• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

いくひ誌。【941~950】

※日々飽きたり、諦めたりを繰りかえしている、なんども飽きるために繰りかえしている。


941:【美文がつむげないだけ】
どんな言葉を並べるか、ではなく、言葉に含まれる情報量を、どのような配分でちりばめていくかが肝要だ。文章のリズム感とは、情報の濃淡であると言ってよい。美文をただ積み重ねても、そこに律動は宿らない。


942:【てんきゅー】
文学フリマではことし二回の参加で、およそ210冊を配布した。おそらく一年以内に読まれる割合は5%もないだろうと考えている。そのなかで、はやくも感想をネット上に書いてくださっている方がいた。読んでいただけるだけでうれしいのに、感想まで……。好きになってもいいですか? ダメですか? はい……。そうそう、感想を書いていただけたからでしょう、該当する小説のPVが増加傾向にある。やっぱり感想のちからは偉大だな、と実感しております。言うても、書いてくださった感想が、「お、いっちょ読んでみっか」と思わず食指が動いてしまう楽しい書き方をされているのが大きいと思います。作者が読んでも心が折れないような配慮まで感じられ、ありがたい。てんきゅー☆ しかもしかも、初めて読書メーターに登録してもらっちゃった。いくひしのつむいだ小説も読書になるんだなーってウルウルしてしまう。好きになってもいいですか? ダメですか? しつこい? はい……。てんきゅー☆


943:【生存競争】
以前にも書いたが、現代ではほとんどの経済活動が栄枯盛衰を加速させている。一時期隆盛を極めても、十年、否、いまでは五年その地位を保つのが難しくなってきている。現状、第一線を走っているトップランナーを示して、五年後には消えてるよ、と言っておけば、とりあえずその予測は当たるだろう。それくらい時代が加速している。ゆえに、これから何かを成したければ、何が消えていくかではなく、何が残るかを考えていかねばならない。ツイッターでいくらいいねやリツイートをもらっても、その色合いは未来に残らない。ネット上で称賛を得ても同じことだ。一対一の関係性でどれだけ深く繋がりあえるか。うわべの関係性の量的数値が重宝される時代だからこそ、かつてないほど、意識の根っこの部分での繋がりが貴重になっていく。ある意味でそれは、付け入る隙に、まさしく付け入るやり方だ。上品ではない。適度に距離を保ちながら、縁を、点を、結んでいきたい。


944:【天才】
ディビさんがツイターで言及していた「めまい」さんという方のアカウントがある。ツイター小説とでも言うのかな、読んでるんですけど、もうね、いっしょう官能小説は書けないなってなる。こんな天才を目の当たりにしたら、よっしゃいっちょ書いてみっか、とはならない。リンク貼っときますね。https://twitter.com/dummyhug ホントこういうのが個性で、才能だと思います。あ、ディビさんは天才とかそういうのじゃないので。天災とかそういうのの類なので。神とか、悪魔とか、そういうのにちかいので。


945:【ジェシーおいたん】
真ん中のひとがなんど見てもジェシーおいたんに見える。https://www.youtube.com/watch?v=kc17H68IKMs


946:【今週の】
今週の「私と彼女のお泊り映画」がいいないいなーってなる。ああいうの、いいないいなだよホント。著者サイトの安田堂も見て。裏話が載ってるからね。こっちの今週のも、ああわかるわーってなる。うらやましいぞーってなる。あと、くらげパンチ新連載の「ロジカとラッカセイ」がどんぴしゃだった。かわいい。いい具合に狂ってるし、いいないいなだよ。あとはもうね、なんといっても少女終末旅行ですよ。かつてないほど百合百合してた、ぶっこんできた。はひゃー。ぴやわせ。


947:【繋がり】
表面的に観測できる鎖のことごとくを断ち切ってしまいたい。誰とも繋がらず、しんしんと積もる細々の奥地にて、なんの接点もなく、物語という幻想に浮かび、ぽよぽよとたてる波紋の連なりが、いずこで重なり、山となり谷となり、ときに打ち消し合い、そうした干渉によってのみ結ばれる縁を、繋がりと呼びたい。


