連載「王様の旋律 ―再奏―」が完結しました。最後まで読んでくださった方々、お付き合いいただきありがとうございました。
では、恒例の設定裏話を。またまた一日空いてしまいましたが。
・リーヴィア
インノツェンツァというキャラをもう少し掘り下げ際立たせようと思っているうち、登場することが決定。
おっとりおおらかな性格で、私生活では少々頼りない夫や娘を支え見守ってきた。信心深く、家にも小さな祭壇がある。
・マリア
‘精霊の仮宿’など精霊絡みの世界観を自然に説明しようと作者が考えた結果、出番が増加。弟との会話もできて作者的には大満足です。
しかしその代わり、ウーゴが地の文だけの出番に……ごめんウーゴ。
・王太子
地位からすると最後の種明かしの場にくらい登場してないとおかしくね? とのセルフツッコミにより急遽登場。
優秀かつ温和な性格で、インノツェンツァと弟のやりとりを微笑ましく見守っていた。始祖に敬意を払うが父王と弟ほどの熱はない。
・アルベロとスクアーロ
作中に書いてあるように、木と土の意味。イタリア語由来です。この作品の名前は大体イタリア語なので。響きがよかったのと、インノツェンツァなら単純な名前にしそうだなあということで決めました。
なんか書き直すと、やたらめっさか飛び跳ねるワンコのように動く二体でした……。