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いくひ誌。【1681~1690】

※日々、自業自得と因果応報。


1681:【世の中の第二十四とかそこらへん原則】
ぜんぜん気にしてないけど、って言うときほどめっちゃ気にしてるの法則~。


1682:【しゅわわせとは】
やあやあ、いくひしさんでござる。三日前から体調が、むぎゅー、となっていたでござるが、いくひしさんには珍しく、はやめにお薬を飲みだしまして、撃沈する前になんとか持ち直したでござる。ほめて、ほめて。やー、思えばこの季節、周期的に体調を崩すでござるな。毎年のように一回は、むぎゅー、となってしまうでござるが、毎年のように忘れてしまうでござる。脂っこいものを食べて、脂肪をつけなきゃでござる。いくひしさんはなんと毎日腹筋を300回はしたいなぁ、と思っているでござる。思っているだけでござる。つんつくてーん。おでんのおいしい季節でござるな。しかしまぁ、なんじゃ、いくひしさんはおでんがそれほどお好きではござらんので、コンビニで買ったことはいちどもないでござる。じぶんでもつくらないでござる。ふろふき大根は好物でござる。甘ダレ田楽味噌をつけて食べると、はふはふ、ほくほく、ほっぺがおちちゃいそうでござる。出汁は薄味がとぅきでござるな。きょうは粉末タイプの甘酒を買ってきてだな、お湯でといて飲んでいるのじゃが、これがまた美味でな、お腹があっという間にちゃぽちゃぽになってしまったでござる。きょうは帰ってくるときに見えた半月がうんとおおきく見えてな、ほへー、と見惚れてしまったでござる。おうちに着いてから見たら、もうずいぶんと上にのぼっていて、一回りちいちゃく見えてしまったりしてだな、べつに萎んでいるわけではないのに、いくひしさんは、ちょぴっとだけ、しょんぼりしてしまったでござる。体調が万全でないので、油断せずに、たくさん寝るでござる。それにしても甘酒、おいしいでござる。ありがたいでござる。おふとんにもぐるでござる。あったかーい。しあわせのひとときでござる。


1683:【自利を守りたいだけでは?】
表現の自由は憲法で保障されているけれども、どんな表現でも商品にして販売していいという規約はないのでは? 多様な価値観の溢れたいまだからこそ、いまいちど表現の扱いについて考えなおしませんか?という意見に反対する理由はとくにないと思うのだけれども(却って、表現の自由度が広がるかもしれない)。表現に関して、規制賛成派も、反対派も、どちらも相手の言い分に耳を傾けなさすぎるように見受けられますが、ツイッターを眺めての所感ですので、この意見もたぶんに歪んでいることでしょう。いまいちど冷静になって、感情をよこちょに置いて、理屈のみを抜きだして、比較検証したほうがよろしいのでは? 表現の自由には暗に、表現のもつ他者への影響力を鑑みたうえで、という前提があるように思うのですが、いかがでしょう。もちろん、臭いものには蓋をの精神では何も解決しないことは論を俟たないのですが。