948:【Gぺんましゅまろレールガン】
バカはカゼひかないっていいますけど、バカだって人間ですからね、ひきますよカゼ。一週間ずっと体調不良だったんですが、ようやく全身だるいのなくなりました。で、積みに積みあげつづけてきた本をきょうから崩していこうと思います。積みあげたものを崩すのって、快感ですよね~。いくひし、極めて極めて、極めきってから、いっきに台無しにするの、すきなんです。性格わるいじゃろ? 腹八分目っていうのかなー、もうすこしでイケそうなのに寸止めをくりかえす、みたいなの。焦らして焦らして、あともうちょっとで山頂なのにってところで、崖からいえやってダイブする、みたいなの。いったい何の話だって話ですよね。大沢やよいさんのマンガ「2DK、Gペン、目覚まし時計6巻」を読みました。あーあー、こういうの、こういうのだよ、みんな知ってる? 百合っていうのは、もにょもにょするんですよ、胸がきゅんきゅんするばかりじゃない、もにょもにょしちゃうものでもあるんです。しょうじきね、ヒモ体質の人間、だいっきらいなんですよ。同族嫌悪ですか? 同族嫌悪です! だからね、主要キャラのかえちゃんなんかぜったい好きになるわけないんですよ。すきだーーー!!! もうね、好きになっちゃいました。だってね、ただのヒモじゃないんですよ。夢追い人なんですよ。口だけじゃないんですよ。ちゃんと夢を現実に結びつけているんですよ。応援しちゃいたくなるじゃないですか。すきだーーーー!!! そんなかえちゃんを応援する奈々美さんも好きだーーーー!!!! 養ってくれ~~~!!! あ、まちがった。もうね、好きあってるし、付きあってるよ。これで付きあってなかったらなんなんだって話ですよ。でもね、明言できないからこそ尊い関係性ってのもありまして、だからそれが百合なんですよ。とぅき~~~。はい。はやく七巻読みたいです。つぎはだね、ばらスィーさん著のマンガ「苺ましまろ8巻」だ。いいかなしょくん、7巻の発売日、いつだと思う? 2013年だって。四年前!!! 待望のというか、もはやちょっと忘れかけていた名作の新刊だよ、興奮するなというほうがムリがある。いくひしがガンツを読みあさっていたころに、ゲオで購入した苺ましまろの1~5巻を読んで笑い転げていたあのころが懐かしいぜ。歳をとったのかな、もはやちょっと、笑いのセンスについていけなくなってきた感は否めない。でもね、そもそも苺ましまろはね、ギャグマンガじゃないんだよ。かわいいは正義、を世にひろめるための、聖書だからね。女の子がかわいい、ただそれだけのマンガであって、まったくイチミクロンも問題ないのだよ。読んでて思ったけど苺ましまろのチカちゃんってさ、少女終末旅行のちーちゃんと、すこし似てない? あーい。つぎはだね、「とある科学の超電磁砲」でごじゃるぞ。どぅふふ。拙者、女の子しかでてこないマンガが大好物でござって、ヘンタイとののしられようと、ロリコンの誹りにあおうと、まったく身に堪えず、摂取しつづける真正のベジタリアンでござるが、この口調、キモくはないでござるか? だいじょうぶ? いくひしのこと嫌いにならない? なる? ならない? どうでもいい? え、ウザいってそういう言い方はヘコむでござるよ。けっこう前から疑問なんだけど、どうしてSF大賞にレールガン、ノミネートされないんですかね。されてるんですかね? SFじゃねぇよ、みたいな見方をされてるんですかね。でもSFですよね。レールガンがノミネートされたことのない賞にいったいどんな意味があるんですかね。審査員の見る目を疑いたくなります。はい。権力に盾つきたい年頃です。大目にみてちょ。レールガンの新刊もけっこう久しぶりって感じがします。もはや前の巻がどんな話だったか忘れてる。でも問題ない。名作の条件として、途中から見ても、前知識がなくとも楽しめるってのがありますからね、えぇ。名作だと思います。おもしろい。考証とかどうでもいいですよ。おもしろけりゃいいんですよ。女の子がかっこよくて、かわいくて、すてきーってなったらそれだけで充分しごく。ほかに要素いる? いらなくなーい? もはや女の子を着飾るためのギミックでしかなくなーい? って黒ギャルっぽいいくひしが喚きはじめたのでって、黒ギャルしってる? もはや死語なんですかね。すきなんです。褐色系女子。はい。レールガン、相も変わらず脳汁ダクダクです。出汁がですぎて、脳みそスカスカになってしまう。バカになってしまう。でもバカだって人間ですからねカゼくらいひきますよ、バカだってひきますよ、寒くなってきましたからね、みんなー、バカには気をつけるんだぞ~!


