ヒンカリとは本文にあるとおり、大きな水餃子、あるいは大ぶりな小籠包のような料理です。小麦粉をこねて作った皮は厚めのむちむち食感、それが包み込むのは、たっぷりのスープとハーブ香る肉団子です。いや、本当は「ひき肉を包んだ大きな水餃子」と説明すればよいのでしょうが、それでは説明したりないくらい、たっぷりとしたスープが包まれており、そこが特徴でもあります、
「肉団子」の中身にはいろんな種類があるようです。肉の種類も牛、豚、羊といろいろ、混ぜる野菜やスパイスも、地域性や時代性があるようです。食べたことがないのですが、キノコのヒンカリというものもあるそうで、スープに旨味が溶けこみ、めちゃくちゃ美味しいんじゃないかと想像しています。
ヒンカリはジョージア料理でして、日本国内ではあまり提供しているお店はありません。でもゼロではなく、ごく一部のロシア料理店とごくごく少数のジョージア料理店で食べられるようです。もしも貴重な機会に恵まれることがあれば、ぜひ、試してみてください。きっと病みつきになります。
ジョージアのヒンカリについてまとめた記事として、下記の小山のぶよさんのサイトをあげておきます。日本語で読めるヒンカリサイトとしては、おそらくもっとも詳細で写真も多く、楽しめるサイトだと思います。確実に飯テロになりますので、ご注意を(笑)。
https://ca-voir.com/khinkali-featured-jp/添付写真はロシアで食べたヒンカリです。ロシアにはファストフード感覚でヒンカリを提供する小さなお店がいくつもありました。
ちなみに、ジョージア流の正式なヒンカリの食べ方は以下のとおり(上記ののぶよさんのサイトより)。本場ではヘタは残すのだそうです。
1.ヘタの部分を指でつまんで持ち上げる
2.くるっと逆さにして生地を一口かじり穴をあける
3.中のスープを穴から飲み干す
4.残りの具と生地をむしゃむしゃ