郵便局に曜日があるように、幸福にも休暇がある。
なのに、小説家志望をしていると休暇がありません。
幸福にだってあるのに。
好きでやっているから、良いと言えばいいのですが。
さて、そちらの小説の進みはいかがですか?
本日(気づけば日をまたいでしまった笑)11月10日って、小説家の加藤千恵の誕生日だったと記憶しています。
朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)の加藤千恵の誕生日のお祝い回が妙に好きだったというのが一つの理由です。
その回の酔っ払った西加奈子が非常に面白いんです。
もう一つ、加藤千恵の誕生日を覚えていたことがあって、とても個人的なのですが弟の誕生日なんです。
11月10日。
へぇ、加藤千恵って弟と誕生日一緒なんだぁとラジオを聴いていた頃に思ったんですよね。
そういうのって覚えているものなんですね。
ちなみに本日、朝に母親から「弟誕生日」という内容のメッセージが届きました。
信頼のなさよ。
まぁ父親の誕生日とかは未だに曖昧にしか覚えていないので、僕の記憶力を信頼しない母親は正しいのですが。
弟には何の捻りもないお祝いのLINEを送り、返答も何の変哲もない内容でした。
良かったぁ。
これで「兄貴、年内中に結婚しようと思うんだ」って言われたら、お祝い金の用意と、身内での食事会をするなら親父に失言させない為の対策を母親と一緒にせねば、となっていました。
あ、もちろん、おめでとうを死ぬほど言いますよ、はい。
さて小説の方より今、僕はエッセイの方が進みが良いです。
次の更新分は殆ど終わりました。
前回と引き続き吉行淳之介と「ノルウェイの森」のワタナベトオルと「存在の耐えられない軽さ」の三つのキーワードで、「ノルウェイの森」の冒頭を論ずる流れになりました。
本当、誰がこんな論に興味があるんだろうと疑問になってきます。
個人的にはもっと雑多なエッセイを語りたいのですが、しばらくは「ノルウェイの森」と戦後のあれこれにしがみついておきたいと思います。
とか、言って雑多な内容に入っていく可能性は全然ありますが。
最近、西炯子の「娚の一生」を読み直してみました。
帯には島本理生が「恋も人生も、海江田教授に教わりたい。」と書いています。
海江田教授みたいな人が近くにいたら絶対に楽しいし、頭が良くなれる気がします。
個人的に海江田のプロポーズ(?)の言葉が妙に好きです。
――ええか ぼくは「結婚しよう」と言うてるだけや
「幸せになろ」なんかいうてへん
――……し 幸せにならない 結婚ってなんなんですか!?
――知るかえ “幸福論”はぼくは専門外や
それとも何?
あてもない空手形振ってほしんか?
「一生幸せにするよ」とかなんとか
ま タダやから言うたってもええけど
弟が結婚しなくて良かった(?)と言った横で、海江田の台詞を引用している自分が不思議ですが、良い台詞だなと思います。
結婚した友人がある時、奥さんに対し「向こうにも向こうの人生があるから」と言っていました。
当然のことなんですが、妙にはっとさせられた部分がありました。
と言うことは、僕は結婚を「幸せにする」ものと旧来的な考え方をしていたんでしょうか?
ふーむ。
ちょっとだけ考えてそうだなぁ。
結婚については、またゆっくり考えてみたいと思います。
では、今回の宣伝は毎週土曜日に更新している「顔のない獣 その② とどのつまりを知っている」にしたいと思います。
――「妊娠期間と同じだけの時間があれば、野ざらしにされた死体は完全に姿を消すらしい」
そんな一文から始まる物語です。その②とある通り、その①があります。
その①を読んでいなくても問題ないかとも思うんですが、0話として前作のダイジェストもあるので、良ければそれを読んでから、本編を読んでいただければ幸いです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891861473 よろしくお願い致します。