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「野辺の出来事」について

拙作「野辺の出来事」にたくさんのコメント、ありがとうございました。気がつけば、もう3ヵ月近く更新していないので、こんな近況ノートを上げてみようと思いました。

2021/9/19 東京の西の郊外に「矢川」という川があるのですが、その周辺を半日かけて歩きました。

――住宅の密集した狭い路地を南に抜けると田園風景が広がる。

「野辺の出来事」は、こんなふうに始まります。実際は住宅街を抜けたら、多摩川の河川敷でした。正面に富士山が眺められ、中央高速が走っています(上段の写真)。ここから左手の方にしばらく歩くと、田園風景が広がります。

――川向うに並ぶ家は、どの家もこちらに背を向けていて、裏庭から川へ下りる小さな階段があった。

かつては生活用水として使われていたと思われる、川へ下りる階段。今はどうなのでしょうか(中段の写真)。

――「これは川。矢川」サヤ姉に訂正された。「うちの前の雑木林が水源」

川を上流へたどって行くと雑木林に入ります。やがて湿地となって、木道を歩くことになりました。ここから水が湧いているそうです(下段の写真)。

――「そこの林で拾ったオニグルミです」アヤが言った。

この雑木林を歩いていたら、オニグルミを拾いました。
薄い黄緑色の果皮をまとっていました。

そんなこんなで「野辺の出来事」ができあがりました。
ご覧くださった方々、あらためてありがとうございました。

10件のコメント

  • こんにちは~。お邪魔いたします☆

    文字だけでも爽やかな情景が浮かぶのに、写真まで入るなんて贅沢☆
    天気の良い日に訪れてますね。雪の無い富士山を、こんな綺麗に見れるなんて、あの近辺では珍しいです。不思議と涼しさが漂うのは、矢川の流れによるものなのでしょうね (*´ω`*)
  • > 愛宕平九郎さん
    こんばんは。近況ノートに写真がアップできると知って、ロケハン(?)した時の写真を載せてみました。拙作を読んでいただいた方が、この写真を見てどう感じるかな……というふうにも思ったり。なかなか更新できないので、お茶をにごした感もありますが(笑)。コメント、ありがとうございました。
  • こんばんは。
    なるほど、物語の臨場感は、こんな風にできあがってたんですね。
    オニグルミは、私の住んでいる地域では見ることはありませんが、物語の中では、すうっと自然に入ってきました。
    こういった丁寧な描写のひとつひとつが、物語を彩っていたんですね。
  • > 衞藤萬里さん
    おはようございます。家で頭をひねって、物語をいろいろ考えていましたが、どうにもうまいこといかず。それでとりあえず、舞台に想定している場所を歩いてみようと。結果、歩いてみてよかったです。想像力だけで書けたら本当にすごいのでしょうけれど。オニグルミは、昔山を歩いた時にも拾ったことがありました。コメント、ありがとうございました。
  • こんにちは。
    川へ下りる階段、いいですね。こういうものが東京の郊外にまだあるっていうのが素敵です。下段の2枚の写真、この暑い日々に涼しい風が吹いてくるような清涼感あふれる風景ですね。上段、説明を読みながら、脳内ではユーミンの「中央フリーウェイ」が流れました♪
    「野辺の出来事」がより身近に感じられる写真、見せて頂き楽しかったです📷
  • > 満つるさん
    こんな階段のある家がいくつもあって、住宅街だけどなんか、いい雰囲気でした。その家へ渡るための小さな橋も架かってて。水辺って好きです。この辺りだと、競馬場はもう通り過ぎちゃってますね(笑)。コメント、ありがとうございました。
  • ずっとカクヨムに来れてなくて、読めてなく、ごめんなさい🙏💦
    また少しずつ読ませて頂きますね📖
  • いえいえ、お気になさらず。こういうことは、時間のある時に自由に楽しくやるものだと思います。という私も、更新できていないのを少々気にしてはいますが(笑)。
  • こんにちは。
    拙作に暖かい応援をたくさん! ありがとうございます。
    コンテスト終わりましたら、読みに伺いますので、すみません。
  • > 来冬 邦子さん
    あ、いえいえ^^;。自分の投稿がなかなか進まず、他の方の作品を読んでばかりいます。私にとって俳句は難しいですが、何か自分の文章表現に生かせないか、などと考えつつ読ませていただいています。お越しいただき、ありがとうございました。
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