ご参加の皆さん、お楽しみいただけますでしょうか?
ハイ、楽しんでますよね! と信じております。
前回に続いてご参加の方、新しく参加してくれた方、本当にどうもありがとうごさいます。おかげさまでにぎやかなスタートを切ることができました。
それとノートに感想を書いてくれた方々もありがとうございます。私自身がそうですが、ちょっとしたことでも反応があると嬉しいものですよね!
そうそう誰がどこで感想を書き込んでいるか分かりませんからね、ノートもマメに見ていただけるといいかと思っております。
まぁ無理することなく、カクとヨムと創作を楽しんでまいりましょう。
ここはとにかくそんな場にしたいと思っております。
それに先は長いですからね(笑)
さてあらためて。
第一回目は大盛況でしたよね!
新しい書き手さんも加わって、さらにいろんな物語が広がっていくのがわかりますね。書き手さんによって、後半がこんなにも分岐し、色づいていくのだな、と実感しています。
ちなみにお題はなるべく『無色透明』なものを目指して書いています。
性別、年齢等、どうとでも取れる感じにしているつもりですが、けっこう色づいていくのが悩みの種です。
もともと詰め込みタイプなせいだと思います。
ということでお題パートは書きやすいように自由に改変してくださいね!
あとですね、お茶漬けでどれがよかったかコンテストやろうと思ってたんです。
が、意外とどうやっていいものか分からないことに気づきました(笑)それになんかどれもよくて選べないなと。
まぁそんな感じですよ。
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ということで次回のお題です。
カレーの具材とよく似ているシチューです。
お題はホワイトシチューとしてますが、好きに変えてください。
なぜホワイトシチューにしたかと言えば、苦手設定を盛り込むためです。
それだけですが、物語的にはこういう回も必要かな、と思ったわけですね。
二人の関係がうまくいかない回というやつです。
なんて考えつつの第三回のお題は下記に。
第三膳『シチューと苦手料理』
今日のメニューはホワイトシチュー。
だが、ツレは珍しいことにスプーンにも手を付けず、その両手は膝の上に乗ったままだった。しかもなんだか泣きそうな顔をしてじっとシチューを見つめている。
まぁこれまで何度か一緒にご飯を食べてきて、相手の好みも大体は把握していたつもりだった。特に今日は寒かったから、体の温まるものをと考えて用意したのだ。
(ということは……牛乳が苦手だったか)
なんだか微妙な空気がわたしたちの間に流れている。
ボタンを掛け違えたような、しっくりこない違和感だ。
まぁ大人になってもやっぱり苦手な食べ物はあるものだ。
だからこそ食べたくない気持ちもよくわかる。
「……わたしもね、昔は牛乳が苦手だったんだ。ついで言うとセロリとグリンピースは今も苦手なんだよね」
その言葉にキョトンとした顔でわたしの顔を見つめてくる。
「まぁ苦手なものなんて誰にだってあるよ。無理する必要はないんだ。でもね、ちょっと食べてみたらどうかな?」
でも同時に食べてみてほしいという気持ちがある。
人の味覚は食べたものによって変化していくものだからだ。
昔は苦手だったものでも、食べた料理によって好物に変わることだってあるのだ。
知り合ったばかりなのに、ちょっと強引だったかな? たぶんそうだと思う。でも、これをきっかけに牛乳を使ったたくさんの料理が大好物になるかもしれない。
「元牛乳嫌いのわたしが開発したとっておきレシピなんだ。味見だけしてごらんよ」
ニッと笑ってそう言うと、覚悟を決めたのかツレは神妙な面持ちでうなずいた。
「い、いただきます」
それから慎重に、おっかなびっくり、スプーンの先をシチューにひたした……
⇒ to be continued