関川　二尋

まだまだ暑い日が続きますね。
さてKACも忘却の彼方に流れたことですし、北乃家サーガとしてまとめなおします。

御存じない方のために言っておきますと……
KACでのお題短編はもともと『北乃家サーガ』というシリーズになっております。

表題にも書きましたが、サリンジャー先生の『グラース家サーガ』というのがありましてですね。
ナインストーリーズ掲載の『バナナフィッシュにうってつけの日』なんかもその一つですね。
天才の兄弟たちが揃うグラース家のエピソードを詰め込んだシリーズがとにかくすごく面白いんですよ。

で、天才ではないですが、市井の人々でシリーズをやってみたらいいかなと、はじめたわけです。

が、それをまとめるだけでは芸がないなと、幕間に別の連続ストーリーを挟んで長編仕立てにしたわけです。

ま、一回目で終わるだろうと、そんな風に思ってたんですね。

これがもう三回目ですよ。
幕間のアイデアもホント考えるの大変なんだから。

とはいえ、ここまでやったら、まぁ頑張りますよ。
ということで、第三回目で発表した１０作品、これに幕間を挟んで公開していきます。

もっとも短編は発表当時のままです。
新規分は幕間部分のみ。
でも一緒に読んでもらえると懐かしさなんかもあるかもしれません。

それと発表当時、コメントやレビューをいただいた分が消えてしまいます。
もちろん下書きに戻しただけなので、抹消したりはしません。
私の宝箱の中に大事にしまってあります。

ということで、サクサク読めるサーガです。
疲れた時にでもお付き合いいただけると嬉しいですね。


※画像は北乃家サーガとは何の関係もありません。
　一生懸命塗ったぞ、という気合いを見せたかっただけです。
　ちなみに一体２センチくらい。