の呪具師だ。「だったらこの世のどこかに竜の死体だって転がっていてふしぎじゃねぇだろうが、寿命はあんだよ、あたしらが処理してんのがそれだ」「死体が転がっていないから、寿命がないのでは、と説かれているんだ、なぜそこが解らない」「だからなんでアレが死体じゃないって言い切れんだっつってんだよ」呪具師が腕を伸ばす。そのゆびの向かう先、山脈の向こうには、我らのつぎなる仕事場が聳えている。遠近感が狂うほどに、山脈がオモチャに見えるほどに、それは巨大だ。さいきん発見された竜の骸だ。班長の言葉では、あれは抜け殻、ということになる。「死体でない根拠は主に三つだ」班長が応じる。もういいよ、と私は内心うんざりしていたが、水を差せば、双方の矛先はこちらに向かう。黙っているに越したことはない。私の隣では、我らが処理班の治癒師がすやすやとかわいらしい寝息を立てている。見た目は齢六、七の幼子に見えるが、そのじつこの班のなかでは最長だ。普段から協調性がなく、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897372328


2769:【ほら穴へ落とす言葉】
ぼくが彼女の声を初めて聴いたのは世界中が宇宙人の襲来で大混乱していたそんな時期のことだ。両親が食料を調達すると言って出ていったきりもう何週間も戻ってこずに、そのころぼくは備蓄用の缶詰めをちびちび舐めてなんとか生き永らえていた。もともと両親が卸売り業者で、地下室に避難するしかないとなったときに倉庫から大量に保存食やら水やらを運びこんでいた。だからきっと、避難生活が長期化するとの見立てが濃厚になったのを期に、奪われてしまう前に倉庫の食料をごっそり運んでこようとの考えだったのだろう。裏目にでたのか、何なのか。ひょっとしたらぼくは捨てられて、両親はもっと生きやすい場所で避難生活を送っているのかもしれない。そうやって未だに両親がどこかで生き永らえていると想像して、すこしの怒りと、そうであったらよいな、の希望を思い描いて、見通しのきかない日々への慰めにしていた。ときおり頭上を轟音が通る。それもいつしか気にならなくなり、気づくと鳴らなくなっていた。自家発電機が壊れるまでは、電気に困ることはなかった。ただ、明かりは消耗品だから、ここぞというとき以外には点つけないようにしたし、インターネットもいまでは通じない。かろうじて、ラジオだけが生きていた。(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897423628


2770:【無視でいいって】
無視しとけっていいから。なんでって、なんつったらいいかな。知人からの又聞きだからぜんぜん信憑性はねぇし、幽霊信じないおまえに言ったところであんま意味もないんだけど、二〇二〇年はじまってすぐにけっこう、社会が大規模に混乱したじゃんよ。で、まあみんな家にいろだの、引きこもり推奨だの、マスクしろだの、人と接触するだの、うるさくなったじゃん。あの時期にさ、知人の友人がいわゆる霊感あるひとで、言ったら俺からしたら赤の他人だけど、ときどきそのひとの話は聞いてて、本当だったらおもしろいよね、くらいの話半分、暇つぶしにあのひといまどうしてんの、みたいな感じで、話題にでたりしてたんだけど、そのひとがさ、あの時期、しばらく外に出らんなくなったらしくて。や、いいんだよね、そりゃね。外にでんなって話なんだからさ、そりゃいいことだよ。でも、副業でそのひとお祓いみたいのもやってて、そりゃみんな家にいる時間増えたら、依頼が増えるわけですよ。なのに、一度依頼をこなしたきり、もうそれからずっと家の外にでなくなったらしくって。SNSの更新も止まって、連絡とっても買い物にも行ってないってんで、心配になって知人が差し入れついでに様子見に行ったんだって。単純に暇だってのもあったんじゃねぇのかな。まさか、宅配サービスまで使ってないとは思わないじゃん。そう、そのひと、完全に外界シャットダウンしてて。知人が部屋に入ったときにはもう食料もほとんど底突いてた状態で。そうだよな、そう思うよな。知人もそこまで神経質にならんくてもいいじゃんって、聞きかじりの疫学の話とか披露して、安心させようとしたんだって。でも、そうじゃなかったんだって。あの時期さ、(つづきはこちら:https://kakuyomu.jp/works/1177354054881060371/episodes/1177354054897474284


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参照:いくひ誌。【291~300】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054882422199

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