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いくひ誌。【971~980】

※日々水分が蒸発し、補充したさきから排出する、ただその繰りかえし。


971:【うらたろうが聴こえ飛んだエロ】
ウーロン茶うまい! はーい、みんな元気してた? いくひしはねぇ、もう一人のいくひしにえっらい怒られてしもうて、こってりしぼられてん。もう出ない。脂汗一つでない。なんで怒られたかって? 新作つむいでないからだよ! もうちっと言うと、いくひしが新作サボってるあいだにマンガばっか読んでるでしょ? もうね、いい加減にしろと脳内にいるもう一人のいくひしさんにこってり怒られてしもてん。はいはい、わかっておりますよ、脳内っておまえ、それけっきょくひとりやん、って言いたいんでしょ? でもさあなた、腕が一本しかない人に、おまえ腕一本やん、って言います? 鼻の穴が一つしかない人に、おまえの穴もひとつどこいったん言います? 言わないでしょ? 言わないで! 言ってもいいけどやんわりして! はい。もうね、こういう傲慢なところからしておまえはダメなんだと説教をいただきまして。言い方にさえ気を払っていればべつに指摘することはわるいことではないのにね。謙虚って何ですの。傲慢のマンはいくひしまんのマンなのに。……ちがうって言え! もうね、なんか一周回って傲慢でいい気がしてきた。改名してきょうから「いくびしごうまん」にしよっかな。なんか長いから「びしごう、まん」にしよっかな。思いのほかかっこいいぞ。ローマ字で書くと「BISIGOMAN」で、「ビー・イズ・アイ・ゴー・マン」でなんとなーくそれっぽい英語になりそうな気、しない? だめ? ほんと英語壊滅的にダメなので、ダメならダメって言って。あ、やだ、やっぱなし、言わないで。耳塞いじゃう。こわいこと言うのなし。こわいものナシなのはルフィくらいでいい。モンキー・D・ルフィくらいでいい。麦わら海賊団並の度胸なんてないし。でもひょっとしたら「びしごうDまん」にしたら、度胸がつくかもしんない。したら「BISIGODMAN」で「ビー・イズ・アイ・ゴッドマン」になる。釈迦っぽい。なんかつよそう。傲慢の塊にはぴったりの名前じゃない? え? もっと謙虚になれって? うっせ。いくひしはねー、ウーロン茶ごくごくしながらベッドに寝っころがってマンガをむしゃむしゃ貪りたいのじゃ。邪魔をするのはよすのじゃ。ウーロン茶がダメならココアでもよいのじゃ。ヴァンホーテンのココアがよいのじゃ。のじゃロリ狐おじさんの真似なのじゃ。某ヴァンてんてーのツイターでしったのじゃ。ヴァンてんてーがツイター復活してくれてうれしいのじゃ。ついでに言うと、こるものてんてー、がんばってほしいのじゃ。どっちも本、一冊しか買ったことないけど。余計なこと言うなって? 途中まではよかったって? そこはかとなくいい人ぶってた? 釈迦っぽかった? うんて言え! 傲慢なんじゃ。はーい。てなわけで伏線仕込むの、もういい? ではでは、三日ぶりのマンガ披露宴、はっじまるよー。では一冊目からまいりましょうかね。ちょっきし前置きが長かったので、サクサクいきましょー。中山敦支さんの「うらたろう6巻」です。桃太郎を題材に、大河ドラマ風味の和風ファンタジィですね。今回で最終巻なんですよ。ホント、柴田ヨクサル先生の「プリマックス」や「妖怪番長」でも思ったんですけど、え、これで終わるの、ちゃんとお話たためるの、ってのをきちんと折り目正しくたためるかどうかがプロかどうかの境目だと思うんですよ。その辺、柴田ヨクサル先生はホントすごいと思います。