1684:【カレーと二冊】
カレー美味しい。インスタント。買うのはいつも辛口。好きな作家さんの本買った。うれしい。


1685:【つぎの課題】
いくひしのつむぐ物語に足りない圧倒的な要素に、男キャラの魅力が挙げられる。宝塚を観て勉強するっきゃない(ただ観たいだけ)。


1686:【遺伝子の変異】
これまでの定説では、遺伝子は基本的に不変で、交配によってのみDNAが書き換えられると考えられてきた。この遺伝子不変神話は、もう数十年前から覆ってきている。遺伝子は、従来考えられてきたよりもずっと活発に変異しているのだと解かってきたのだ。ジャンクと呼ばれる非コードDNA領域がある。タンパク質を合成するために必要なDNA領域とはべつに、非コードDNA領域は、ヒトゲノム全体のおよそ98%を占めている(つまり、人体の設計図と思われていたタンパク質を合成する領域は全体の2%しかなかった。ヒトゲノムが解読された、というのはこの2%のことで、じつのところはまだ全貌が掴めていないのが実態だ)。非コードDNA領域にどんな役割があるのかはまだ詳しく解かっていないが、DNAが複製されるときに働くmRNAの転写調整に関する情報ではないかとみられている。このmRNAが転写するときに、DNAがそこに刻まれたヒトゲノムごと改変されることがあるという(全体からすれば非常に局所的な変異ではあるが)。非コードDNA領域にかぎっては、驚くほど頻繁にこの書き換えが生じているようだ。確率の問題として、タンパク質を合成するためのDNAコードが書き換えられてしまうこともあり得る。いわゆるバグなのだが、これが思った以上に、頻繁に起きており、このバグが生殖細胞内で生じると、子孫へと引き継がれる変異として顕現する可能性が高まる。ただし、それら変異が、人体外部からの刺激とどれほど関連しているのかは定かではないため、獲得形質の遺伝が起きるとまでは言えない。遺伝子が(後天的に)変異することが証明されつつある現在であっても、人間が産まれてから得た経験などが遺伝子に反映されるとまでは言えないのだ。繰りかえしになるが、一人の人間が産まれてから死ぬまでのあいだに培われた経験や知識が、遺伝子のバグを生じさせる契機になっているかは定かではなく、仮に関係していたとしても、どんなバグが生じるかが完全にランダムであったならば、獲得形質が遺伝するとは言えない。仮に、任意の外部刺激が、遺伝子へある一定の範囲内でバグの発生を限定するような仕組みが明らかになれば、獲得形質は遺伝するという研究発表がなされるかもしれない。つまり、そうした研究成果が現れれば、犬に襲われたというつよいストレスが遺伝子になんらかの作用を及ぼさせ、その結果、犬を見たら極度にこわがるような防衛反応を示す遺伝子へと変異する可能性が示唆される。もっとも、そこまでピンポイントで外部刺激と遺伝子の変異に密接な相関関係はないだろうと想像するものだが、ある種のストレスに反応しやすい領域は、ヒトゲノムのなかにもあるのではないか、と夢想するものだ。言い換えれば、広義の獲得免疫機構が、人間には遺伝子単位で備わっているのではないか、との疑問を抱いている。(獲得免疫そのものは、T細胞など、人体にも免疫系として備わっています。ただ、遺伝子そのものが、細菌やT細胞などのように、「外部の刺激(ストレスやウイルスなど)」の一部情報をとりこみ、免疫(形質)を強化するような仕組みを有しているのではないか、という想像です)(※科学的根拠のない妄想ですので、真に受けないようにお願いいたします。非コード領域の話も、うろ覚えですのでご注意ください)


1687:【どれくらい】
編集者という仕事がどれくらいたいへんかと申しますと、想像してみてください。最悪、いくひしみたいなへんちくりんを相手取って、売れる作品を書かせるよう、交渉しなければならない様を。仕事の依頼から出版までのサポート、原稿の直しのお願いまで、ほかに担当作家を30人以上抱えている状態で業務を同時進行する様を。ふつうに死にません? いくひしには真似できないし、まっとうな神経では仕事として成立しないと思います(いくひしみたいな超ど級の災害級人格破綻者はクリエイターのなかにもそうそういないとは思いますが)。礼儀やマナーも大事ですが、最低限、作家は締め切りを守りましょう。編集者は編集者で、作家が守れるような締め切りを組みましょう。クリエイター業界は得てして、余裕のある計画・進行を苦手としているように思えます。もっとも、現場のことはまったく知りませんので、これは憶測の、邪推でありますが。また、いくひしさんはすでに「毎日ショートショート更新するぞ!」と決めたじぶんルールを破りまくっておりますから、締め切りを守りましょう、できる計画を組みましょう、と口が裂けてもひとには言えないのでありますけれども、文章なら口を開かずとも並べられるので、ここでは隙を突いて並べてしまおうと思います。並べました。ごべんなだい。