949:【ムリヤリ恋ウェイで笑ってグレイプニル】
こんちわ~~~。みんな朝ご飯なに食べた? いくひしはね~~白湯~~~~。おいしいよねーお湯。湯気がぷわぷわしてて、はふはふしながら飲むとおいしぃーってなる。身体ぽかぽかするし、朝食にはもってこいだね。ほかにはなに食べたって? 白湯だよ!!! なんでお湯だけって疑問には答えられるが、答えたくない。なぜって惨めになるからだよ怒怒怒。はい。きょうは苦楽たくるさんの「女子高生にムリヤリ恋させてみた1巻」をご紹介しよっかなと。単なる感想ではなく、ご紹介したいわけですよ。あのですね、今作はですね、2017年度いくひしこのマンガがすごいで賞を受賞するのではないかともっぱらの噂でして、宇宙人が女子高生に強制的に恋心を発動させるという、ただそれだけの話なんですが、まぁ、おもしろい。なんといっても主人公の恋沼めばえさんがかわいいのなんのって、かわいいの~~~!!! 感情コロコロ変わる系女子、すきなんです。表情コロコロ変わる系女子と言い換えてもよい。もうね、ストップモーションアニメなら、制作陣泣かせになること間違いなしの顔面百十二面相具合ですからね、見ていて飽きないコミカル度。ふざけんじゃねーと怒鳴った直後に、恋する乙女百二十パーセントのちゅきちゅきモードで、さらにつぎのコマでは、なにさらすんじゃー、やめーい、なんて頭抱えたりしてて、もうね、キュート。アニマル的な意味合いで愛くるしいったらないですね。あー、こんなコが友達にいたら楽しいだろうなぁって心の底から思える、あー、こんなコが友達にいたら好きになっちゃうだろうなぁ、って胸がくるしくなる、そんなせつな愉快なマンガだよ。あんまし売れてる感じしないですけど、ぜひとも売れてほしい、そんで末永く読ませてほしい物語です。あーい。つぎはですね、えっと、猪ノ谷言葉さん著の「ランウェイで笑って2巻」ですな。虚構とリアルの境を狙ったリアル指向のファンタジィですね。ぜったいありっこない展開でありながら、リアリティを保つ手法には見習うところがぎょうさんです。ただもっとメインヒロイン千雪さんとの掛け合いを見せてほしいな、と欲張りにも思ってしまう。ランウェイの上が舞台になってしまうと、そこのところがむつかしくなってしまうんですよね~~。スポーツ物でも、そこのところむつかしくて、格闘技なんかは、リアリティレベルを下げてしゃべりながら戦ったりすれば、掛け合いと戦闘を両立できたりして、でも緊張感がなくなったりして、ガムとチョコは両方食べるとガムが融けちゃうよ問題に通じるものがありますな。展開はやくて、グッドです。つぎはですね、武田すんさんのマンガ「グレイプニル4巻」だよ~。一巻から三巻にかけて、ややトーンダウンしてたかな、と気づかされるほど、四巻は興奮する展開の目白押しでしたね。おもしろ~い。いい感じに話がぐちゃぐちゃしてきて、いくひし好みです。女の子がひどい目に遭うのはちょっと嫌なんですけど、目を逸らしてしまうラインをきちんと見定めて描かれているのはよいですね。あとけっこう女の子の裸とかてぃくびなんかが描かれてるんですけど、意図してなんですかねあんましエロくない。欲情的じゃないというか、人間を単なる観測対象(動物)として描いている感じが、好印象です。一巻とかは割と露骨に、えっちぃな、と思う描写が多かったんですが、徐々に減っているのは、担当編集が変わったのかな、という感じがしないでもないですね。基本的にいくひし、話がおもしろくなったら、担当編集が変わったのかな、って言いますからね。作者の実力があがったのかな、ってのは言うまでもないことなので言わないだけで、おもしろくなったらそれは作者の手柄ですからね。誤解なきようお願い申す。五巻が待ち遠しいです。グレイプニル、グレイプニルですよ、いくひしの好きなマンガです。身体がぽかぽか、頭がぽわぽわ、読むとおもしろーいってなる。白湯かよ! 味気ないなんて言わせないよ、飲めば気づくよ、素朴なうまさに、やめられなくなってもしらないよ。ご飯のお供に、作業の合間の小休止に、沸かせただけのお水をぐいっと飲んでみてはいかがでしょう。って白湯かよ!!!


950:【念のために書いておくと】
みんなー、とか言ってますけど、読者かぎりなくゼロだって知ってますからね。ただ数年後とか百年後とかに読んでくれるひとがおらんとも言いきれぬだろい? すこしくらい見栄を張っておきたいわけですよ。ああ、すこしは読者いたのかなって思ってもらえるかもしれないじゃん? 人類最後の人間がラジオを流してる体でやっているので、もし偶然読んでしまった方がいらっしゃっても、なんだこいつ、とか思わずにいてくれるとうれしいな。


______
参照:いくひ誌。【171~180】https://kakuyomu.jp/users/stand_ant_complex/news/1177354054881792711

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する