タイトルのペルニークはチェコの伝統的なお菓子のひとつです。本文にありますように、大きめのクッキーに繊細なアイシングを施したクッキータイプと、パウンドケーキのようなケーキタイプの二種類があります。
クッキータイプのペルニークはしばしばヨーロッパ各国で見られる「ジンジャーブレッド」のチェコ版として紹介されますが、ショウガのかおりはほとんどしません。それより、クローブやシナモン、カルダモンなどを混ぜたスパイスのかおりがします。
下記サイトで一般的なペルニークの写真が見られます。
https://worldvoyage.site/local-dessert-czechNHKの番組でもチェコのペルニークが取り上げられていました。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
ペルニーク(クッキータイプ)
https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/331.htmlこのクッキータイプのペルニークはチェコ中央部にあるパルドゥビツェという町の名物です。パルドゥビツェの町中では土産物としていろんな種類のペルニークが売れらています。中には、大きなクッキー地にびっくりするくらい緻密なレース模様のアイシングを施した芸術作品もあります。
たとえば、こんなの。もう、もったいなくって、食べられませんよね。
http://www.pardubickypernik.com/それとは別に、ケーキタイプのペルニークもあり、こちらもチェコでは一般的なお菓子です。ペルニーク用のスパイスミックスが市販されており、それを使えば一時間ほどで作ることができます。生地にくるみを練りこんだり、ジャムを挟んだり、上にチョコレートや粉砂糖をかけたりするようです。
https://www.kucharidodomu.cz/recepty/pernik.html写真はスオウさんとコンパルさんが茶房カフカで飲んだお茶に近いものです。向かって右がはちみつ紅茶、左が『森の恵み』ならぬ『森の果実』です。後者は茶葉の入っていないフルーツティーです。