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制約のある物語

おかしなことに5月も終わりだというのに、鼻水が止まらない。
毎年5月初旬には花粉症は終わるはずだ。
今月は30℃近くまで気温が上がったりと異常気象な日々が続いていたが、それが原因なのだろうか。
それとも、新しいアレルギー?

さて、拙作の話でございます。
安倍晴明というと、先人たちが日本の魔法使いかのようにファンタジー要素たっぷりの物語を描いてきました。
晴明が陰陽の術を使って、式神を召喚して、鬼たちを次々にやっつけて……もうかっこいいですよね。
さらには相方はすらりと背の高い武人系の上級貴族。雅楽の天才と言われた、源博雅だったり。

でも……実際の晴明について調べれば調べるほど……なんですよ。
現実はそんなんじゃねーぜ。

晴明が陰陽師になれたのって、40歳を過ぎてからだから。
それまでは下級役人だった、おじさんだから。
陰陽師なんて陰陽寮のいわば中間管理職みたいなものだから。
大河ドラマの頃なんて、60代のおじいちゃんだから。
藤原道長なんて40歳以上年下だから。孫とおじいちゃんみたいな感じだから。
摩訶不思議な術なんて無いから。
親は狐とかありえないから。
さらにいえば、陰陽師で出世せずに、別の朝廷の役職についてるから。
さらにいえば、平安時代だから現代科学の話はできないから。
さらにいえば……

といった様々な制約を設けながら描いていく安倍晴明の物語

SEIMEI ~星を詠みし者~
https://kakuyomu.jp/works/16818093076400623453

まだまだ連載中。現在、第四話まで完結しています。
もしよろしければ、読んでいただけると非常に嬉しいです。

2件のコメント

  • 読むのもオジサンに限る、とかっていう制約かと……は、思いやしませんでしたが、星を詠みし者を読まざる者だったので、作品フォローしてきたー。そのうち読むよお
  • 西野さん、
    もはや、オジサンによる、オジサンのための、オジサン小説を目指すべきなのでしょうか。

    平安時代の雅やかで若い貴族たちが出てくる物語だと、女性人気が高いようですね。

    オジサンも、異世界転生してハーレムで無双すべきなのでしょうか?
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