こんばんは。暖かくなったり寒くなったり大変な毎日ですね。静岡はすっかり春めいていろんな桜が咲いていますが、皆様におかれましては春を満喫されていますか?
この2、3ヵ月サポーター限定記事でちょこちょこと連載しているロイデン騒乱記についての情報をまとめておきます。
一応小説情報ページも作成したので、そこからあらすじを転載しますね。
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ロイデン帝国は化けの皮を剥ぐと実は四つの大国と無数の小国からできている。まとまりを欠くこの群雄割拠の地で、四つの大国は周辺の小国を巻き込みながら長年勢力争いを続けている。
そんなある時代のこと、皇帝ルートヴィヒが後継者を定めないまま崩御する。この皇帝には三人の息子と一人の甥がいた。四つの大国はそれぞれ自分に都合のいい皇子を擁立して自分の息のかかった次の皇帝を立てようと画策し始める。
新たな戦争の火種が、そこかしこに燻り始めている。
南の大国ザイツェタルク王の息子ジギスムントは19歳。王と異民族の娘の間に生まれた彼は王位継承権を認められず、鬱屈した性格の青年に育っていた。そのジークと西の大国の元首であるノイシュティールン大公の『妹』エレオノーラが出会った時、運命は勢いよく転がり始める。
のちに賢王として名を残すことになるジークが自分の主君として選んだ皇子とは――?
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こんな感じの話です。
なお、キャッチコピーは「愛のために。野望のために。自由のために。正義のために。戦場で、君を待つ」です。
戦争する気満々だぜ〜!!
文字数としては、結構長くなる予定です。まだきっちりプロットを作りきれていないのですが、30万から50万字になると思います。全10章で、それぞれが3〜5万字ずつあるはずです。繰り返しますが、プロットが出来上がっていないので増減はあると思います。見通しが甘くて申し訳ないです。
今は近況ノートのサポーター限定記事として先行配信していますが、ある程度書き溜めたら通常の小説として一般公開の上で連載する予定です。
とりあえず第1章はプロットのとおりに進んだら全8話なので、8話まで書いて第1章が終わったら新しい小説として公開します。
サポーターになってくれるのが一番嬉しいですが、無料公開を待っていただいても構いません。とにかく読んでいただければ……。読んでもらえるならどんな形でもいいです。
ネタは、これも高校生の頃から温めていた話です。すごく思い入れがあるのですが、話の構造が入り組んでいて、ストーリー展開が二転三転したのでなかなか執筆に取り掛かれませんでした。
でも、蒼き太陽の詩を書き終えた時に、残りの人生で何本長い話を書けるかな、と思ったら、もう、今飛び降りるつもりで書くしかない、と。多少見切り発車でも、書かずに死ぬよりはマシだ、と。
そういうわけで本当に見切り発車なのですが、なんとか走り続けたいと思うので応援よろしくお願いします。
話の内容に戻って。
先行配信を読んでくださった方ならおわかりかと思うんですが、ジークという名の青年が主人公です。南の王子に生まれたジークが、西の大公にいじめられたり、北の女王にいじめられたり、東の隠者にいじめられたりします。とにかくずっといじられています。そもそも南の国の王位だってまだ継承するって決めたわけじゃないのに……。望んでいないのに歴史の奔流に飛び込まされます。
歴史、といっても、作中時間は1〜2年かなあ? 蒼き太陽の詩のような大河ではありません。
作者は、地獄からよみがえってきた大魔王クラウスと、西の天使レオぽんことエレオノーラを推しています。レオぽんはいい子なんですよ、この殺伐とした世界でまっすぐに生きている、ちょっと抜けたところもありますが、いい子なんですよ……あの兄と本当に兄弟か??みたいな感じ……あの兄はマジで人でなしなので。クラウスはなにも言うまい。
なお、残酷描写あり・暴力描写あり・性描写ありにしています。
残酷描写と暴力描写は戦争の最中です。レオの兄は常に歩く残酷描写みたいな男ですが、痛いことやグロいことは直接手を下しません。
性描写はジークとレオの愛の営みなので恐ろしいことはなにもありません。ジーク、お前も恋愛で政治を傾ける男になるんだな、ひとのことは言えないな。
全体的に殺伐としていて、足を引っ張り合い、騙し合い、殺し合います。そんなにたくさん死ぬわけではありませんが、鎌倉殿の13人に少し影響されたところがあるので、ちょっと泥沼ぎみにしたいと思います。この汚れた世界でレオだけが救いです。
そんな感じの物語ですが、力を入れて書いていきたいと思っているので、何とぞ何とぞよろしくお願い申し上げます。