はじめまして、もしくは、こんにちは。
郷倉四季です。
少し前にドラマ版の「映像研には手を出すな!」を見たんです。原作が漫画で、アニメ化もした作品なんですけど、僕はどちらも触れていなくて、なぜか突然ドラマ版を見たんです。
主演が乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波でした。
申し訳ないことに僕は乃木坂46に詳しくないので、なんとなく見かけたことがある人たちの名前だな程度だったんですが、内容はめちゃくちゃ面白かったんですよ。
で、ドラマ版の後に映画版が来るらしいんですが、ライターのCDBさんが以下のように感想をツイートしていました。
――映画『映像研には手を出すな!』は、高校生が放課後の部室で「こういう脚本でさ、主役はあのアイドルで…」と設定だけ練って結局予算もなければ女優どころかクラスの可愛い子にも出演してもらえなかった青春の妄想を巨額の予算と超一流アイドルで本当に完成させたような映画です
これは見るしかないやつじゃん!
青春の妄想を巨額の予算と超一流アイドルで本当に完成させた映画!!!
妄想って、それに関しては、もうまったく何の力もないんだけど、ある種の無敵感を生みだすことはあって、そして、時々その無敵感の間に本当に現実を変えちゃう瞬間があったりするんですよね。
だから、妄想を全面的に肯定するんだ、って単純な話ではないんだけど、まったく無意味なものだと断定することもできないんだよなぁ、という考えの間を漂っています。
同時に妄想し、それを表に出すことが人を傷つける可能性を秘めてしまうことも分かっているので、うーむとなっている部分もあります。
在り来たりな物言いになりますが、妄想とはいえ、表に出すのなら客観性って結構大事ですよ、はい。
という訳の分からない話になってしまっているので、本題に入らせてください。
半年間、不定期連載にしていたエッセイ「オムレツの中はやわらかい方がおいしいのか?」を本日から、週一に戻します。
初回ということで、本日は二本のエッセイを更新しました。
一つは「40 〈鉄の玉座〉と「天皇制」という伝統を終わらせたあと、僕たちは何を思うのだろうか。」という、海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」と阿部和重の「ピストルズ」に関することを書きました。
タイトル通り、一つの伝統を終わらせることについての内容になっています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890981690/episodes/1177354054935473142 二つ目は「41 ナインティナインから学ぶ家の地下室に潜む腐臭を放つトラウマとの向き合い方。」という、ナインティナインの岡村隆史が結婚したことを浅田彰の「逃走論」に沿って考え、時々僕自身の父親に対して言及しました。
こちらもタイトル通り、腐臭を放つトラウマと如何に向き合うべきなのか、ということについて考えました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890981690/episodes/1177354054935474080 もし、お時間などありましたら、一読いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。