• 現代ドラマ
  • エッセイ・ノンフィクション

『茶房カフカ』 裏ネタシリーズ 26.時雨のはちみつ紅茶

ヒンカリとは本文にあるとおり、大きな水餃子、あるいは大ぶりな小籠包のような料理です。小麦粉をこねて作った皮は厚めのむちむち食感、それが包み込むのは、たっぷりのスープとハーブ香る肉団子です。いや、本当は「ひき肉を包んだ大きな水餃子」と説明すればよいのでしょうが、それでは説明したりないくらい、たっぷりとしたスープが包まれており、そこが特徴でもあります、

「肉団子」の中身にはいろんな種類があるようです。肉の種類も牛、豚、羊といろいろ、混ぜる野菜やスパイスも、地域性や時代性があるようです。食べたことがないのですが、キノコのヒンカリというものもあるそうで、スープに旨味が溶けこみ、めちゃくちゃ美味しいんじゃないかと想像しています。

ヒンカリはジョージア料理でして、日本国内ではあまり提供しているお店はありません。でもゼロではなく、ごく一部のロシア料理店とごくごく少数のジョージア料理店で食べられるようです。もしも貴重な機会に恵まれることがあれば、ぜひ、試してみてください。きっと病みつきになります。

ジョージアのヒンカリについてまとめた記事として、下記の小山のぶよさんのサイトをあげておきます。日本語で読めるヒンカリサイトとしては、おそらくもっとも詳細で写真も多く、楽しめるサイトだと思います。確実に飯テロになりますので、ご注意を(笑)。

https://ca-voir.com/khinkali-featured-jp/

添付写真はロシアで食べたヒンカリです。ロシアにはファストフード感覚でヒンカリを提供する小さなお店がいくつもありました。

ちなみに、ジョージア流の正式なヒンカリの食べ方は以下のとおり(上記ののぶよさんのサイトより)。本場ではヘタは残すのだそうです。

1.ヘタの部分を指でつまんで持ち上げる
2.くるっと逆さにして生地を一口かじり穴をあける
3.中のスープを穴から飲み干す
4.残りの具と生地をむしゃむしゃ

4件のコメント

  • ヘタの部分はちくわぶを連想させます。おでんの具になりそう^⁠_⁠^
  • 十三岡繁さま

    こんにちは! コメントをありがとうございます。
    ちくわぶ! 私が食べたヒンカリの(ヘタの)うちのいくつかは、確かにそんな感じでした。
    ちくわぶは関東に来て初めて見かけ、食べて、何とも言えない気分になりました。粉物は好きなので、基本「好き!」なのですが、なんだか、その存在意義にもやもやを感じます(^^;)
  • ヒンカリ、初めて知りました。美味しそうですね。本場ではヘタは残すのですね。ちくわぶは好きなので、食べてしまいそうです(*´ω`*)
  • 時輪めぐるさま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。
    いま、時輪めぐるさまって「トキワ」じゃん? と気づいてしまいました。……失礼しました、関係ないお話でしたね (^^;)
    ヒンカリはお勧めです! もう、むちむち食べ応えのある皮から、絶品のスープ、肉肉しい餡まで、全部おいしいんですよ。
    ヘタは、私も残す踏ん切りがつかず、毎回完食しておりました。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する