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『茶房カフカ』 裏ネタシリーズ 15.果物の蒸留酒

東欧や中欧では、果物を原料にした蒸留酒が作られています。チェコ、スロヴァキアのみならず、セルビアやポーランド、ブルガリア、ハンガリーなどでも果実の蒸留酒は愛飲されています。

チェコで有名な果物の蒸留酒は、何と言ってもスリヴォヴィツェです。プラム(スモモ)を蒸留して作ります。ちょっとしたお祝い事があると、スリヴォヴィツェが登場します。冷凍庫(冷蔵庫、ではない)できんきんに冷やし、ショットグラスに注いで一気に飲みます。わずかに粘性が増してとろりとした蒸留酒はかくだんに口当たりがよくなり、かくじつに飲みすぎます。

それ以外によく見かける蒸留酒は、洋ナシのフルシュコヴィツェ、アンズのメルニュコヴィツェ、サクランボのトシェシュニョヴィツェ、モモのブロスコヴィツェ、リンゴのヤブルコヴィツェです。イチゴのヤホドヴィツェ、黒フサスグリのリビーゾヴィツェ、ローズヒップのシープコヴィツェといった蒸留酒もあるようです。

サクランボのトシェシュニョヴィツェをよく冷やして飲んだ時には、ほのかに果実のかおりが鼻に抜けて嬉しくなりました。先日買ってきたアンズの蒸留酒メルニュコビツェを開けてみましたが、こちらも口に含むとほのかにアンズのかおりがしました。

2件のコメント

  • おわっ、本編の中でも触れられてた蒸留酒ですねっ!
    アルコール度数は結構高いのでしょうか?(*´ω`*)
  • チューブラーベルズの庭さま

    こんにちは。こちらにもおいでいただき、ありがとうございます。
    はい、作品中でも言及された果物の蒸留酒です。度数は四十度前後ですね。かなりきついです^_^;
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