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青年の四季についての創作報告書⑪

 郵便局に曜日があるように、幸福にも休暇がある。

 なのに、小説家志望をしていると休暇がありません。
 幸福にだってあるのに。
 好きでやっているから、良いと言えばいいのですが。

 さて、そちらの小説の進みはいかがですか?

 本日、切り株ねむこさんの「毎日は嘘の積み重ね」という小説が完結しました。
 そのタイミングでレビューを書こうと決めて、どういう内容にするか少し前から考えていました。

 浮かんでたのは、福田里香の「まんがキッチン」をベースに何か書けそうだなというものでした。
 そう考えていたのは連載の後半ごろで、印象的な食事シーンが幾つも書かれていたのが理由でした。

 ――少女まんがは、関係性の物語と言われているが、フードも同じだ。つまるところ、フードのうまい、まずいは、一緒に食べるひととの関係性に大きく左右されるのだ。

「毎日は嘘の積み重ね」の後半の食事シーンは幸福で、また美味しそうだったんです。
 その影響で、カレーを自分で作りたいなぁとスーパーにいく度に思っていました。

 ただ、一人で食べても仕方がないので、毎度諦めてバーのマスターがやっているカレー屋に行っていました。

 それをグループLINEに載せる度に、前の職場連中に「呼べよ」と総ツッコミを受けていました。
 仕事終わりの時間が合わないので、呼びにくいのです。

 話を戻して、「毎日は嘘の積み重ね」のレビューを書こうと思って今日はそれをしていました。

 他人様の作品にレビューを書くのは緊張するものがあります。
 下手なこと書けないぞ、と(毎回、うまくいったとは思えないんですよね)。
 
 書いてみて思ったのは、切り株ねむこさんの書く男性は、どこかしかに弱さがあって、その弱さが個人的に好ましく思って読んでいたなぁということでした。

 考えてみれば男性だけでなく、「毎日は嘘の積み重ね」は主人公を含む女性の弱さが描かれてはいて、前半の主人公の息苦しさは非常にリアルでした。
 
 そして、今思うのは主人公をその様に息苦しい場所へと押し込んでしまったのは、夫である男性の弱さに起因するんだなぁ、ということでした。

 男性の弱さについては、個人的に逃れられないテーマでした。
 僕自身が弱い男性の一人なので。

 とまぁ、つらつら書いたレビューのこぼれ話をしてしまいした。
 そういえば、今日は健康診断に行ってきました。
 学校行事みたいで楽しかったです。

 採血の時だけ、怖かったですが。
 我慢できないほどではありませんでした。
 大人になると色々我慢強くなるものですね。
 
 ではでは、明日は休みなので、体力が持つ限りは小説を書きたいと思います。

 流石にレビューのURLを貼るのはアレかな?
 良いか。
 本日、僕がレビューを書いた「毎日は嘘の積み重ね」です。
 勝手に載せて怒られたら、全力で謝る方向でいきます。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054890628844
 

2件のコメント

  • 郷倉さんへ。

    「毎日は嘘の積み重ね」にとても素敵なレビューをありがとうございました。
    aikoの曲まで出て来て、
    aikobonという本まで持っている私としては嬉しい限りです。

    それを伝えたいと思って、伝える場所を考えました。コメントは無かったので(しつこい笑)

    そして、やはりこちらがいいかなと思っていたのですが、大正解だったみたいですね!

    だって、こちらにも沢山書いて下さっていたとは!!朝方見て驚きました。

    元々レビューにも驚いたくらいなのです。
    あれは、もうレビューのレベルを超えていて
    郷倉さんのエッセイを1つもらえた気分です。

    本当にありがとうございました(土下座)

    夫の名前が途中から出てくること。
    そうなんです。
    それまで不穏な存在でしか無かった夫も
    あの時から永実子の中で対峙できる存在になったというか、元の「坂井正樹」に戻ったという風に
    表したかったんです。

    そこを拾ってくださり嬉しかったです。

    そして、郷倉さんに言われてみて思ったのですが
    確かに私が書くものは、女性は弱い様で強くなっていきますよね。
    それでいて、男の人の弱さ(笑)
    そんなつもりで書いてはいなかったのですが…
    でも、仕方ありません。

