いよいよ折り返し地点です。
かなりスローペースですね。私ものんびりやってます。
さて五通目のハーフの事前予告になります。
本編への投稿は来週あたり。
だからまだ投稿しないようにしていただければと。
今回の投稿は『🐤小烏 つむぎ』さんです! トリではありませんよ。カラスです。すごく丁寧で雰囲気のある作品を書かれる作家さんですね。個人的には時代物を書かせたらすごく上手な人だなと。時代物には限らず、まぁとにかく個性的で面白い作品を書く方です。それ以外にもノートでのお料理披露が毎日あって、読んでる人はきっとみんな「小烏さんちの子供になりてぇ」と思っているでしょう(笑)
ということでお題パートです!
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可愛い千代丸
いえ いまは菊池 四郎 武光殿でしたね
武光殿は今 どちらにおいでなのですか
もう元服を済ませ 童《わらわ》ではなくなったお前様が
今さら神隠しに遭ったとは 母はどうしても思えぬのです
人攫《ひとさら》いに遭ったという者もおりますが
僅か十四とは言え 鬼神のごとく剣も弓も達者なお前様が
人に遅れをとるはずがありませぬ
殿様《ちちうえ》 叔父上様 跡目様《あにうえ》はじめ
ご家臣の多くも大友氏に討たれたと聞きました
でもいくら初陣とはいえ お前様が討たれるはずはない
お前様には不動明王様と 観世音菩薩様のご加護がついています
そう母は信じております
なにか事情があってのことならば 母は全てを飲み込みましょう
なにゆえ姿を見せぬのか 言えぬ理由《わけ》なら聞きますまい
しかし今こそ 殿様《ちちうえ》の跡を継ぎ
お前様が お家《いえ》のために立つときではありませぬか
この文を かの地に詳しい間者《しのび》に託します
文のひとつ 便りのひとつでよいのです
お前様の無事を 母に知らせてくださいませ
さすればこの母が 万の援軍を差し向けましょう
妾腹《そくしつ》の子と 軽んじられた日々もここまで
武光殿 いまこそ お前様の時なのです
殿様《ちちうえ》、跡目様《あにうえ》の無念をはらすのです
いま菊池のお家《いえ》は お前様の肩にかかっているのですよ
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今回もまた違った方向の手紙ですね。
どんな返信が集まるのか郵便局長として楽しみです(笑)