小説を書くのには、ポメラを使ってます。
あまりたくさんの機能は入らない私にとって、
ただ文章を書くだけという機械は、ありがたい存在です。
ポメラの弱点をひとつ上げるなら、単三電池を使用することです。
私は文章を書いてお金をもらうアルバイトをやっていますが、
アルバイト代が、単三電池代で、割と消えます。
あと、友達とコンビニ寄って、
単三電池を買うと、不思議そうな目で見られたりします。
「電池とかなにに使うの?」
小説を書いているのは内緒なので、言ってしまいました。
「――これがね。地味に金に化けるんだよ」
友達は言いました。
「転売? 電池を?」
うん。似た様なもの。
発電する電気を、エネルギーを、金銭に変換する。
「効率悪そうだねぇ」
そう。もっと賢いやり方は、いくらでもある。
でも私は、バカなので、上手くやれません。
気が付いたら、今日も電池を入れ替える作業を行っていました。