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第二部完結のお知らせ・ご意見のお願い

拙作お読みいただいている皆様

いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。

さて、本日(2023年11月18日)、イソヒヨドリの町での第二部となる『ハクセキレイ』が完結しました。ひとえにお読みくださる皆様方のおかげです。ありがとうございます。

今後の予定ですが、2024年1月まで執筆期間をいただき、1月中のどこかで、第三部『ハシボソガラス』の連載を始める予定です。準備がなかなかはかどらず、はっきりとした見通しが立っていないのですが、短編集形式、合計6万から8万字程度になると思います。この第三部をもって、『イソヒヨドリの町で』シリーズは完成です。

『ハシボソガラス』では川野と﨑里ちゃんの親世代の話が中心となります。祐介、竹史、そして登場して瞬殺された﨑里ちゃんのお母さん、容子の高校生時代からのエピソードを綴るとともに、いくつかおまけの小話を付けるつもりです。

まだ不確定ではありますが、おまけの最後にと思って書いていた作品(一万字未満)を、独立させて十二月中に投稿する可能性があります。飲んべえふたりの小話です。どの飲んべえたちかは、見てのお楽しみということで(私の作品、男女問わずたいていザルでした……)ご承知おきください。

さて、ご意見のお願いです。改まることでもないのですが、真面目にお願いしたいことです。

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「普通になれない人たち」をテーマに執筆を重ねています。テーマがテーマだけに、執筆には慎重になる必要があると肝に銘じていたつもりなのですが、いくら気を付けていてもお読みになる方の目にどう映るかは、おしはかり切れません。とくに、扱っているテーマに敏感な方には、看過できない点が多々あることと存じます。ご意見広く受けていき、考える材料にさせていただきたいと考えています(すぐに作品に反映させられるかはわかりませんが)。

「これはちょっと違うんじゃない」とか、「これは受け入れがたい」など、気になる箇所がありましたら、コメントいただけるとありがたく存じます。
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最後に、これまで作中に登場した料理のうち、写真があったものをあげてみました。左が東京のチェコビール店で提供しているブランボラーク(ジャガイモのお好み焼き)、上がチェコ人が日本で作ったニンニク抜き大葉入りブランボラーク(まさに作中のレシピ)、右が金柑のフレンチトーストです。

それでは、お付き合いありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

5件のコメント

  • 完結、おめでとうございます!
    前作から引き続きお疲れ様でした。

    作中のコメントにも書かせていただきましたが、私がこのカクヨムを始めてから常に一緒にあった佐藤さまの作品が、前作から含めて伏線回収されたこと、あのような感動のラストを迎えたこと…。

    語彙力が足りず上手く表現できませんが、本当に感動しました。
    このようなデリートな話題をここまで書き切れるとは!

    次回の親御さんを中心としたお話はどのような展開、心理描写が描かれるのか、今から楽しみにしております!!

    そして最後に美味しそうな写真!!
    金柑のフレンチトースト、「読者プレゼント」とかないのでしょうか?笑

    それではまた!
  • 北川聖夜さま

    こんにちは。こちらにもコメントをありがとうございました m(_ _)m

    同期・北川聖夜さまからのコメントにはいつも励まされています。いつまで「カク」を続けていけるかは正直なところ分かりませんが、活動できる間は切磋琢磨しながら、いっしょに楽しんでいけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

    本作、「ふつうでないこと」について自分なりに感じ、考えていたことをつぎ込んだ作品になります。ものの見方は人それぞれで、同じものを見ても同じことを感じるとは限りません。ただ、マジョリティとマイノリティとに大別したとき、その二つのグループの平均的な感じ方にギャップがあるのなら、まずそれを知らねばならないと思っています。

    私の作品は、まだ、個人的なとんがった見方だけを下敷きにしているかもしれず、マイノリティの一般的な(あるいは普遍的な?)心の痛みを取り込み切れていないかもしれません。「平均」とか「一般的な」にも、簡単にそう言いきれないところがあり、どうとらえていくかは今後の課題ですね。

    親世代の物語は昭和から平成にかけての話となり、スマホもPCもない時代です。個人情報なんて概念もほとんどなかった時代です(^^;) 執筆しながら、この三十年ほどで私たちの生活も意識も、ずいぶん変わったなあと改めて驚いています。 

    金柑のフレンチトースト、これ、本当に簡単にできますよ。食パンやバゲットが余ったときに、お試しください! 一般的なレシピでフレンチトーストを作って上に生の金柑のスライスをのっけて焼いただけです!
  • こんにちは。

    崎里ちゃんのお母さんは、何かあるんだろうけど、深くは語られず、ずっと、
    「何かある……、何かある……。」
    と思っていました。

    なので、第三部も楽しみです。
    のんべえは、たすく君かな〜??
    見てのお楽しみ、ですね。

    普通に関して、は、あえて何も言いません。
    私はあまり、普通、にこだわらないので、意見がないのです。(;・∀・)
  • 加須 千花さま

    こんにちは。こちらにもコメントをありがとうございます!

    﨑里ちゃんのお母さんの容子さんね、ずっと私も気になっていて、わりと早い段階で、彼女の昔話は書いてみたいなあと思っていたのです。これまた、やや重たい話がからむので、どこまで書くかは未定なのですが。すくなくとも、ぴちぴち女子高生の容子さんの話は書きます! 

    十二月ののんべえさん、ふふふ、どのふたりかは、ノーヒント、見てのお楽しみにしますね。

    「普通」について言及くださり、ありがとうございます! あまりこだわらないのというのも、ひとつの貴重なご意見です! 参考になります。

    ありがとうございました。
  • こちらから失礼いたします。
    拙作に素晴らしいレビューを賜りまして、ありがとうございます。美しいお言葉で格調高く表現していただきまして、とてもとても嬉しいです。本当にありがとうございました。

    また、こちらからで失礼いたしますが、私が御作へのレビューが難しかった、とお伝えした件で、ちょっとうまくお伝えできてなかったな、と思いまして、この場をお借りして、もう少しお伝えさせていただきたく、下記に記させて頂きます。

    『ハクセキレイ』では性的趣向や、妊娠困難への言及がなされていました。私の周囲でも、ゲイやレズビアンの友人達もいますし、不妊治療をしている、していたが今はしていない友人、あるいは子供を授かった友人、また、DINKSの夫婦など、私も含めて色々な状況の人達がいます。

    御作を拝見して、それらの人達の顔が浮かび、改めて会ったり、連絡したり、話をしたりして、関係を見直すきっかけを、頂き、物語によって私自身に良い影響を与えて頂きました。

    ある意味で物語を上回って私自身の生活に溶け込んでいたので、感想はかけても、物語を紹介するレビューは書けないな、と思ってそのようにさせて頂いた次第です。
    佐藤様がご自身に理由を求めていらっしゃったご様子でしたので、言葉足らずだったな、と反省し、改めてお伝えさせていただく次第です。

    御作は細やかな心理の描写や、人と人との関わり合いの機微を取り上げている、深みのある素晴らしい作品と理解しています。
    今後もどのようなお話になるのか、楽しみにしています。
    ありがとうございました。
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