• に登録
  • 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

クライマックス

 僕は、クライマックスが苦手です。クライマックスを書こうというときどうしてもテンションが上がらないのです。

 そもそも、作家の感情や気分と作品とは直接関係はありません。作品と感情は全く別の隔たったもの同士です。気分が上がらないと書けないというのがおかしいのだと思います。

 ではどうするか?

 僕は小説を書くときに背景を目的として書くという倒錯した動機を掲げています。僕は矛盾した事柄が大好きだからです。何かテーマや思想のためではなく 背景や事象を目的とするという倒錯した動機が気に入っているのです。

 だから、クライマックスも 何か思想やテーマを描くというよりは クライマックスに起こる事象や背景を目的として描いていけばいいのだと思います。

 例えば、ニカとかなたが闘いお互いを殴るたびに星の歌みたいな綺麗な音が鳴るとか。
     ニカとかなたが対立をした時に、大地震で大地が真っ二つになり舞台である丘が壊れるとか。
     ニカとかなたがお互いの主張を言い合っているがその声がまるで銃弾のように物理的にあたりのものを傷つけるとかです。


 クライマックスにおいては、今までの舞台を壊すというのもアリだと思います。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する