拙作「野辺の出来事」にたくさんのコメント、ありがとうございました。気がつけば、もう3ヵ月近く更新していないので、こんな近況ノートを上げてみようと思いました。
2021/9/19 東京の西の郊外に「矢川」という川があるのですが、その周辺を半日かけて歩きました。
――住宅の密集した狭い路地を南に抜けると田園風景が広がる。
「野辺の出来事」は、こんなふうに始まります。実際は住宅街を抜けたら、多摩川の河川敷でした。正面に富士山が眺められ、中央高速が走っています(上段の写真)。ここから左手の方にしばらく歩くと、田園風景が広がります。
――川向うに並ぶ家は、どの家もこちらに背を向けていて、裏庭から川へ下りる小さな階段があった。
かつては生活用水として使われていたと思われる、川へ下りる階段。今はどうなのでしょうか(中段の写真)。
――「これは川。矢川」サヤ姉に訂正された。「うちの前の雑木林が水源」
川を上流へたどって行くと雑木林に入ります。やがて湿地となって、木道を歩くことになりました。ここから水が湧いているそうです(下段の写真)。
――「そこの林で拾ったオニグルミです」アヤが言った。
この雑木林を歩いていたら、オニグルミを拾いました。
薄い黄緑色の果皮をまとっていました。
そんなこんなで「野辺の出来事」ができあがりました。
ご覧くださった方々、あらためてありがとうございました。