拙作をお読みくださるみなさま
こんにちは。佐藤宇佳子です。いつも拙作をお読みくださり、ありがとうございます。
さて、八月末から掲載を始めた『茶房カフカ』ですが、あと六話(+あらすじ)を残すのみとなりました。再来週の金曜日で完結予定です。もう終わると思うと、なかなか感慨深いものがあります。
長編を書くのは楽しくもあり苦しくもあるのですが、書けば書くほどうまく書けないと実感させられるというのが、今の正直な気持ちです。特に私の問題は執筆スピードで、推敲にものすごく時間がかかります。この『茶房カフカ』も執筆開始は三月、ひととおり書き終えても納得がいかず、十一月が終わる今でも、ちょこちょこ手直ししています。いやあ、難しいですね。
という愚痴はさておき、本日掲載の第37話をお読みになって、「こいつまたやったなー」と思われる方がいらっしゃるのではないかと思うので、言い訳させていただきます。拙作短編『落ちる』より『茶房カフカ』のほうが執筆時期は先でございます。しかも、一見似た展開ですが、よく見ていただくと内情は違うんですよー。未読の方もいらっしゃるでしょうから、具体的には申し上げませんが。気になったら、読んで比べてみてくださいね(宣伝です)。
作品は書き手が責任をもって完成させるものである、というのは原則論、カクヨムのようなウェブ小説では、読み手の方々とのやり取りで得た気づきを反映させてブラッシュアップさせるのも大いにありなんじゃないかと個人的に思っています。『茶房カフカ』では、細かい点で数か所、いただいたコメントを元に手直しさせていただきました。本来、カクヨムのコメント欄は「応援」であって「アドバイス」ではないそうなので、自分が他の方の作品を読むときには自重しなければと思っていますが、拙作については、応援でも感想でもアドバイス的なものでも大いに歓迎です。本当に、コメントはいつも、わくわくしながら拝読させてもらっております。
ということで、あと二週間、引き続き『茶房カフカ』をよろしくお願いいたします!