新作、『猫は神を知り、人は神に背く』の公開を始めました。
いつもの二人(笑)の恋愛話なんですが、彼らの「恋愛の是非」を論じる話です。
いろいろ書いてみて思ったのですが、私は「議論」自体が物語りの中心となるような話が好きかもしれません。
多分、プラトンの対話編を愛読していたので、あのノリが好きなのかもしれまんせん。
『饗宴』とか、議論も、間のドタバタも面白いですね。
宗教が絡むのは、私にとって「信仰」が生活の中心にあるからです。
とか言ってみたいのですが、そうあることができない自分への葛藤から、こういうのを書きたくなるのかもしれません。
一応、エピソードとしては、『県知事様はライトノベルを書きたい』に続く形ですし、こちらもどちらかと言えば宗教小説なのですが、やはり、短編は独立したものとして書いているつもりで、それぞれ、テーマがあります。
『県知事様~』:偶像崇拝
『猫は神を知り~』:自由意志と罪
こんな感じです。
いや、そんなにきちっとした神学ではなく、礼拝中にぼーっと考えた似非神学です(笑)私は、改宗前のイブラヒムと同じ宗派(←強調点)のキリスト教徒です。自分の駄目さを彼に投影しているところがありまして、申し訳ないです。
あとがきで書かなければならないこともあるので、どうぞ最後までお付き合い下さい。