で、うらたろうはどうだったかって言うと、しょうじきちょっと物足りない感じがしたわけですよ。打ちきりなのかな? と思ってしまうくらいには、予定とはちがった路線だったのかな、と思ってしまう終わり方だったんですよ。でもね、1巻から読み直してみたら、その展開の早さ、物語の濃さに、おめめテンになっちゃいました。これね、6巻とか銘打っちゃうからよくないと思うんですよ。丸ごと一つの作品と見たときに、うらたろうという一本の物語、たとえばこれを映画にしてみたら、ものすごくおもしろくなる類のやつです。中途半端に一冊、二冊、と評価していくと、うーん、と腕を組みたくなってしまうんですけど、でも一気読みしてみ? あはーん、ってなるから。はひゃー、とはならなくとも、あはーんってなるから。無駄がない。ねじまきカギューからのファンとしては、しょうじきもうちっと長く読ませてほしかったんですけど、中山敦支さんらしい畳み方だったなと。けっしてうまくはないんですよ。だってうまいってのは要するに、市販のカレールーみたいってことでしょ? いくひしは中山敦支さんの味がすきで、だから中山敦支さんっぽく終わってくれて、つぎも読みたいなーって気になるし、そういう待つ楽しみって、物語をうまくたたむだけじゃ醸しだせないんですよ。いやほんと。柴田ヨクサルさんの畳み方もおなじで、けっしてうまくはないんですよ、言ったらめちゃくちゃ強引。でもその強引さが、心地よい。力でねじ伏せられたい欲求ってやっぱりあるじゃないですか。すきなひとには、多少強引に貪ってほしいわけですよ。なんの話かって? 物語の畳み方だよ!おまーせさん!! はい。うそは吐きたくないのでね、なんで終わっちゃうのってね、気に食わないところは言っていくスタイルは崩さないでいこうと思います。新作、楽しみにしてます。つぎはですね、文乃ゆきさん著の「ひだまりが聴こえる~リミット~1巻」です。BLマンガですけど、爽やかなヒューマンドラマでもありまして、いくひしまんとしては、ひゅーひゅーと冷やかしたい心地になります。ひゅーまんでかけたけどわかった? 今作はシリーズものの第二弾(?)で、主人公が大学を卒業し、就職したあとの世界ですね。いいですねいいですね。主人公とヒロイン役(?)のあいだに微妙なヒビが生じて、双方にそのヒビを拡げるくさび役が現れる。くさびってのは「割る」と「繋ぐ」の両方の役割があるんですね。そういう意味で当て馬とくさびは似ていると思います。さらにはふたりのあいだを取り持つ女性キャラにも新たな進展がありそうな気配で、はいこれ、いくひしが好きな多重構造ものの気配が濃厚です。仕事×恋愛×トラブルがそれぞれに連鎖していく海外ドラマ風味のやつ。一層目での解決が二層目の問題へと通じ、さらなるトラブルを誘発していくやつです。同時に、大きなトラブルを解決することで、その経験を通じて身近な人物関係の修復を行う。うまいですよね、構成が。もうかんぜんにBLマンガとして読む気ない。上質な物語だと思います。ただいくひし、ヒロイン役の男キャラ、無駄にイケメンで性格がよいのでね。ケってなる。甘いマスクには裏があってほしい。だってそうじゃなきゃ、いくひしの立つ瀬ないじゃーんってね。ねたましい、無駄に張りあっていきたい、ヒロインに。字余り。本作の主人公、太一、めっちゃかわいいんですよ。タイプです。あーい。つぎはですね、さいごになりました、なかとかくみこさんの短編集「飛んだピエロ」です。なかとかくみこさんは「塩田先生と雨井ちゃん」の作者の方です。しってます? 女学生と先生の爽やか恋愛ものでして、等身大の「大人に恋する女の子」って感じがして、読んでると、あーいるいるってなる。