1688:【拘りではなくて】
前にも書いたかもしれないけど、忘れちゃったので、もっかい並べときますね。いくひしさん、自作のキャラの名前がへんてこなのが多いのですが、たとえばさいきん編んだ掌編だと「宮善ノ(ぐうぜんの)八権(はっけん)」とか「マー、ジィ、ヨウ(ま・じ・ょ)」の魔女見習い三人組とか、あとは自作だと、「路坊寺(じぼうじ)清祢(きよね)」「伝森羽(でんしんば)森羅(しんら)」「慈洞範(じどうはん)梅鬼(ばいき)」「丸九内(まるくない)まりも」「隈ノ木(くまのき)胡桃(くるみ)」「江音間(えねま)グラ」「丹久場(にくば)イヴ」「ミヨ・シニガー(死神よ)」「戦々虚(せんせんきょ)右京(うきょう)」「哀緒(あいお)紅(くれない)」などなど、とかく、もじりネイムが多いです。これはべつに拘りがあるわけではなく、たんに憶えられないだけです。固有名詞が壊滅的にダメです。たとえば、武将の名前は、十人も言えません。織田さん、武田さん、伊達さん、徳川さん、足利さん、源さん、平さん、あとあの有名な、あのあの、わらじを懐であっためてた、サルと呼ばれている、うーん、うーん、でてこない! これネタじゃないですからね、いま本当にあの有名な、刀狩りしたひとの名前がでてきません。んで、そもそも武将がなんなのかも解かっていないので、上に挙げた名前はひょっとしたら武将でない人も混じっているかもしれません。地名とか、ヤバいですよ。いくひし、ホント、固有名詞が苦手です。短期記憶だけでなく、長期記憶もダメなので、よくある天才キャラとかではないです。いますよね、固有名詞はダメで、人の名前は憶えられないけど、画像とか体系化した知識なら忘れないって才能の持ち主。そういうのではないです。たんに、ほんと、記憶力がわるいだけ。ざんねんさん。なので、自作のキャラですら、つくっているあいだに忘れてしまいます。ひどいときは寝て起きたら忘れてるので、なんだっけ、なんだっけ、となりながら、なるべく忘れないようなキャラ名にしています。もうさいきんだと、キャラに名前付けるの放棄したりね。地の文から語り部の主語(一人称)を消しちゃったりして。いろいろ、あーだこーだ試しています。中編とかなら、最後までキャラ名を「@」にして、脱稿してからワードの「まとめて置換機能」で書き換えちゃうこともあります。キャラに愛着がないわけではないんですけどね。憶えられません。ただ、ああいうひと、という中身は忘れてないので、作者としては困らないのですけれども。ツーカー、ではないですが、ほらあれあれ、と言ったら、あーあれね、ともうひとりのいくひしさんがうなずいてくれる。もういっそのこと、この世のすべてがいくひしさんだったらいいのにな。独裁者みたいな所感を最後に、本日の「いくひ誌。」とさせてくださいな。ではでは、よい夢を。おやすみー!


1689:【二十時間かけて思いだす】
思いだしたー、豊臣秀吉だ!!! 検索せずにかってに出てくるまで待ってた甲斐があった。めっちゃ爽快。


1690:【寝過ごした】
久しぶりに12時間睡眠でした。寝たの夜の3時ごろで、起きたら15時でした。でも長編小説を一本読んだし、その分の情報を咀嚼したと考えれば、充分元はとれている睡眠だと思います。寝るのってけっこう体力いりますよね。本を読むのもかなり疲れる。いくひしさんはこのごろ、漫画を読んでもけっこうな疲れを感じます。たぶんですが、むかしは意識しなかったところを意識するようになったために、無駄な思考を費やしながら読んでいるのだと想像します。情報処理を多重にこなしている状態と言えばそれらしいかもしれません。ただ、あまりにおもちろい物語の場合だと、そうした処理をしようとする意識すら抜け落ちて、ただ物語に没頭します。本当ならその状態がもっとも脳に負荷がかかっている状態のはずなのですが、脳内麻薬がバンバンでていますから、主観的には報酬が満たされ、快感であり、癒しになっているように感じるのでしょう。いくひしは、小説でも漫画でも、なにか物語を摂取した場合、それを咀嚼して、バラバラのデータに分解するまでに時間がかかります。自動でときおり、摂取した物語が断片的に再生され、そのシーンは物語全体でどういう働きをしているのかを、想像します。そのときは必然的に、物語全体をもういちど思いださなくてはならないので、一度畳んだ地図を開くような思考の仕方をします。徐々にその頻度が減少し、物語の断片が浮上しなくなると、咀嚼が完了したようだ、と認識できます。とはいえ、そうしたときはすでに、どんな物語を摂取したのかも意識できないくらいにまで、記憶の底に沈んでいますから、咀嚼したぞ、という実感は湧かないのですが。自作の長編小説を編んでいるときも同様に、咀嚼と展開を繰りかえしている気がします。物語を咀嚼し、断片的な情報の塊として処理するためには、寝るのがいちばんの触媒になっている気がします。寝ないと、いつまでも物語は大きな塊のまま、ただそこにあります。いちど寝ることで、細部が欠け、穴あきチーズのような状態になり、物語にとっての柱だけが残るのかもしれません。まとめますと、寝ると物語は穴あきチーズになり、さらに細かく咀嚼され、断片として記憶される。ときおり浮上するそれら断片を地図を開くように展開すると、もういちど穴あきチーズのような状態で、物語の全体像が現れる。この繰り返しによって、穴あきチーズはどんどん穴を大きくしていき、最後にはもっとも濃い部分だけが柱のように残る。どんな物語構造だったのか、どのようにその物語をおもいしろいと思っていたのかを、そうして成分に分留することができるのかな、と想像します(断片から全体像を展開する癖は、虚構を編むうえですこしだけ有利に働くかな、と考えています)。ただし、抽出された物語成分や物語構造は、飽くまで、じぶんがなぜおもしろいと感じたのか、の主観的なデータですので、物語自体の構造や題材とずれていることには注意していたほうがよいかもしれません。


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参照:いくひ誌。【821~830】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054884277599

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