連載していた「光を見つけに ―清国虎姫伝 番外―」、完結しました。お付き合いいただき、ありがとうございました。
・璃珀&霞彩
この二人は、割とあっさり設定が決まりましたなあ。本編を書いているときには、出てこないのにもう勝手に頭の中で動いてましたよ。特に霞彩。璃珀が冷静で穏やかで頼もしい人になった後、突然、内助の功を挙げるおちゃめな良妻賢母としてにこにこ義息子をからかってました。家庭内ヒエラルキー最強人物……。
・瓊洵
綜家当主璃珀の腹違いの弟。綜家お抱え護衛の長で、異母兄夫婦の護衛の他、隊商や工場の護衛もしたりしてます。二十代前半~半ばくらいで、独身です。
琥琅の義母である雪娟とは少年の頃、彗華で出会いました。で、艶っぽいことは何もなく別れた後、大人になってから一度だけ神連山脈で再会するも何もなく、そしたら彼女の養女である野生児を拾ったものですから、養育することにしました。まあ躾は、大方雷禅がやりましたけど。
養母が信頼していた人物ということで、琥琅もまあそれなりに信用してます。多分。
・「星満ちる洞」「企みは成功」
確か、雷禅と琥琅がいちゃいちゃしている(というか雷禅が振り回されている構図)のを思いついて書いた……だったような。冒頭の鳥獣ズも割とすぐ頭に浮かんだ覚えがあります。洞窟の中を書いているうちに、大人たちの素敵なお話ができあがったんだったな確か……。
時間軸としては、本編より少し前です。
・「翡翠の腕釧」「茶香る室」
本編では都合上書けなかった雷禅の過去話を書こうということで、書いてみることに。結構苦労しているんですよ、彼。
本編が終わるか終わらないかくらいにネタを思いつき、さらに、そーいや琥琅の腕釧って雷禅が贈ってるかもと考えた結果、元々は彼の持ち物だったことに。でも本当に彼は過去を過去のものとしているので、未練はないです。璃珀と霞彩も、彼のことはとても大切にしています。
・「星合い」
本編より少しだけ時間が経った頃の話。要するに七夕デート話です。
しかし「星満ちる洞」に比べると、あんまりデートっぽくないですよね。食い倒れ→いじけるですし。地味に友情出演の三人組です。もちろんあの後少しして、秀瑛さんは強制的に帰らされました。
途中のシーンはとっても楽しかったなあ(笑)。頑張れ雷禅。
こんな感じでしょうか。