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「鬼恋硝子の業結び」設定裏話・二

 前回に引き続き、設定裏話を。



 ・賀茂梓
 役行者が賀茂氏の出身なのと、古風な感じの名前をと考えてこの姓名に。梓弓は破魔弓で、巫女舞の採り物でもありますし。家紋は、賀茂社の神紋からです。
 普通の恋する女子高生をコンセプトに、テレビなどで見る生の女子高生を参考にしつつ、古い物に親しむ子にと心がけてみると、こういう子になりました。
 和食と裁縫が得意。普通に可愛い子なのですが、美人&可愛い友達二人を見慣れているので、自分は平凡な顔だと思っている……という裏設定つき。

 ・伊月司
 三音の名前を、ということで名前は決定。伊月は『月』がついていたから(オイ)。音最優先の姓名です。
 当初は単なる爽やかさんだったはずが、書いているうちにこんなことに。でもいい子なんです。
 梓のことは話も気も合う可愛い後輩と思ってますが、そっから先には進んでません。でも気になるしそばにいるとほっとできる子で、彼女に対しては誠実でありたいとも思っている。そんな感じ。

 ・伊月義孝
 前鬼・後鬼の五子が『義』の一字を名に持っていたということで、『義』の字がつく名前にしました。某有名イラストレーターが浮かんだのは秘密です。
 結局、決定的な理由は作者も不明。でも積もり積もった感情の結果の行動だと思います。まあ色々と修羅場くぐってきているので。
 いじめっ子で自分の意思を優先する人ですが、悪い人でないんです。司のこともちゃんと可愛がってます、はい。

 ・雪消
 山城国系賀茂氏は八咫烏に化身する建角身命(上賀茂社の祭神)を祖とする、ということで登場。ちなみに、三本足という記述は記紀神話にありません。あれはあくまでも、後世もしくは熊野の伝承。
 性別は雄。梓が大好きなので、構ってもらうのがとっても嬉しいんだそうです。いつか人間に化け、梓をお嫁にしたいんだそうです。ので、司は敵認定してます。

 ・茨木静
 役行者に仕えた女鬼は青鬼だったということで、青がつく名前になりました。
 可愛いものが好きで、物を作るのも好き。なのでガラス細工屋をやってます。仕えた男の生まれ変わりかつ恋に悩む女の子、な梓はストライクゾーンだったらしいです。

 ・茨木陽
 役行者に仕えた男鬼は赤鬼だったので、赤のイメージに通じる字の名前になりました。
 見た目が怖くて寡黙だけど、面倒見はいい人。知り合いから譲り受けた本屋をなんとなく経営中。主の生まれ変わりがバイトを探しに来たので即採用、次に来た末裔もなんか暴走しそうだったので監視を兼ねて即採用。……あれ、ただのおとーさんに思えてきました。

 ・里彩&優希
 名前も性格も今どきの若い子っぽく、かつでこぼこトリオな感じに、を念頭にしてみた結果、こんなことに。一年生の間では、美人&可愛いトリオとして知られているらしいです。
 方向は違えど、どっちも割と思ったままに言っちゃう性格。優希は単に、友達相手だろうと歯に衣着せぬ物言いなだけです。里彩は運動するからよく食べるだけ……のはず。


 この他、‘某番組のカレー企画’はリアルローカルネタだったり。だってカレーのリアルネタで書けそうなのといえば、これか某将棋士くらいしか……。



 今後は、ショートショートという名の言い訳集を公開する予定です。本編中もしくは前後の時間軸で、軽く数編ほどのつもり。

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