    息子を見ても思いますが、
    女子より男子の方がガラスのハートなのです(笑)

    目に見える男らしさを持った人や強気で威圧的な男の人ほど、女々しい…そんな気すらします。

    最近言われたのですが、
    私はそう言ったわかりやすい男らしさを苦手としている…いや嫌悪?しているみたいなんです(笑)

    実際、普段は男を強調していない人が、
    いざって時の包容力や決断力や優しさを持っている。
    それが私の好きな男らしさだと思っているので
    これからも、きっとそういう感じのキャラクターになるんじゃないかな〜と思います(笑)

    でも、弱いって悪ではないですもんね。
    自分で自分の弱さを知っている人こそ、
    強いと思いますよ。

    「毎日は嘘の積み重ね」の夫もその弱さに気づけたから、優しくなれた…永実子を解放出来たのだと思います。

    ちなみに、沢崎さんと書いている時に予測変換で出てくる郷倉さんと間違えてしまわないように結構気をつけました(笑)
    巻き込み事故になりますからね。

    私はよく予測変換で間違いをやらかす前科持ちなので(笑)

    そして、URLまで貼り付けて下さっているとは!!

    全力で謝る郷倉さんにも興味はありますが(え?笑)
    怒るわけがありません。感謝しかありません。
    本当にありがとうございます。


    私も明日からはまたカクヨムライフです。
    わくわくです(笑)
    (仕事などやっと落ち着きそうです)

    郷倉さんの作品、続きが気になっています!!
    読むのを我慢していました(笑)
    こちらの報告書も。


    あ、「呼べよ」の総ツッコミ、私も心の中で思いました。グループLINEに入ってもいないのに(笑)


    これからもマラソン頑張りますので、よろしくお願いします!!



    今日が郷倉さんにとって、
    ゆるく優しい1日になりますように。


    P.S.
    注射頑張りましたね。
    お疲れ様でした。
    今、こたつで寝ていないことを祈ります。
  • ねむこさんへ。

    レビュー大丈夫でしたかね?
    仰っていただいた通り(?)、なんだか、書いていくと僕の場合はエッセイみたいになっちゃうんです。
    書いている僕自身は楽しかったのですが、他の方が書かれるレビューとは違って、浮いちゃわないかが心配です(分量的には完全に浮いていますね、、)。

    あと、最終話かあとがきにコメントを書いていなくて、すみません。

    最終話に関しては「時々、少しの嘘もあるかもしれない…。」で締められるのが良いですよね。
    あ、永実子は嘘をここまで肯定的に捉えられるようになったんだなぁ。
    と思うと、冒頭付近からの成長を強く感じました。

    あとがきに関しては「小説って生き物!?」って気持ちすごくわかります。
    来週からの「片思い」がテーマの小説は今から楽しみです。
    ファンとしては、視点人物が男の子なのか、女の子なのか、が非常に気になる部分でした。

    みたいなことを思ったりしたのですが、コメントしなかったので後の祭りですね。本当にすみません。
    連載、本当にお疲れ様でした。

    男の子の弱さについて、本当におっしゃる通りだと思います。
    強気で威圧的な男性ほど女々しく、折れやすい。
    そんな気が僕もしています。

    揺るがない大木よりも、風とともにしなやかに曲がる竹の方が実は折れにくい。
    みたいな話なんだと思います。

    自分の弱さを知ることが、何より弱さからの脱却の近道だと僕も思います。

    (元)夫である「坂井正樹」の浮気相手との話とかも、そういえば読んでみたかったですね。笑
    浮気相手は永実子をどう思っていたのかなぁと。

    カクヨムお休み期間なのに、わざわざコメントくださって本当にありがとうございます。
    新連載のマラソン、無理だけなさらないでくださいね。

    ねむこさんの一日もゆるく優しい日になることを祈っています。

    注射、頑張りました!(子どもみたい笑)

    あ、こたつでは寝ず、ちゃんと布団で寝ました!
    褒めてください!(子どもみたい笑)
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