あーそうそう、ってなる。ふつうはね、おとなが女学生に手をだすなんてふざけんなって本を持つ手がぷるぷる震えてくるんですけど、この作者さんのはならないんですよふしぎと。むしろその先生なら好きになるわーってなる。女の子がかわいすぎて応援する気にはなれないけど。ちょっとうまくいかないと、いいぞもっとだ、ってなる。ね? いくひし性格わるいじゃろ? で、今回読んだのは、なかとかくみこさんの短編集でして、これがもう、はひゃーってなる。「塩田先生と雨井ちゃん」の前身となる短編(?)とかも載ってるんですけど、やっぱり女の子がかわいくて、で、ほかの短編も、あーその男に惚れちゃいかんよってのから、あーその男に惚れるのわかるよってのまで、ホント無駄にハラハラする。恋愛マンガだと思うんですよ、ジャンルで分けるなら。なのに無駄にハラハラする。無駄にハラハラするんですよ。無駄に繰り返してしまったけれども、だってハラハラするんだもん。おー、なんだー、文句あんのか。ふっじゃけんじゃねーぞこら。ふっじゃけんじゃねー。傲慢の塊のいくひしさんはなー、拷問にかけられてはえんえん泣きじゃくるノミの心臓なんだぞ。拷問にかけてんじゃねー。死んじゃうだろばかー。痛いのきらい。遺体になるのはもっときらい。ゴール・D・ロジャーになんてなりたくない。大航海時代を切り拓く前に、大後悔するのは目に見えてるし、後悔する前に、豪快に自作を世間に大公開したい。傲慢なくせして肝っ玉がちーせーのーって思った? 思うな! えぇおまえさんはなにかい、目のまえに腕が一本しかないシャンクスがいたとして、おまえの髪は赤いなーとか言っちゃうわけ? ついでのように、その腕どったの、なんて訊いちゃうわけ? べつにいいよ、シャンクスだもの。釈迦より寛大なお心のシャンクスだもの。それくらいで怒ったりはしないだろうけど、でもあなたが言ったのいくひしよ? 傲慢の塊で、拷問にかけてはえんえん泣きじゃくるノミの心臓を持ついくひしさんよ? そりゃ怒るでしょ。こらーって。軽い? 思ったよりノリ軽かった? なら、ゴラーにしておくけど、怒るよ。なんだったら、ゴリラーって言いかえすぞ。あなたのあだ名、きょうからゴリラだからな。いいのか。え、いいの? いやーちょっとやめときなよ、どう見たってそんなに握力ないでしょ、リンゴどころかバナナの皮剥くのですら怪しくない? だいじょうぶ? 代わりにぺろんってしてあげよっか? バナナの皮をぺろろんってしてあげるよ? なんかバナナをぺろろんって言ってると、バナナをぺろろんって舐めてる感じに聞こえない? だいじょうぶ? どんなバナナをぺろろんってしてるのか気になってこない? くる? こない? くる? くるの!? 下手したらいくひし検挙されちゃわない? 連行されたりしちゃわない? ちゃんと説明してよ、言いがかりだって弁解してよ、じゃないといくひし、あなたのこと一生ゴリラって言うからな。傲慢の塊からゴリラって言われるからな。いいのか。いいのーーー??? そこは拒否ってよ、いやって言ってよ、じゃなきゃ引くに引けないじゃんかばかー。なんて言ってるから、いい加減にしろとしぼられるんですよね。バナナジュースでもつくりたいのかな? ゴリラよりもゴラーで済ましたいし、検挙されるよりも謙虚でいたい。どうよ、うまくオチた? はぁ、つかれた。おわり、おわり。お、気が利くねぇなんか淹れてくれんの? そんなそんな、コーヒーなんか面倒でしょ? ウーロン茶でいいですよ。あなたが淹れてくれるだけでおいしいですから。ほんとほんと。いっつもありがとうね。なぁーんて言っときゃいーんだろ! 釈ー迦っっっ!!!


