拙作お読みくださる皆さま
こんにちは、いつも拙作へお越しいただきありがとうございます。読んでくださる皆さまには、いつも励まされています。
現在連載中の『ハシボソガラス』も残り五章となり、折り返し地点を越えました。来週からの「家を守るー2」ですが、これはやや思い入れのある話なので、ちょっとだけ裏話をつぶやかせてください。
「家を守るー2」は、親族を失う話になります。自分がこれまで身近なひとたちをなくしてきた経験を少しずつ練り込み、昇華させてもらいました。
そもそも『イソヒヨドリ』を書き始めた遠因にも死が潜んでいるのですが、この「家を守るー2」はダイレクトに私の実母の死に触発されています。ちょうど一年前のことで、私は彼女の葬儀に参加しませんでした。それについては死に関するエッセイとしてまとめるかもしれないのでここでは詳述しません。
暗い話で恐縮です。
完全に個人的な事情であり、お読みくださる方々や作品自体には何の関係もないのですが、母の供養という意味を込めて気持ちに区切りをつけたいがために、近況ノートに書かせてもらいました。
悔いの気持を引きずっているわけではないことを、念のため、付け加えさせていただきます。どちらかというと、死の直後に何もしてあげ(るつもりが)なかった分を、こういう形でけじめをつけさせてもらうぜ、という極めて打算的な気持ちです。
暗いネタにいろどりを添えるため、九州東側の田舎県の空港の一隅の写真をのっけておきます。こういう光景も、この県ならではじゃないでしょうか。