972:【燃料補給】
Best Part of Us _ AmPm feat. Michael Kaneko


973:【脳がとける】
HoneyWorks - 大嫌いなはずだった。
HoneyWorks - 可愛くなりたい
HoneyWorks - 日曜日の秘密
HoneyWorks - 東京ウインターセッション


974:【批判に批判】
批判に対して批判をしかえすのはアリだと思います。ただし、批評ならば批評を、批判ならば批判を返すべきでしょう。例外は、悪口のときです。悪口に悪口を返しては、暴力に暴力で応じるようなものです。差別に差別で返すのも同じでしょう。批判や批評には、相手を底上げする要素や視点が必ず含まれます。悪口や差別にはありません。何のためにそれを口にするのか。まずはそこから見つめ直していきたいものですね。


975:【じぎゃく】
マンちゃんそれ、ぶーめらんであたまスコーンのやつ。


976:【再発防止が重要】
同様の案件がないかを洗いだし、再発防止対策を会社規模、業界全体で立ちあげることが重要です。また、担当編集者の責任ではないことは誰かが声を張って訴えねばなりません。偉大な故人の名に泥を塗りたくなくて暗黙の了解にしていた業界、それからいざとなれば作家側の非(迷惑および詐欺行為)で逃げられると高をくくっていた出版社、あらゆる意味で権威主義(拝金主義)に陥っていたと思います。担当編集者へのケアを怠らないようにしましょう。


977:【はじめよっかな】
ディビさんのつぶやきをいいねいいねするためだけのツイッタアカウントつくろっかな。ヤングコミック、雑誌で買ったことないけど買ってこよ。コンビニで売ってるかなぁ。


978:【こじらせあるある】
こじらせあるあるだと思うんですけど、本当に心から好きになってしまった相手には欲情できない、みたいなのがむかしっからあって、さいきんディビさんの作品にもそれが反映されつつあって、めちゃくちゃ好きすぎてもはやエロアイテムとしての価値が相対的に下がりはじめている感じがすごくする。端的におかずにならない。むしろおかずになりたい欲求がハンパない。ディビさんまじヤバい。めちゃくちゃムズムズするのに魔性すぎて作品通してお預け調教してくる。まじヤバい。


979:【短編集】
森博嗣さんのブログ「店主の雑駁」を読んでいます。12/13日の記事で「短編集は売れない」と書かれていました。あーそうかも、とことしの11/23に参加した同人即売会を思いだしました。短編集「千物語」だけが異様にハケがわるかったのです。ほかの短い冊子も、なかなか最後までハケませんでした。タイトルがわるいのかな、と考えていたのですが、短編集だから、という要因もあったのかもしれません(複数冊あり、すべてに千物語と銘打っていたので、シリーズ物だと勘違いされたのかな、と予想していました)。ただ、電子書籍のKENP(既読ページ数)からすると、短編集が二番目に多く読まれています。おそらく以前、ツイッターで感想を書いてくださった気鋭の成人向け漫画家さんがいらっしゃったからでしょう。感想の影響力は絶大です。短編集が売れないならば、売れる短編集をつくれば、一躍スターですね。まったく別々のお話が、すこしずつ繋がっている。キモはそこじゃないかな、と思っております。


980:【めっちゃ寝た】
文芸とは関係ないのだが、世界一とかそういうレベルの称号を持っているのに、一般的な社会身分が保証されていないので(お金が稼げないので)自分の地位を守ることに必死になっている人間の無自覚な行動原理は、端から見ていておそろしい。何より若い世代が、違和感を抱えながらそのコミュニティに染まり、ボロボロになって消えて(離れて)いく姿には痛ましさ以外の感情が浮かばない。いくひしは眺めているだけで何もしないのだけれど。たぶん、どこにでもそういう流れはできていて、いわゆるそれが社会なのだなぁ。耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らすほかないのだ。いや、そうではないのかもしれない。わからない。


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参照:いくひ誌。【871~880】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054884402600

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